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戦術よりも戦略を磨け

こんばんわ。つい先ほどPTの後輩たちとzoomでお話をし、頑張ってる後輩っていいなあと豊かな気持ちになっているもんもんです。

さて、今回お話しするのはタイトルの通り「戦術よりも戦略を磨け」というテーマです。

普段あまり意識して使い分けていることは少ない言葉かもしれませんが、日本の言葉は美しく、繊細なところまできちんと表現している場合が多いです。


この機会にそれらの違いを理解し、後半に書いてある具体的なアクションプランを参考にしつつ、明日からの行動に反映させましょう。

では、早速!


まず僕の認識するこれらの言葉の意味合いはこうです。

戦術・・・実際の敵や課題が目の前に現れた時にそれをどうやって倒すか。その名の通り戦う術(方法)です。

戦略・・・敵や課題との戦いをどのようにして略するのか。字の通り戦いを略すると書きますね。

つまり言い換えると、戦術は「技」、戦略は「頭脳」です。

ではみなさんの生活場面ではどうでしょうか?

毎日いろいろな業務や課題、趣味などやりたいことがたくさんあって時間が足りないは人いませんか?

そのような人はおそらく目の前に現れた課題(タスク)をどのようにして倒すのか(=戦術)に注意が向いているかもしれません。

そこで今回提案したいのは、戦う課題の量を減らすことはできないのか。そもそもこの戦いを省略(=戦略)できないのか。という疑問を持つことの大切さです。

そもそも全く戦わないという戦略が完璧であれば、戦術は必要ありません。

戦わないのに、戦い方を鍛えても無駄です。例えるならばサッカーを全くやる気がない人が、ドリブルの練習をめちゃくちゃ練習するようなものです。

先に述べた日々業務や課題、趣味などを円滑にこなすためには、「戦術をどうするのか」を考えるよりも「戦略をどうするのか」を考えてみてはいかがでしょか!?

そもそもこの業務や課題はやる必要があるのか。省略できる箇所はないのか。

常に疑問を抱き続けてください。また、課題に対しどのような順番で、そのようなやり方で取り組むのが一番生産的なのかなどを考えることも戦略です。

戦略を考えることは生産性を向上させることに直結します。

上司から引き継いだやり方に対して疑問を持つことなく、淡々と取り組むのはもったいない可能性があります!


日々戦略を意識しながら課題にとりくんでいると、徐々に自分の中の「鉄板の戦略」のようなものが生まれてきます。これが出来てきたらいい傾向です。

数々の戦略を組み立てる中で、無意識のうちに効率の良い戦略が導き出せるようになってきます。こうなれば時間もウィルパワーも節約できます。


僕たち理学療法士が日々の仕事の中でそ出来そうな即効性のあるアクションプランとしては

①PCと紙の記録など二度手間になっており、略せるところはないかを探す。

②患者さんのリハビリでまずはROMexやって、筋トレやって、歩行練習をするのが本当に一番効果がでるプログラムなのか。そもそもこの人に筋トレは必要あるのか否かを考える。

③他部門とのやり取りで、いちいち紙に情報を印刷して渡しているが、そもそもオンライン上で実行できないのかを考える

④このカンファレンスは本当に必要なのか、もっと短縮できないのかを考える

などなど、考えればどんどん出てきます。

というかおそらく全手の仕事において戦略を考えることが出来ます。


カンファレンスで自分の意見をいかに相手に伝えるかを一生懸命に考える。しゃべり方を意識するなど戦術を磨くことも悪いことだとは言いません。自分の意見を理解してもらうような表現の仕方もめちゃめちゃ大切です。

ただ、このようなケースでわざわざそこに労力をつぎ込むくらいなら、【自分】というものをブランディングし、【自分】の考えだから正しいに違いない!!と周りに思われるような存在になる。

などの戦略を磨くことや、それ以前のカンファレンスの必要のなさを組織に提示しそもそもの開催を無くすことなどに労力を注ぐほうが長期的にみてもコスパは良いです。


本当に戦略を上手に組み立てられると、理論的には何かと戦う(競い合う)ということが一切なくなります。

少し話は脱線しますが、今から整形の領域で日本一を取るんだ!と思ってもPT業界の花形であるこの整形領域で頂点を取るのはおそらく無理です。(もちろん目指すなとは言いません。すばらしい目標だと思います)

むしろ戦略的に考えるのであれば、日本で一番介助用車椅子のフットレストに詳しいPTになろう!とニッチな領域で頂点を狙うほうがよっぽど現実的です。

つまり、「勝てない戦いはしない。無理な敵からは逃げる」です。

ただ、ニッチな領域で勝負するのであれば、なんでもいいわけではなく、社会的に必要とされているが、まだ深掘りされていない領域にしないと、誰の目にも止まらずに終わってしまいます。

先日の投稿にも書きましたが、このような社会的に必要とされているがまだ深掘りされていないニッチな領域への気づきを得るためには、広い視野を持ち多様的に生きていく必要があります。

常に変化を求めてください。必ず役に立ちます。


最後に今回のまとめです。

目の前の課題をどう倒すのかという戦術的な視点を磨くよりも、この課題と戦わないためにはどうすればいいのかという戦略的な視点で物事を見てください。

そうすることで仕事の生産性は向上します。常に疑問を持つ意識をしてみてください。

今回は以上になります!

では!ドロン!





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