見出し画像

授業中に泣きました

この前、部屋の掃除をしていたら沢山の手紙や年賀状などが出てきました。
これあるあるじゃないですか?笑
掃除中に手紙を見つけて読んじゃうの
久しぶりに見つけて、色々見てたら本当に懐かしくて
そしたら読んだことのなかった、
一度も剥がされていないセロハンテープで封をされていた手紙がありました。


これは今から8年も前の話。
私がまだ小学生だった頃。

その頃から、とても大人びていた私は
自分と周りとの差でとても悩んでいた時期でした。
今思うととても早過ぎる悩みだったなと思います。

小学校卒業間近でクラスはとても浮かれた雰囲気で、授業にならなかったり、いなくなる人がいたり、とてもいい環境とは言えませんでした。

周りが田んぼだらけの田舎の学校だったので、
走って遊ぶような子達しかいません。
授業中は消しカスを飛ばしたり、紙飛行機を飛ばしたり、帰りの会を待たずに帰る子や、先生のことも良くない言葉を使って呼ぶなど。
遠慮の知らない遊び感覚でやっていたのだと思いますが、
今までの良かった環境と比べたら、大差があり過ぎて当時まだ11歳の私にはその環境の変化は身体への負担が大きかったです。

私のクラスでの立ち位置は「お母さん」的位置でした。
クラスの前に立つ子。
先生に好かれるあの子。
皆んなに信頼されているあの子。

皆さんよく知るあの立ち位置です。
その位置であることも、その日々の中では負担になっていきました。

クラスがこのような状況になってしまい、
毎日、言葉では表現できない感情に襲われていました。

そんなある日、体育の授業中、
ドッジボールをしていた時です。
私はボールに当たり、外野に飛ばされて
体育館の端まで行きました。
クラスのみんなが楽しそうにプレイしていて、
私は凄く疎外感を感じました。

その瞬間、なぜか涙が出てしまって、
その場にうずくまりました。

そのあと何が起こったかは覚えていませんが、
放課後に担任の先生に呼ばれて
どうして泣いたのか尋ねられました。

私には分かりません。
理由なんて分かんないんです。
ただただこの日々が辛いのか、
私の存在がなくなるように感じたのか、
何も分かりません。

その日はただ黙って、
別の日に口を開いたはずです。

でも、嘘をつきました。

友達に悪口を言われた、と。

悪口なんて言われていません。
それっぽい嘘をついて。
彼らには悪いことをしました。

その時に先生にもらった手紙です。
あの時も一度も読んだことはなく、こんなにも長い間保管されていました。
少しだけ黄ばんだ紙、粘着力の弱くなっているセロハン。

なんだか"時間"を感じました。
今でもこんなに書けるくらい覚えている出来事です。
結構省略しているので読みにくいかもしれませんが。
年に一度は思い出します。
私の人生の中で1番と言っていいほどの出来事です。
そりゃあ、授業中に泣いただなんて忘れません。

私の人生はここから大きく変わりました。

まあ、その話はまた今度。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?