50代ですが只今不動産独立開業準備中 (20.不思議な力に導かれ。【前編】)
「もうホンンントっ、慇懃無礼っていうか、
失礼っていうか、厚かましいっていうか、
なんか人の事見下してるみたいな感じが
とにかくムカつくのよね👹❗️
女一人だと思って奴ら
ゼッタイ舐めてかかってるわよ❗️👺🌋」
小淵沢さん(仮名)から、
「ちょっと相談があるのよ。😯」
と、電話を頂いたのは、
ご自宅購入のお手伝いをさせて頂いてから
5年後の事だった。🙂
勿論5年の間何もやり取りが無かった訳ではなく、
小淵沢さん(仮名)の趣味の刺繍の個展に
何度か伺ってちょっとしたものを購入させて頂いたり、
ご所有物件の賃借人とのトラブルの相談に乗ったり。
等ということがチョコチョコとは有った。🙇
小淵沢さん(仮名)から電話を頂いた10日くらい前、
司法書士の押井(仮名)先生から電話があり、
小淵沢さん(仮名)のお父様が亡くなられた事は
既に聞いていた。👼
しかし、
以前小淵沢さん(仮名)から、
お父様には原村信託銀行(仮称)
がガッチリ貼り付いていて、
遺言信託もしっかりされており、資産は
全て原村信託銀行の管理下に有ると聞いていたので、
今回の相続が私のビジネスに繋がる事は何も無い筈。😑
まあ、久々に顔を出しておくか。🥱
位の
軽い気持ちでの訪問であった。
開口一番、小淵沢さん(仮名)から出てきたのが
冒頭の怒りの一言。👹
「どっ、どうしたんですか😯
何があったんですか❔❔」
外国暮らしが長かった小淵沢さん(仮名)は、
普段から感情表現豊かで
喜怒哀楽がハッキリされているが、
ここまでのテンションで怒っているのは初めてだ。🌋
詳しく聞くと、
お怒りの原因は、こういうことだった。🤔
お父様が亡くなられ、
まだ四十九日も終えていない中、
件の銀行担当者が相続手続きの
打ち合わせの為に訪問してきたそうだ。
事前に何の説明もなく子会社の不動産会社の
担当者を連れて来たらしい。😯
そしてお父様名義だった不動産の
一覧表を小淵沢さん(仮名)の目の前に出した。
そこには相続する全ての不動産の
売却想定価格が既に記載されており、
相続税を納めるために、売って現金化すべき
不動産に既にしるしが付いていたそうだ。🤔
「説明」「相談」
ではなく、
「決定事項の通達」
かのような口調で上から目線で
「相続税の納税額はこうなります。
でも小淵沢様(仮名)、
お手元に現金ありませんよね。
ですので、
これとこれとこれとこれを売却して
納税の為の資金を作ります。😈」
というような話をして
帰っていったそうだ。😠
納税期限は相続後10ヶ月以内。
まだまだ時間はあるのに、
四十九日も終えていない中での不躾な訪問。
勝手に子会社の不動産屋を連れてきたこと。
頼んでもいないのに売却想定価格を調べて、
勝手に納税の為の売却不動産を決めて来たこと。
口調は丁寧だが、明らかに舐めた態度であったこと。
等の合わせ技で小淵沢さん(仮名)
臨界点を超えてしまった模様である。🌋🌋🌋
「もおお、あいつらとは2度と顔も会わせたくないんだけど❗️
kubokazu君、奴らを通さないと私何もしちゃいけないの❔❗️」
「小淵沢さん(仮名)とりあえず、
彼らが持ってきた書類一式拝見させて頂けますか❔
それと遺言信託の契約関係書類一式も。🙂」
バサッと出された書類に一通り目を通してみると、
あくまでも相続の分配の手続き迄を任せているだけで、
資産の売却の依頼先までをも拘束するものではなさそうだ。🤔
あと、この一覧表の売却想定金額。どれも安い気がする。🤔
業者買取前提で作られているのでは❔🤔
それと、リストに有るこの駐車場、場所も良いしこの広さなら
これだけ売れば上手くすれば納税額に届きそうな気がする❔
こんなに幾つも売る必要無いんじゃないかな❔
更に今後小淵沢さん(仮名)が、
どのようにこの資産を運営していくのか❔
というのも併せて解決してさしあげねばならない。🤔
一方、怪しい点は有るものの流石に銀行だ、
決め細かな分析らしき体裁で如何にも説得力が
ある風な書類にはなっているし、
これに対抗するには一寸私一人の力では手に負えないな。🤔🤔
そう思った私は、助っ人を呼んで
今一度伺わせて頂く事に決め、
その日は一旦退散した。
「。。。というわけで俺一人じゃちょっと手に余るんだ。
押井(仮名)にも来て貰うとして、他に知り合いで
頼りになる税理士の先生はいるかな❔」
「えっ❔だって今回は原村信託銀行(仮称)が
いるから俺達の出る幕無かったんじゃないの❔」
「いや、原村信託(仮称)は相続資産の分配と登記迄で、
その先は書類見た限りでは拘束されて無い筈なんだよね。
それに小淵沢さん(仮名)奴らと同じ空気吸うのも
ゴメンだみたいなテンションだし。」😯
「了解、そうしたらいつもお付き合いしてる、
元国税の切れ者の先生がいるから
ちょっと声かけてみるよ。」🙋
「悪いな。ありがと。」😀
こうして図らずも、
やはり事態はいつものように小淵沢さん(仮名)
の願ったとおりの方向へと進んでいく。
『チーム小淵沢(仮名)』🦸🦸🦸
結成前夜の事である。
次回、
『不思議な力に導かれ。【後編】』
は、チーム小淵沢(仮名)結成とその後のお話です。
では又お会いしましょう。🤗
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