自分の価値観くらい、自分で守っとけ
他人に影響されやすい人ほど、物事の判断基準が分からないし、大切にしたいものも見失いやすいのではないかと思う。
わたしにとって、他の人たちから影響を受けているな、と感じるときは、胸のまんなかに何かが染み込んでくる感覚になるのだ。
キャンパスにいろんな絵の具を塗られているような、濃度の違う水が染み込んできて溢れるような。
そんな人間にとって、じぶんの意見を持つなんて難しい。
細かく言うと、じぶんの意見を見つけることが難しいのだ。
そんな人たちは、私見を言うチャンスがあっても、人に合わせるという技を使い、ことごとく逃してしまう。優しさの副作用なんだ。
一番困るのは、信頼している人たちが違うことを言い出すとき。
信頼している女の子と男の子がいる。そのふたりは同じ人の評価をするときに全く評価が違うから、どっちを信じればいいのか分からなくなる。
どっちかを信じるということは、そのもう一方を信じないということだ。
そんなこと、なんだけど、ずっと頭が混乱していた。
今のところのベストアンサーは、じぶんの違和感に素直になることだと思う。
信頼している人が言うことも、心にはさざなみが立ったり、胸がチクチクしたりするはず。
そんな細かいサインを見逃さずに、包み込んであげる練習を積み重ねることが大切なんじゃないかな。
じぶんの価値観は、じぶんのものだ。
誰のものでもない。
そのまま愛してあげられるのもじぶんくらいなんだから、
自分の価値観くらい、自分で守っとけ。
日常からそっと逃避行する時間に使わせていただきます。