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【ドイツ語】白いモミの木でつくられた黒い森の家に泊まる (ドイツひとり旅)#551

画像引用:Gästehaus mit Zimmern & Suiten in der Geroldsauer Mühle (geroldsauermuehle.de)

※ 音声はコチラ↓ 

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


stand.fm の音声を聞きながら note でのスペルや書き起こしを見ていただくと分かりやすいと思います。

第550回では1週間のまとめとチェックをしました。

(ちょっと喉に痛みと腫れがあり、お聞き苦しいところがあるかもしれません。ご容赦ください。)


1.場面説明

黒い森への玄関口

今日は、黒い森街道(B500)の起点に位置することから 「黒い森への玄関口 」として知られる Geroldsauer Mühle へ向かいます。
それは Weißtannenholz(白いモミの木)で建てられた「黒い森の家」で、地元の業者による伝統的な特産品や新鮮な食材を販売するマーケット、地産地消を大事にするレストラン、ビアガーデン、ホテルなどが入っています。
このホテルを予約しているのですが、向かう途中の電車が大幅に遅れています。予定の到着時間に間に合いそうにありませんのでホテルへ電話しました。挨拶して名前を伝えたあと次のように言いました。

2.使えるドイツ語表現

そこで今日の表現です。どのような意味推測しながら発音しましょう。

Ich werde spät ankommen. Könnten Sie bitte mein Zimmer trotzdem freihalten?

3.単語の説明

spät は「遅い」という意味の形容詞です。

an|kommen は「到着する」という意味の分離動詞です。方向ではなく場所を示す語句と一緒に使われます。

trotzdem は「それにもかかわらず」という意味の副詞です。

frei|halten は「空けて(とって)おく」という意味の分離動詞です。


今日の表現を日本語で表すと次のようになります。

直訳すると「私は遅く到着するでしょう。私の部屋をそれにもかかわらず空けてとっておいてくださいますか。」
つまり「到着が遅くなりそうなのですが、予約はそのままにしてくださいますか。」という意味です。

4.文法の解説

未来・推量の助動詞について

今日の表現に出てきた Ich werde spät ankommen. werden 未来・推量の助動詞として使われています。

werden 不定詞とともに未来形をつくり、「~でしょう、~するだろう」という意味になります。

werden 話法の助動詞と同じように、主語に合わせて人称変化して定動詞となり第2位の位置に置かれます。不定詞は文末になります。
Ich werde spät ankommen. は直訳すると「私は遅く到着するでしょう。」となり、未来の出来事を表現することができます。

しかし、実際には未来のことは現在形で表されることが多く、「未来形」とはいうものの「未来」というより「推量」を表す場合によく使われます。

5.背景知識

Geroldsauer Mühle について

Weißtanne(白いモミ)は日本語では「欧州モミ、ヨーロッパモミ」とも呼ばれています。爽やかな香りがするため、リフレッシュ効果があります。ほかにも殺菌作用、抗菌作用、防虫作用 などもあるとか。
Geroldsauer Mühle ではこの木材がふんだんに使われていますから、ホテルの部屋にいながら森林浴ができそうです。

https://www.geroldsauermuehle.de/zimmer-suiten/index.html#prettyPhoto

もちろん黒い森を背景としたテラスやビアガーデンのある屋外エリアが、さらに気持ちが良いのは言うまでもありません。

https://www.geroldsauermuehle.de/zimmer-suiten/index.html
https://www.wirtshaus-geroldsauermuehle.de/index.html

また、ここのレストランやマーケットは季節の自然の恵みを大切にしています。近隣の小川や湖で獲れた新鮮な魚、黒い森で獲れたジビエなど、地域の旬の食材を使った料理や、地域のワイン、ビール、飲み物などが提供されています。

https://bnn.de/mittelbaden/baden-baden/die-geroldsauer-muehle-bekommt-ein-muehlrad

紹介動画がありますので、ご覧ください。

ご感想やコメントをお待ちしています。

それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!


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