考察:【なぜ？ペップシティの3バックは“歪”なのか？】

ペップシティは4-3-3システムを世界で1番機能的に操るチームだろう。この4-3-3配置をベースに状況に合わせて、相手の出方に合わせて可変し優位性を作り出す。あらゆる形へ変幻自在に変貌していく。

そんな中今回のタイトルにもあるように、時には“3バック”に可変し優位性を作り出すこともあるの。

そしてこの3バックが特徴的で、戦術的な狙いが詰まりまくっており非常に面白い。

それではペップシティの3バックの特徴とは何なのか？それはバランスの取れていない3バック.歪(アンバランス)な3バックとなっていることだ。このバランスとは選手の距離間や、立ち位置を指す。

なぜ左右非対称？
なぜ不均等？

ポジショナルプレーを世界に広めた男が、世界で1番ポジションにうるさい男が、アンバランスなポジションを許すのだろうか？矛盾していないのだろうか？

いやそんなことは決してない事がこのnoteを読めば分かるはずだ。ペップ・グアルディオラという男の行動には絶対何かが隠されている。その何かを考え.知る事でよりサッカーが面白くなるはずだ。

それではなぜペップシティの3バックは“歪”なのか？その謎を紐解いていこう。

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“歪”な可変3バック

下記の画像を見て皆さんは何か違和感を感じるだろうか。先日行われた、プレミアリーグ第11節のリヴァプール戦のマンチェスター・シティのボール保持をした際の立ち位置だ。

前線.中盤の立ち位置は左右対象でバランスの取れた配置だったが、3バックはアンバランスだ。

なぜ3バック中央のルベン・ディアスは中央をずらした立ち位置をとったのか？
なぜ3バック左のアケはサイドに広がったポジションを立ったのか？
なぜ3バック右のアカンジは中央に寄ったポジションをとったのか？

この3つのなぜ？全てに狙いが詰まっていた。

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①中央をずらしたルベン・ディアス