情緒がジェットコースターなオフィスレディの話。
正式に移住を予定していた我がマンションの『駐車場を借りるのは諦める』 と言い残して出勤した、恋人タミオ氏のその後。
お休みが被った日曜日
うちの家族と行動を共にしてしまったばっかりに
きっといろいろ考えてたんだろうけど、ずっと言い出せずにいたタミオ君が最終的に結論だけを言い放って時間切れとなった昨日の朝の話。
我々はカレンダーアプリを共有していて
お互いのお休みやテレワークの予定が、正式に連絡を取る前にわかるようになっている。
昨日、次のお休みが登録された。
その日は、私が友達と約束している日だった。
友達の名はO氏とする
タミオ君にも何度か会ったことがある、中学の同級生。
付き合いは長くて濃厚。
お互いの家族やパートナーのこと、人生において全ての恋愛関係をもお互いに把握している間柄。
そして彼女は夫婦でお店をやっている。
私もそのお店はOPEN当初から影武者として時々奮闘させていただいている間柄。
彼女の家に、パソコンとプリンタの設定をしに行く予定で、お店ではなかなかゆっくり話せないので たまには近況報告に女子会でもしようや という話になっていた。
が、
タミオ君との別れ際がそんな風で
その次に会えそうな日がドンピシャでその日だったので
昨日O氏に
19日、タミオ君がお休みになりそうで
パソコンの設定はしに行くから、女子会は別日にしてもらえないかと打診した。
実は同棲計画が白紙に戻りそうで、なかなか休みも合わないし平日も話し合えるほど連絡が取れないことが多いから
申し訳ないんだけどちょっと協力をお願いしたい と説明した。
タミオ君の休みを優先してほしいとか
女友達より彼氏のほうが大事だとか
そういうことを言いたいわけではなかったんだけど
私も説明が足りず
どうもそんな雰囲気で伝わってしまった様子で
O氏から返ってきたのは
普段ブリブリのキラキラに散りばめられている絵文字を一切使わずに テキストのみで送られてきたお返事。
機嫌を損ねていることは明確だったが
状況や気持ちをどう説明したら伝わるのかわからず、一旦途方に暮れた。
状況は今に始まったことじゃないんだから 大変とかじゃないし
週一で会えるからいい という話でもない。
それがO氏には伝わっていない。
私がタミオ君となかなか休みが合わないことを知っている他の友人は、いつも相手から『タミオ君の休みを優先してね』と言ってくれていて
後からかぶってしまった場合に私がドタキャンせず予定を遂行すると、逆に 『なんで言ってくれないの』と言ってくれるケースばかりだったために
私も勝手に どこかで許してくれる と思ってしまっていた部分もある。
それは私の良くないところ。
しかしながら考えてみれば
日頃O氏から何かをお願いされることは数えきれないほどあるけど、私からO氏に何かをお願いすることってほとんどなくて
珍しいな、御子がそんなこと言うなんて って
少しでも考えてくれたかな なんて思ってしまったら、涙が出た。
勝手なことを言っているのはこっちだし
O氏が冷たいわけでもない。
些細な文字表現に自分が勝手にかき乱されていることも分かっているし、久々の女子会を楽しみにしていたのは私も同じ。
だがしかし、今はどうしても
先にタミオ君と話し合う時間をちゃんと作りたい。
O氏には そのことを追加で説明して
長居できないだけで約束してた設定はしに行くから、都合がいい時間帯で呼んでくれと伝えたところ
了承はしてもらえた。
午前中に準備ができたら迎えに来てくれることになった。
私も自分が混乱していてうまく気持ちや状況を伝えられなかったことと、O氏に失礼な結論を下したこと、それでも少なからず「頼みを聞くのはこっちなのに、なんで」と思ってしまった自分への罪悪感で
モヤモヤしながら眠りについた。
なんだか悔しくて情けなくて申し訳なかった。
タミオ君にも、お休みとO氏の予定が重なってしまっていることはカレンダーで見えているので
と、伝えておいた。
昨晩タミオ君からは、そのことには触れずにサラッとおやすみモードに入ったんだけど
まぁ元々LINEで大事な話を済ませるつもりじゃなかったし
私はO氏とのやりとりで精魂尽き果てていたので、心のモヤモヤを解消させるために自分も早く寝た。
今朝、O氏とタミオ氏それぞれから連絡が来ていた。
タミオ氏は
昨日はまともに返事ができなくてごめん から始まる長文だった。
そういうとこちゃんと気付いてくれるの ありがたい。
うちの駐車場を借りるのを諦める理由はそういうことだった。
私にはそういうことが伝わらないようにしてくれているけど、やっぱり親御さんも思うところは絶対にあるだろうから
今のマンションに転がり込むことにモヤッとしてよかったな、と思った。
O氏の方は
ってことだった。
会社で再び泣いた。
(二人とも時間かけて噛み砕いてくれてありがとう)
結局
1週間前に決まる休みの予定なんて前日までに撤回されることがほとんどだし、昨日は私も中途半端にしか説明できなくて申し訳なかったけど
約束は果たすし、女子会は仕切り直してほしい って改めて話して
パソコンの設定には行くことになった。
ただ、少しでもまとまった時間が取れるように
早朝に迎えに来てくれることになった。
朝一で困り事だけ解決して、早めにタミオ君と合流できるようにしてくれた。
こうなればなったで
【持ちつ持たれつってこういうことだよな】とか思ってしまう自分を殴りたい。
タミオ君は私と一緒に暮らしたい熱が冷めたわけではなかったし
友人O氏は自分の望みも叶えつつ、私の気持ちも考慮してくれた。
思ったことをちゃんと伝えられる間柄って
恋人でも友人でも、とても大切だな。
相手からの反応が腑に落ちないものだったり
なんでそんなこと言うの、そんな言い方するの、っていう場合に頭ごなしに否定したり責めたりするんじゃなくて
一旦冷静に相手の気持ちになって考えて
なぜそう言ったのか、そういう言い方をしたのか、ちゃんと考える時間を作ったり、いつもと違う様子に気付いてあげられる観察眼を磨いておくことって大事だな。大切な人なら猶更。
ほんの些細なことで一喜一憂してしまう自分の繊細さも、少しどうにかしたいけど
相手の気持ちを汲み取ったり、相手の異変を敏感に感じ取ったり、平和にことが進むように常に全体を見回したり
時には自分が疲れてしまうけど
そんな性質が築き上げた絆や信頼関係もあるわけで
HSPの良いところでもある と、自負しておこう。
自分の良い部分も悪い部分も、丸ごと受け止めて理解して
改善できる部分はしていきたいと改めて思った
情緒不安定な朝でした。
つづく。
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