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小林旭(1938.11.3- )「小林旭 回顧録 第1回 裕次郎の背中」『文藝春秋』2023年6月号

『文藝春秋』2023年6月号
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C3KR6SPM


小林旭(1938.11.3- )
「小林旭 回顧録
第1回 裕次郎の背中」
p.240-249

「日活にダイアモンド・ラインができて、
宣伝部が俺に
マイトガイ、
[石原]裕次郎
[1934.12.28-1987.7.17]に
タフガイ、
というニックネームをつけたとき、
[宍戸]錠さん
[1933.12.6-2020.1.18]はなぜか、
"エースのジョー"。
『俺はモンダイガイだな』と言って
みんなを笑わせたのを思い出すよ。」
p.249

https://www.nikkatsu.com/dig/feautures/features_01.html
「日活ダイヤモンドラインとは?
1956年「太陽の季節」で鮮烈なデビューを果した石原裕次郎はタフガイの愛称で日活の看板スターとして活躍。1959年、マイトガイこと小林旭は「ギターを持った渡り鳥」などでブレイク。1960年、日活はこの二人にトニーこと赤木圭一郎、裕次郎二世として売り出したヒデ坊こと和田浩治を加えた四大スターをダイヤモンドラインと命名。彼らの主演作を毎月ローテーション的に、製作する方針「ピストン作戦」を決定。60年12月には宍戸錠のダイヤモンドライン参加が決定される。」

中原弓彦(小林信彦 1932.12.2- )
『日本の喜劇人』晶文社 1972.5
1973年芸術選奨新人賞(文化庁)受賞
新潮文庫 1982.11
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=11359495

https://www.amazon.co.jp/dp/4101158045

https://www.amazon.co.jp/dp/4103318287


「醒めた道化師(宍戸錠)が、
小林旭という無意識過剰のスターとぶつかるとき、
1+1=3 といったおかしさが生まれた。
小林旭「ちぇっ、キザな野郎だな」
宍戸錠「むしろ、文学的といっていただきたい」」
p.150

を、明治大学文学部学生だった頃(1973-77)に読み、
第六章「醒めた道化師の世界 日活活劇の周辺」の影響で、
宍戸錠が出演する日活アクション映画を
新宿ロマン劇場や池袋文芸坐のオールナイト上映でたくさん観ました。

このダイアログは、
谷口ジロー(1947.8.14-2017.2.11)
関川夏央(1949.11.25- )
『事件屋稼業 3』双葉社 1997.2
p.145「第21話 おとなはわかってくれない」
『新事件屋稼業[2]』日本文芸社[1985.11]
掲載誌『週刊漫画ゴラク』年月号数不明
https://note.com/fe1955/n/n8bf9562b2627
に登場してます。

「酔いたまえ 詩にか 恋にか
キザな人ねえ
むしろ文学的といってもらいたい」
p.145
「第21話 おとなはわかってくれない」

と、ボードレールとの組み合わせで、もっとキザに。
https://note.com/fe1955/n/n8bf9562b2627
https://www.aozora.gr.jp/cards/001732/files/55451_50088.html
酔へ!
ボードレール
富永太郎訳

https://bunshun.jp/articles/-/63196
文春オンライン 2023.6.4
小林旭 回顧録 第1回 「俺はいいとこAダッシュさ」
小林旭が語る“銀幕スター列伝”
石原裕次郎、萬屋錦之介、三船敏郎、鶴田浩二…
https://bookmeter.com/mutters/255362010

『文藝春秋』2023年7月号
《「お前一人のものにはできないんだよ」と…》
小林旭が明かした美空ひばりとの結婚と離婚
https://bunshun.jp/articles/-/63302


読書メーター
小林旭の本棚(登録冊数 4冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091548

宍戸錠の本棚(登録冊数 5冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091393

日活アクションの本棚(登録冊数 8冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091314

https://note.com/fe1955/n/n6cc0a819ea9a
小林信彦(1932.12.2- )
『映画を夢みて(ちくま文庫)』
筑摩書房 1998年1月刊
『新編 われわれはなぜ映画館にいるのか』
キネマ旬報社 2013年4月刊
『野獣の青春』日活 1963.4.21
監督 鈴木清順
原作 大藪春彦(新潮社版「人狩り」より)
脚本 池田一朗・山崎忠昭
出演 宍戸錠 川地民夫 渡辺美佐子 

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