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50代ですが只今不動産独立開業準備中 (23.終わりは始まり【後編】)

長年勤めた大手不動産会社を退職する前日、
エリアの数店舗で私の送別会を開いて頂いた。🙇🙇🙇

そして2次会。

勝手知ったる店舗メンバーだけでのカラオケボックス。

縁もたけなわ、もう最終電車は無い深夜の時間帯であった。

まず最初に、
私が辞めるともれなく店のエースに繰り上がる
ひとつ年下の後輩の井戸尻(仮名)。

私の正面の席に座っていた井戸尻(仮名)が
突然野太いダミ声で

「マジ 寂しいっすよお❗️😩😩❗️」👺👺

と叫ぶやいなやオイオイ鳴き始めた。
演技かと思ってよく見たが本当に泣いている😵

それを見た私の隣に座っていた塩尻(仮名)が叫ぶ❗️

「バーカ、てめえ泣いてんじゃねえよ❗️
 湿っぽくなってkubokazuさんに申し訳ネーダろが❗️」👹👹

(注)塩尻(仮名)は年は上だが井戸尻(仮名)より後の入社で、
 井戸尻(仮名)と塩尻(仮名)は成績で競り合っていた。

 お互いに何かにつけていらっとするらしく、
 日頃から掴み合い寸前の犬猿の仲だった。👺👹👺👹

ひとしきりオイオイ泣くと井戸尻(仮名)は
突然バタッとイビキをかいて寝てしまった。😵

塩尻(仮名)はイビキをかいて寝始めた井戸尻(仮名)の
頭からゴミ箱を被せ、

「ホントこいつ芝居がかってむかつくんすよ❗️
 何泣いてんだよ❗️ホントうぜー奴❗️」

と毒づいて私の横の席に戻ってきた。

まるで虚無僧のようになった井戸尻(仮名)は、
それでも起きずにイビキをかいて寝ている。😵

そしてその10分後、、、、

「ホントに辞めちゃうんすかあ❔
未だに信じられないっすよお🥺🥺」

と言って今度は塩尻(仮名)がシクシク鳴き始めた。

泣くだけではない。

私の肩に頭をもたせかけ
「寂しいっすよお🥺🥺」
と言いながらシクシク泣いているのだ。😱😱😱

これが見目麗しき女性であれば、
どうぞどうぞ何なら始発まででも私の肩で良ければ
いくらでもお貸ししますよ。🤗
という気になるのだが、
今私の肩に頭をもたせかけて泣いているのは
妻も子もある40過ぎのおっさんである。😖😖

そして正面に視線を移せば、
肩から膝からゴミにまみれたまま
さながら虚無僧のようにゴミ箱を被って
イビキをかいて寝ているアラフォー親父。

地声がでかいのでイビキもうるさい。
しかも虚無僧、ゴミ箱の内側でイビキが反響するので
「ずうぉうぉうぉおおん」
と凄い重低音でイビキが響き渡っている。😩😩😩

そしてステージを見れば、
もじもじ君(茶色の全身タイツ。byとんねるず)
のコスプレをした新人の宇治田(仮名)と村下(仮名)
が井戸尻(仮名)のイビキに負けるものかと
マツケンサンバをがなりたてている。🤪🥳

カオスだ。💀

時刻は終電と始発の丁度中間位。

もうろうとする意識の中、

この状況は何かの罰ゲームなのだろうか👴
今日は私の送別会だった気がするが合ってたっけ。。。。。❔

翌日の最終出勤日。

何とか遅刻せずに出社したものの、
頭痛と吐き気、内蔵がグルングルンかき混ぜられ
座っていることすら難しい。

私は出口さん(仮名)に向かって、

「センター長、無理です。」🙌

そう言って会議室にかけ込み横になった。😵‍💫

(30分だけ、インターバルだ。)😵‍💫

と思うと同時に気を失った。😪

一瞬目を閉じただけだと思ったが、
起きたら午後3時。😱

6時間も会議室を占拠していたようだ。🙇🙇

何とか起き上がって歩けるようになったので、
慌てて近隣数店舗に挨拶に回った。

そして戻ってきたら、

もう夜だった。🕣

出口さん(仮名)だけ待っていてくれた。

最後に出口さん(仮名)に挨拶をしたのだが、

こんなひどい有り様の私に対し出口さん(仮名)は、

「kubokazuさん。今まで支えてくれてありがとう。。。」

と手を差し出し握手をしてくれた。🤝

センター長就任後、
あえて呼び捨てにしていた私を元のさん付けで呼ぶことで、

もう上司と部下じゃないんだよ。
元の面白おかしく楽しくやってた兄弟関係に戻ろうぜ。

という事を伝えてくれた気がするが、どうだったのか❔

今度は、私が涙を流す番だった。🙇😢🙇😢


※突然ですが、
「50代ですが只今独立開業準備中」
 は今回を持って終了させて頂きます。

 お陰さまで無事宅建免許を取得し、
 去る1月6日に正式開業に漕ぎ着けました。

今度は、

「50代ですが独立開業致しました。」

として再度挑戦できるように頑張るつもりですが、
一旦しばしのお別れとさせて下さい。

スキを頂いた方、フォローして下さった方。

本当にありがとうございました❗️❗️

kubokazu
 




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