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信頼は万能薬

ジエノゲスト服用、経過報告シリーズ。


服用開始後3か月(前回)

相変わらず共存しているという不正出血については
性行為の翌日 もしくは 翌々日に起こるようだった。
1日で終わることもあるし、3~4日続くこともある。

昼間出血していても夜は止まることの方が多い。

それよりなにより
今一番気になる症状が【全身の痒み】である。

調べてみると、ジエノゲストの副作用には【掻痒感】【皮膚乾燥】なるものがあった。

元々アレルギー体質で体中のあっちこっちが痒くなったり、ストレスやストレス以外の要因で発症する蕁麻疹も常連客だったので
薬を変えたことが要因なのかどうかを明確に断言できず、不安に駆られていた。



服用開始後3か月半(現在)

何が不安かって
【副作用の可能性】について私から一言でも発言しようものなら、もしかすると婦人科の先生は問答無用で薬を中断しようと言われてしまいそうだから。

相談しづらいという雰囲気は、先入観かもしれない。
それでも積み重なった小さな不安と心配が、私の足を婦人科に向かせなかった。

できれば薬の服用は続けたい。

生理や生理痛の復活、それに伴うメンタルの不調を想像すると、とても薬を辞める気にはなれなかった。

2年の時を経て、私は生理が来ない生活に慣れすぎてしまった。


しかし身体中が痒いのはなかなか耐え難いし
それにより皮膚がボロボロのブツブツになるのも苦しい。

タミオ君は、私がお風呂上りにベビーローションやプロペトを塗りたくるのを 優しく手伝ってくれたけど
私はできるだけ 荒れた状態の身体を見せずに済むならそうしたい。


発症した時期や様子を調べれば調べるほど
薬疹ではないだろうと、予想が確信に変わりつつあったけれど

保湿をしようが保護しようが一向に良くならない湿疹を見るたびに気持ちがげんなりしたし、保湿をしても保護しても、夜中に何度も痒くて目覚めてしまうようになって耐え切れず

婦人科じゃなくて、皮膚科に行った。



その皮膚科は、かつて私の顔面がボロボロだった時に通っていたところ。
それまで綾瀬はるかのように白くてつるつるだった私のお肌は、高校進出と同時にめっちゃくちゃになった。

ニキビが増えたことに連動して、何らかのアレルギーを発症して、市販の薬やスキンケアが合わなかったり、それを隠そうとして塗ったファンデーションによる悪化もあったと思う

常にアンパンマンのように目と口回りだけを除いた皮膚が隙間なく真っ赤になっていて、皮膚も硬化して熱を持ってパンパンだった。


自力ではどうしようもなくなって通い始めた近所の皮膚科。
当時のことを先生も覚えていてくれて、『顔きれいになったね!』って褒めてくれた。

毎日数えきれない人数の患者様を診ているだろうに
もう私が通っていたのは20年近く前なのに
先生はお変わりなく、美しくて優しかった。そして変わった私を覚えていてくれて、びっくり嬉しかった。


そんな先生に身体中の湿疹を見せて相談した結果
『薬疹じゃないね』と明確に即答いただいた。

薬を中断しなくて済むことに安心しつつ
現状ベビーローションとプロペトで凌いでいることを伝えたところ


どうもプロペトがとどめを刺して悪化したようだった。


夏が終わりに近づいて少し涼しくなったこの時期、よくあるらしい。汗湿疹みたいな感じ。
汗や体温による蒸れが原因で、ワセリン(プロペト)で蓋をしてしまうことによって 出なきゃいけない汗も出ず 悪化するらしい。


乾燥が原因だと思い込んでいたが
乾燥させなきゃいけないらしかった。

『9月になったからって厚着は止めて、なるべく乾かして冷やして薄着で過ごしてね』

と言われた。


プロペトも、湿疹を隠すための長袖も、逆効果だった。

湿疹を見せびらかすほどの短い半袖かタンクトップを着て
お風呂上りはできるだけ長時間裸族として過ごし
一人の時にはほとんどつけなかったエアコンを稼働し
処方された痒み止めの薬を塗ったら

翌日信じられないぐらい治ってた。
その日一日、搔き毟るほどの痒みは一度も起きなかったし、お風呂上りにドット柄にならない自分の身体を久々に見た。

まだ所々痒みが出たり、発疹が残っている場所はあるけど、慢性的に身体中がボツボツじゃなくて 止まらないほど搔き続けなきゃいけない痒みがないだけで、快適極まりない。

そして何より、薬疹じゃないと分かったこと
ジエノゲストを辞めなくて済んだこと
それを相談できるお医者さんがいることに、安心した。


そして、もし薬疹だった場合に 薬を辞めなきゃいけないかもしれないことを事前に伝えていた恋人タミオ君にも報告したけど
それより私が夜中に何度も目覚めなくなったことや、あからさまにドット柄だった私が湯船につかっても白いままなことに安心してくれた。


タミオ君と出会った頃には私はすでにピルの常連客だったので、生理や生理前症候群に苦しむ私のことを 彼は一切知らない。

薬を中断しなきゃいけないことに対する不安や心配も、あまり多くは語らなかったので(タイミング的に話せるチャンスがなかったこともあるけど)
結果この生活が維持できたというだけで
本来定期的に大変な思いをする女体のことも、それに伴い性生活や日頃のメンタルに影響を与えることも、ジエノゲストを継続するおかげで タミオ君は味わうことなく日々を継続できる。

それは少し、経験として挟まってもよかったかもしれないな、と実は少しだけ思った。

薬疹じゃないと診断を受けるまでは
その経験が「挟まる」だけで済むのか、「ずっと継続する」のかもわからなくて私も困ったけど。


薬の服用で辛い思いを回避できているのは自分も同じ。
ジエノゲストを辞めなくて済んだことに安堵しているのは私の方だ。

タミオ君はずっと、薬を飲むか飲まないか・子供ができるかできないか よりも、私が健康でいることが大事だと、いつも気にかけてくれていた。

結果女体の不調を回避できる薬を飲み続けることができて、謎の湿疹や全身の痒みからも解放されて日常生活を送れることは、控えめに言って万歳。



やはり
いくらネットでいろんな情報を調べられる時代で
ある程度困った時に原因や対処法がわかるようになったとは言え

身体の不調については、下手に自己判断で処置をするより、ちゃんと病院に行って医者に診てもらうのが大事だと実感した。


蕁麻疹にはワセリンがいいかもしれないけど
自分の発疹が蕁麻疹かどうかの確証が持てない方は、皮膚科に行ってくれ。

適切な診断を受けて、適切な治療をすれば
何日も悩み続けた症状だって一瞬で治まることもある。

まぁもちろん病院にも相性ってものはあるし、信頼できるお医者さんに巡り会えたことは感謝だな。。

仕事の都合や時間の都合で
病院ってどうしても後回しにしちゃったり
足が重かったりすると思うけど

信頼できる先生がいる人は猶更
軽はずみに診察を受けていただきたい。

そして自分の身体の不調に油断せず
SOSに耳を傾けて頂きたい。


この記事を【女体の神秘】マガジンに登録するには気が引けるほど無関係でしたが、健康第一ってことで

皆様も、残暑ご安全にお過ごしくださいませ。


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