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#44:子どもには遊びのセンスが備わっているとつくづくと感じる

今回のテーマは

『子どもたちに備わっている遊びのセンスを感じる』というお話しです。

これは少し個人的な感覚にはなりますが

”子どもたちは遊びの天才ですよね”

僕自身も子どもたちと関わっているときに

”よくこんな遊びを思いつくなぁ”と感じる場面が多々あります。


一つ事例をご紹介させていただきます。

この間いつもの公園で遊んでいる時

公園で遊ぶときには、砂場のセットやロープなど

遊びのきっかけになるようなものをこちら側が準備して

提供したりすることがあります。

僕の園では、あまりそういうものを出さなかったりして

その場その場にあるもので遊ぶことが ベースとなっています。

ですので、あまり道具というものを出さないのですが

初めてロープを出してみたんです。

2歳さんクラスの話 になりますが、大縄を出してみました。

これまで4月から出したことがなかったので

子どもたちが”なにそれなにそれ””使ってみたい”ということで

みんなでそのロープを広げて、引っ張ったり、一緒に持って走ってみたり

などしていました。


それを例えば ”ロープを飛ぶものなんだよ”と

ロープを使った遊びを事前に伝えなかったんですよね。

ある程度使い方や危ない部分は伝えつつ、後は子どもたちに任せてみました。

すると、ロープを蛇に見立てて遊んだり

ロープを下に引いてジャンプしたり

友達同士とつながって電車ごっこを始めました。

これに関しては大人側が何かを伝えたわけではなく

子どもたちが自然に考えて出た遊びになります。

その時に

遊びの題材、素材を見つけたときの子どもたちの遊びのセンスはすごいなぁ

と改めて思いました。

何かを教えたわけでもなく、自然と遊びが作られていく、生み出されていく様子が

僕ら大人からしたらもしかしたら難しいことなのかもしれないなと言うと感じました。

これは僕の感想にはなるので

子どもたちの脳の作りや生まれつきという部分は詳しくはないですが

子どもたちが本質的に備わった遊びの感覚

それこそ遊びの意欲だったり、興味関心は

すごく大きいのかなと改めて感じました。


そう考えると僕ら大人が遊びのきっかけを作ってあげるという視点も

すごく大きいのかなと感じます。

例えば普段とはちょっと違ったものを置いてみる

子どもたち自身が気づいて見つけてきたものに対して

少し声掛けをして遊びが広がるようにして行ったりなど

そこから子どもたちは見立てをしたり、お友達と協力して何かを作ったり

おままごとにつなげてみたりを

子どもたちは本質的に備わったセンスを使って遊んでいくのかなと感じますので

よく子どもたちの普段の興味関心を観察して

こう声掛けをしたら面白いんじゃないか

こういうものを置いてみたら今の遊びがもっと広がるんじゃないか

と考えて、一緒に関わっていけると

子どもたちの創造性がどんどん広がって

遊びの展開が面白くなっていくんじゃないかなと思いました。

必ずしも僕らが提供するものが必ずしも子どもたちの興味関心を引くわけではないですが

何かにつながるかもしれない可能性を少し秘めて

遊びのきっかけを準備していくこともまた

こちら側の大人の面白さでもあるのかなと感じました。

少しでも参考にしていただければうれしいです。

エピソード by あやと

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