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ゲーム攻略ブログの書き方からモチベの保ち方まで

 前回の記事ではゲーム攻略情報を出す場合の、動画や攻略サイトと比較したブログの長所と短所を書きました。

 今回は実際にブログを書くにあたって何に気を付けるべきかを、文章の書き方、内容の選び方、モチベーションの保ち方といった点から書こうと思います。

 私自身まだまだとは思っていますが、4年ほど書いてきているので、注意していることを列挙します。どう書いたらいいか分からない、自分の書いた記事が読みやすいかどうか検討もつかない、という方の参考になれば幸いです。

■Webでの書き方について(3つ)

・記事の文字数は2000字から4000字で

 文字数はあくまで目安ですが、ネット上では一つの記事をあまり長くしない方が良いとされています。

 これには2つのメリットがあります。
 一つは読みやすく書きやすいこと、もう一つは記事(投稿回数)が増えることです。

 大手投稿型小説サイト、"小説家になろう"では、一話あたり2000字から4000字程度で投稿している作品は閲覧数が比較的伸びやすいという調査があります。

 日本人が日本語の文章を読む速度は、大体一分間に400~600字と言われており、5分10分程度で読み終わるくらいが、サクッと読めて意図が掴める分量です。食べ物に消化しやすい物や分量があるのと一緒で、短い方が把握しやすく伝わりやすいのです。

 書き手からしても短い方が順序だてて書くことができます。話題が沢山あって話があっちこっちすると、構成を考えたり誤字チェックなどの必要な手間や技術が増えます。お互い混乱してしまうのです。

 話題が多くて長くなってしまうなら、2つから4つに分割しましょう。記事数(投稿回数)も増えて一石二鳥です。投稿回数が増えれば活動自体を周囲に認知してもらえます。

 ちなみにこの記事が約4000文字です。

・段落わけや改行は適宜行う

 前回も書きましたが、ウェブ上で文を読む場合、大体3行くらいがなんとか一度に把握できる量だといいます。一つの段落には言いたいことは一つだけにすると良いでしょう。

 ただやりすぎも問題です。

 同じ事柄について話しているのに段落を分けてしまうと、"このように"読み手に変に身構えさせてしまいます。

・見出しや太文字は読みやすさを保証するものではない

 これも段落分けと一緒で、文章の流れを補助するものです。
 見出しはこれから何の話をするのかということを提示するので、あまり内容が変わらないのに見出しがついている(またはその逆)と、かえって読み手を混乱させます。

 太文字は視線をそこに集めるので、前後を無視されやすい、逆に読みにくくする、というリスクがあることを承知しておきましょう。

 また画像はあった方が見た目華やかになりますが、文章をぶった切ることには注意しましょう。特にnoteはテキストの画像回り込みができず、画像をどかっと置くことになるのでその要素が強いです。見出しの始めや終わり、補足の前に置くと良いでしょう。

 個人的には画像やリンクは形式が変わって書式が複雑になってしまうので、アクセントに使う程度が良いのかなと思っています。

■書く際の注意(2つ)

・専門用語、内輪ネタは控える

 特にゲーム関連の記事に多いのですが、"特定の人にしか分からない用語"はなるべく控えましょう。知らない人からみたらそちらに注意を割くことになってしまいます。攻略ブログは大抵、不特定多数に向けてのものです。

 専門用語(ゲーム内に表示されていない呼称)はもちろん、内輪ネタ内輪ノリ個人名などがこれに当たります。他ゲームの用語は論外ですし、ビジネス用語も避けた方が良いでしょう。

 どうしても使うのならば、一つの記事に1,2個にして注釈をつけましょう。
 もしくは用語集のリンクを張るというのも一つの手です。

・自分語りは控える

 攻略ブログを読む人は、書き手のレーティングは気にするかもしれませんが、それ以外の事は興味ありません。
 サムネ画像やタイトル、タグに惹かれてくるのです。

 例えばyoutubeの研究では動画の冒頭部分 (OPやロゴ、見どころ等) は8秒までが良いと言われています。また、締めに毎度チャンネル登録を勧めるのも飽きさせるとも言います。
 長々と自己紹介をやったり、毎度自分語りをするのは読み手のテンションを下げるのでやめましょう。自己紹介も一種の内輪ネタと言えるかもしれません。

 個人的な感想はそうと断ったうえで、最後の方に纏めてしまうのが良さそうです。

■内容の選び方(2つ)

・特別な内容である必要はない

 記事の内容ですが、いつもアッと驚く情報、新鮮な情報である必要はありません。自分にとっては常識でも、ある人にとっては今欲しかった情報だったりします。

 もしくはすでに他の人の記事があるテーマでも構いません
 更新日時はその情報がまだ通用するものかどうかということを知る尺度になります。同じテーマの記事が多いのなら、それだけでその事柄が重要だということが分かります。

 また、諸説あるゲームや翻訳するような場合には、似たような内容でも記事は投稿されればされるほど、界隈にとってメリットがあります。確実性があがるからです。
 例えば、この内容は間違っているのでは?と思った方は、その意見で記事を書いたり動画を作ったりすると良いでしょう。

・テーマに迷ったらサジェスト

 読まれそうなテーマで書きたいと思うのは自然なことです。
 しかしゲーム攻略を中心にしていては、トレンドのタグやお題を使って書くのは難しくなってしまいます。

 その際は検索エンジンでゲーム名のあとにつく単語、サジェストに基づいて記事を書きましょう。

 強いキャラだとか初心者だとか、そういった目線で記事を探す人はいっぱいいます。

■読んでもらうために(2つ)

・10記事くらいまではめげない

 書いて投稿したらどうしても読まれることを期待しますが、そう簡単には読んでもらえません。まずは見つけてもらうことが必要です。見てもらえなければ、せっかくの情報も死んでしまいます。

 SNSやコミュニティを活用する、タグを活用するというのも一つの手段ですが、まずは記事数を増やしましょう。"やっている"ということをアピールしていかなければ見てもらえません

 存在感を増すには、質と規模と回数です。
 質も規模も一朝一夕に増やせるものではありませんので、更新回数でアピールします。更新回数が高ければ、ひとまずやる気だけは評価してもらえます。

 また読み手側からすると、"初見の書式や文体"というのはストレスがかかるものです。
 この人の記事は読んでも疲れないだろうか、これからも更新があるのだろうか、という不安をひとまず取り払うためには、更新回数を増やすのが一番です。

 確かにせっかく気合いを入れて投稿したものに反応が無いとダメージを受けますが、とりあえず10個記事を投稿するくらいまでは頑張りましょう。

・サムネ画像やタイトル、投稿者名、画像、宣伝は気を使う

 タイトルやサムネ画像は、レストランでいうなら店構えや看板、メニューみたいなものです。
 きちんと整備されていれば、その記事の信用度も上がるでしょう。多少なりともプラスになるのであればやるべきです。

 気取っている、必死だ、仰々しいと自分で思ってしまったり、他人から思われそうだという感覚は分かります。ですが今ではどこでも、誰もがやっていることです。

 個人的にはむしろこれを怠っている方が、雑にやってます。見たければ見ればという態度や、適当にやってるからねという感情が透けて見えるようでどうかなと思います。
 実際のところはどうか分かりませんが、セルフハンディキャップだとか斜に構えているというように思われて得なことは、あまりないかもしれません。

 私自身も得意ではないですが、スキボタン押してねだとか、相互フォローといった、界隈特有の活動も無駄にはなりません。フォロー数やいいね数は信頼度に関わってくるようです。

■モチベーションの保ち方(2つ)

・ゲームの実力は一旦忘れる

 何かを投稿するにあたって一番のハードルはこれです。
 自分よりうまい人はもっとたくさんいるのだから、自分なんかが何かを投稿しても仕方がないだろうと思ってしまうのです。

 でもその上手い人は何かを投稿するつもりはないでしょうし、もしうまい人が何かを投稿していたなら、それを紹介する記事を書いても良いでしょう。そしてその上手い人よりも上手い人もまた、たくさんいます。

 そんなことを気にしていたらきりがありません。何もしない人よりは、何かをした人の方が偉いのではないかと思います。 

 確かに本当は分かっていないことをさも分かったように書くのは問題ですが、始めて1か月でも今日ゲームを始めた人よりは上級者です。

 分からないことを分からない、できないことをできないと書くことだって、立派な攻略記事です。

・予防線は張っておく

 ブログは比較的リスク無く投稿できると前回書きましたが、それでもモチベーションを保つためにある程度の予防策は必要です。モチベーションは簡単に霧散してしまうものです。
 これは自分で守っていかなければいけません。

 まずは間違っているかもしれないだとか、諸説あるという文言です。あとで修正する、個人的にはという単語も便利です。
 要するに写真はイメージです、効能には個人差があります、スタッフが美味しくいただきました、といったフレーズのブログバージョンです。

 多少説得力は落ちますが、リスクヘッジは重要です。
 あまりいないとは思いますが、せっかくポジティブな心持で投稿しているのに、ネガティブな視線で見られたらダメージを受けます。
 間違いは誰にでもあるものですから、もちろんそれをなくす努力や誠意は大切ですが、こうした文章を書くことで投稿する際のハードルはぐっと低くなります。

■終わりに

 私自身もそこまで良い記事を書くとは思っていませんが、それでも読んでくださっている方はいます。ゲームによっては何かを投稿すること自体がそのゲームの役に立つのです。
 自分は承認欲求が強いだけかもしれないだとか、自分なんかが書いてもしょうもないかもしれないというネガティブな思いは一旦捨てて、とりあえず、自分の好きなゲーム、面白いと思ったゲームの記事を書いてみてはいかがでしょうか。


 役に立った、面白いと思った方は、スキボタンやフォロー等、よろしくお願いします。モチベーションアップにつながります!


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