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パワハラと体育会の弊害

この記事の目的

この記事は自身の経験をもとに、体育会文化とパワハラの関係について自分なりに考察しました。体育会文化が悪いということではありませんが、パワハラに多少関係あるのでは?と思い書きました。現在パワハラで苦しんでいる方の参考になれば幸いです。

体育会出身という自他の期待

入社時から体育会系出身ということで、自分で、そして周囲からも打たれ強い人と思われていました。そう思っていたからこそ、自分自身と向き合わず、限界に達するまで心の悲鳴を聞くことができなかったのです。

「あぁこのまま死んでしまいたい」と思い、途中駅で降り、飛び込もうというところまできて、やっと心が苦しんでいると認識することができました。

体育会の弊害

大きく2つあると思います。
・上が言うことは絶対という文化
・辛くても耐え忍ぶことを美徳とする文化

こういった環境に長年身を置いていると、変だと思っていることも次第に思わなくなり思考停止状態になります。部活動ではまかり通ってきたのかもしれませんが、社会に出ればそうではなくなります。そういった人が上司となることで、今回のようなパワハラが起きてしまいます。パワハラが起こる背景には当然個人の問題によるところも大きいと思いますが、会社、部署がどういった雰囲気なのかということにも大きく影響されると思います。

私が勤めていた会社は決して全社的には体育会文化ではなかったのですが、一部が非常に体育会系でした。土日も社外活動に強制的に参加、宴会では一発芸を強制されるなど、とても社会人とは思えない経験を数々してきました。

最近では、勝利至上主義、監督の絶対的支配、体罰などの旧態依然とした体制に疑問を抱き声を上げるスポーツ選手も出てきました。そういった流れの中で、監督像、上司像というのが変わりつつあると思います。

経験者として伝えたいことは

パワハラの被害に遭い、本当に辛く悔しい思いをしました。きっと同じような経験をされている方もいると思います。このような状態になると正常な判断ができなくなり、限界を越えて初めてその状況に気づきます。

以下の4つを伝えたいと思います。

・上司であれ年配者であれ、言っていることが100%正しいということはない
・自分はメンタルが強い人間だと思わない
・異変を感じたらすぐに相談する。(カウンセラーがお勧め)
・決して自分を責めない

どうか自分を大切にしてください。また、体育会系の人が全て悪い訳ではなく、あくまで私自身の考察に過ぎません。逆に部活を通じて素晴らしい経験や仲間に出会えました。

しかし世の中良い人ばかりではありません。異変を感じたら立ち止まってみてください。道は一方通行ではありません。立ち止まる事で別の方向へ歩みを進める事ができます。
回り道は決して悪いことではありません。回り道が実は近道になることもあります。

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