【ドイツ事情】新年の過ごし方 #211
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
令和5年(2023年)最初の講座です。
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。
今日はドイツの「新年の過ごし方」というタイトルでお話します。
第203回でドイツのクリスマスはちょうど日本のお正月の過ごし方に似ていて、伝統的な料理や習慣があり、みんな帰省して家族そろって静かに過ごすという話をしました。
日本では新年を迎えるために、年賀状や門松、しめ飾り、鏡餅、おせち料理などの準備をして、除夜の鐘が鳴り、厳かな空気のなか神社に初詣したり、初日の出を拝んだり、お正月はたいてい帰省して家族が集まり静かに過ごしますよね。
ドイツは神道ではありませんし、このようなお正月はありませんから、クリスマスとは違い、何の伝統文化や行事もありません。
静かで厳かなクリスマスとは打って変わって、新年は大はしゃぎで騒々しく迎えます。
通りや広場にシャンパンやワインなどを持って集まり、皆でカウントダウンして新年になれば、
Frohes neues Jahr!
Prosit Neujahr!
などと挨拶を交わします。
prosit には乾杯という意味があります。
カップルはキスを交わしたりします。
そして乾杯して花火をあげ爆竹を鳴らして大騒ぎになります。
外に出ず家で新年を迎えた時は、爆竹の音がとてもうるさくて煙で窓の外が真っ白になったことに驚きました。
広場に出て新年を迎えた時は、多くの人がお酒を飲みながら騒いでいて、あちこちで花火をつけるので、火の粉が舞い、ダウンコートの袖に焦げができたこともあります。身の危険を感じるほどでした。
次の日は、通りや広場に爆竹や花火の燃えカス、空瓶や割れたグラスなどが散乱している状況です。
いかがでしたか?
皆さんは、どのように新年をお過ごしでしょうか?
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!
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