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東洋大好きありがとう 4年 田頭亮太

前回4年マネージャーの大塚ひかるから紹介がありました、来シーズンよりザスパクサツ群馬に加入させていただく田頭亮太です。

まず初めに、日頃より東洋大学体育会サッカー部、ザスパクサツ群馬を応援してくださる皆様ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

まとまりがなく長いブログになりますが、最後まで見ていただけたら嬉しいです。

前のブログでも書きましたが、同期の早乙女勝海くん(4年/早乙女勝海)から1年生の時に「一緒にサイドを切り裂こうぜ!」と言われてから3年以上が経ち、早いもので、もう大学サッカーの終わりが見えかけてきています。
未だに勝海くんと一緒にサイドを切り裂いたことがありません。早く一緒に切り裂きたいです。

今回僕が書くのは、「東洋大学への感謝と責任を持つ」ということです。

僕は東洋大学での4年間がなかったらプロになれてないと思います。東洋大学に入学したことで、監督である卓さんと出会い、最高の仲間たちと出会えて、夢であったプロサッカー選手が、だんだんと目標となり、夢を叶えることができました。東洋大学には本当に感謝しています。

僕はありがたいことに1年生の頃から試合に絡ませてもらい、2年生からはほぼ全ての試合に出場させてもらっています。そして今シーズンに入り、目標であったプロサッカー選手になることができ、Jリーグデビュー、Jリーグスタメンフル出場など、多くの人が順調な大学サッカー生活だと言うと思いますが、実はそれだけではありません。僕の中ではかなり悩み、葛藤など苦しい思いを特に今シーズンはたくさんした大学サッカーです。

思い返せば、去年試合の次の日のリカバリーで当時のキャプテンであり、現在SC相模原で活躍している泰良くん(前田泰良選手/2023年度卒)に「田頭は来年苦しいシーズンになると思うよ」と言われ、その時は意味が分からず、特に何も考えずに聞き流していました。

今シーズンに入り、卓さん(井上卓也監督)と話す機会が今まで以上に増え、そこでいつも話すのが個人のこともありますが、大半はチームのことです。卓さんにプレシーズンの時に「今まで試合に出ていて他の選手より経験値がある。プロや選抜の方で経験したことも含めてチームに還元して欲しい。一緒にチームを作っていきましょう」と言われ、最初は還元すると言われてもなにをしていいのか分からず、特に何もしていませんでした。

今までは先輩についていくだけで勝手にチームとして完成していましたが、今年は最高学年であり、自分たちがチームの軸になる立場になって自分の無力さを感じ、すごく悔しい思いをしました。

僕は本気でこのチームで日本一がとりたいです。そのためになるのなら、と僕自身が経験して感じた事をチームに伝える事にしましたが、僕の伝え方が下手で反感を買うこともあったと思います。皆ごめん。

その時去年泰良くんに言われたことが痛いほど分かるようになりました。伝えたいことがうまく伝わらず、すごく悩んだし、別に自分のことだけに集中して何も言わなくてもいいんじゃないかと葛藤も生まれました。

4年生になれば嫌でも先のことを考えないといけなくなり、進路についてかなりピリピリする時期です。僕らの代は下級生の頃から試合に絡んでいた人が少なく、周りからは空白の一年や僕の代は気持ちが入ってないなど、さらには東洋じゃ日本一は無理など色々なことを言われました。僕はその度に笑ってはいましたが、内心すごく悔しかったです。周りの評価は結果でしか覆せません。なので、絶対日本一とりましょう。

今シーズンは大学とプロの二足のわらじを履いた生活になり、当たり前に皆とグラウンドで会っていたのが、群馬に帯同している間はなくなり、僕は寂しかったです。

最近は1ヶ月半帯同していたので、さすがに寂しくなり同期の何人かと電話をしました。やっぱり皆と話していると楽しくて時間があっという間に過ぎていて、僕は「あーやっぱ東洋大好きだなあ」と思いました。

大学とプロの行き来は周りから見ればチームによって戦術が違ったり、移動もあったりして、大変と思われがちですが、僕は自分の中でとても成長している、プラスの要素が大きい充実したシーズンを送れていると思います。

プロの方に行けば大学のレベル、強度より遥かに高いレベルや強度でサッカーができるし、経験豊富な選手とのコミュニケーションも取れます。

でも僕が1番成長できている要因としてはザスパクサツ群馬の監督である大槻さん(大槻毅監督)との出会いだと思っています。大槻さんは選手に対して愛を持って接してくれるし、良いところ、悪いところを包み隠さず伝えてくれます。

これは選手からしたら良いところを褒められたら嬉しいですし、悪いところを伝えてもらえると改善ができるのでとてもありがたいです。さらには僕は大学の試合もあるので、帯同できる期間に限りがあるなか、特別指定選手としてJリーグにも出場させてもらいました。

初めてスタメンで出た、いわきFC戦の前に大槻さんに「ふてぶてしく戦え。お前に責任を与える。人は責任を持って成功体験することで初めて成長する。」と言われ、その言葉が自分の中ですごく響きました。その試合で勝つことができ、自分のプレーが90分通して通用したことは僕の中で大きな自信になりました。

今考えると僕は今まで責任を持つことから逃げていたのかもしれません。この東洋大学体育会サッカー部というチームで日本一をとると言いながら、自分がそのためにチームになにをもたらせているのか分からず、チームの責任を負うことから逃げていたと思います。

しかし、もうそんなこと言ってられません。大学サッカーの終わりが近づいているし、僕は東洋大学に何も残せていません。残りの試合数も少なくなってきました。この仲間と少しでも長くサッカーするために、皆で力を合わせて必ずインカレに出て日本一になりましょう。

最後に、僕は本当に幸せ者です。今まで何不自由なく、サッカーをさせてくれ、支えてくれた家族には本当に感謝しています。そして、東洋大学にきて最高の同期、先輩、後輩、スタッフと出会うことができて良かったです。

特に同期とは多くの時間を一緒に過ごしてきたからこそ胸を張って言えることがあります。

「とても心強い最高な仲間、友達だ」

本当に皆に感謝したい。東洋大学でよかった。ありがとう。

とても長々と書いてしまいましたが最後まで見ていただきありがとうございました。今後とも東洋大学サッカー部の応援をよろしくお願いします。

次回は絶妙に面白くないギャグを言う川上康平くんです。いや、彼は面白いのかもしれません。普通の人の次元じゃ理解できない面白さを提供してくれます。そんな彼が書くブログはとても内容の濃いものであり、面白いブログだと思います。お楽しみに!

東洋大学体育会サッカー部 4年 田頭亮太

田頭亮太(たがしら・りょうた)2002年2月7日生まれ
練馬FCU-12→練馬FCU-15→東福岡高校

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