【ドイツ事情】特別な日に日本食レストラン? #293
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。
前回は「スピーカー音のない静かな街」というテーマでお話しました。
今日は「特別な日に日本食レストラン?」というテーマでお話します。
「中華レストランは気軽に行けるけど、日本食レストランに行くのはちょっと緊張する」とドイツ人の友人や知り合いが言っていました。
日本食レストランは高級感があって、何か特別な日に行くイメージのようです。
実際、値段も高いですしね。
それに、行儀良くしなければいけないし、作法を知らないと恥をかくのではないかと思う人もいてハードルが高いようです。
特にデュッセルドルフの日本人が料理人のお店は高級イメージですね。
しかし、デュッセルドルフの街以外では、料理人が日本人のお店は少なく、たいていフィリピン人、ベトナム人、韓国人、中国人などのお店です。
お寿司を提供しているお店は多いのですが、日本のお寿司とはかなり違います。
ドイツでは日本のように豊富なネタはもちろんありません。
握り寿司のネタはサーモンがやたら多いんですよね。
巻き寿司に入っているのは、きゅうり、にんじん、ツナ、カニカマなどになります。
そんなお寿司でも、ドイツ暮らしが長くなると食べたくて仕方なくなりますので、ときどき近くのお寿司屋さんに行っていました。
ある時は、ドイツ人カップルの男性が相手の女性に、すき焼きの美味しさについて力説していました。
「すき焼きって知ってる?」から始まり、作り方から食べ方まで詳しく説明していたので興味津々に聞いてしまいました。
また、ある時はドイツ人カップルの男性が相手の女性にお箸の持ち方を教えていました。
お二人が私のほうをチラチラ見るので、私も少しアドバイスさせてもらって、最後のほうはお箸を上手に使って日本食を召し上がっていました。
日本の食文化に興味を持ってもらって嬉しい気持ちになったものです。
最近は、お寿司だけではなくラーメン、ぎょうざ、丼もの、焼き鳥、お好み焼き、たこ焼き、うどんなどカジュアルな日本食レストランも増えてきて、どこも大人気のようです。
特別な日ではなくても、日本食はおいしくて健康的、お箸が使えるのはかっこいいということで、毎日行列ができるお店も多くなってきています。
皆さんは、どのような感想を持たれましたか?
それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!
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