見出し画像

大人の浅はかな失敗を、どうか笑ってくれないか




ふわふわとした意識の中、現実をゆるやかに思い出して目が覚めた。

猛スピードで記憶を巻き戻すと、どうか夢であってくれと枕に突っ伏した。




先日、交流会という名の飲み会があり参加した。


普段その場で飲み会があるときは、多くて10人程度の参加者で、大半の人は知っている。
ホームだし、内輪だし、人見知りでもそんなに問題はなかった。


そういう会だろう、と思っていたが全くの見当違い。
参加者35人と聞いたときは卒倒しそうだった。


わたしは内向的でひとりでも苦じゃない。
食事会があれば多くても4人が限界だった。


そんな人間が35人の中に放り出される恐怖よ。
しかもほとんどの方がはじめましてで、クリエイターや画家さんなど、多くのものを作り出している人たちだった。


わたしがそんな方々と美術を語れるか…?
盛り上がれるのか…?馴染めるのか…?

無理だ。
ひとりぽつんとご飯を食べてる映像しか浮かばない。


ギリギリまで、どうやって参加せずに逃げ出そうか言い訳を考えた。
しかし、いい案も思いつかず、受付やってと頼まれ参加せざるを得ない状況になってしまった。




そこで頼ろうと思ったのがお酒だった。
お酒を飲んでコミュニケーションを円滑にしようと思ったのだ。


結果から言うと惨敗だ。


実はお酒のブーストもあり、大先輩の画家さんやクリエーターさんとお話はできた。本当に畏れ多い。




ここからが問題。なぜならどうやって帰ったかの記憶がほぼない。



ある男の子に電話をかけて、付き合ってもらっていたのは覚えている。
終電もなくなったど深夜に電話で話していた。
彼はその次の日は家族旅行へ行くと言っていたにも関わらず、酔っ払いは絡み続けてしまった。あああ、消えたくなる。


そして大量の人に着信履歴を残していた。
元恋人、元好きだった人①、元好きだった人②、今少し気になってる人に連絡していた。メンバーが最悪だ。


とっても優しい人たちなので、ラインが来ていたがまだ読めていない。怖すぎる。ラインを薄目で見たとき、返信したくなさすぎて叫んでしまった。


頭の中はパニック。申し訳ない。なんで連絡してるんだ。正直に事情を話したら引かれる。(元恋人とは酔ってかけた電話が原因で別れた。笑)もう連絡しないと決めた人にも連絡してる。謝らなきゃ。でもライン見る勇気ない。どうしよう、どうしよう、どうしよう……


とりあえず、返信は明日に持ち越すことにする。
早いほうがいいのはわかってはいるんだけど、受ける予想ダメージが大きすぎる。




お酒を自分の限界以上飲むと、毎回こんなことになってしまう。
わかっていたから、飲む杯数とか、何時までにはお暇させてもらおうとか決めていたはずなのに。


本当に恥ずかしい…。しかも毎回ややこしい人たちに連絡しないでくれ…。
異性に対しての甘えが度が過ぎている。
普段はそんなに頻繁に連絡しないので、こういうときに出る媚びが結構ショックなのだ。


心底くだらない失敗なのだけれど、笑ってもらえたらとてもうれしい。
お友達が「失敗も話して笑ってもらえたら、全部笑い話だよ。」と言っていた。


できれば、あなたのやらかしエピソードとかも教えてもらえるとうれしい。
しょうがない人だな〜、慰めてやるか〜くらいだとありがたい。




教訓:緊張をお酒でほぐすのは向いてない






日常からそっと逃避行する時間に使わせていただきます。