まちのみなさんのためになることをし続けたい。「リロカリコクリ」の創業ストーリーと事業への思いー 宮城県加美郡加美町のまち自慢
宮城県・加美町で教育事業メンバーをしているハヤシです!
今回は、私が加美町で一番と言って良いほど大好きなおいもスイーツを、おいもを育てるところから六次化まで手がけている、はたまた、空き家バンクの管理や移住者交流会を開いている「リロカリコクリ株式会社」さんをご紹介いたします!
取材を受けてくださったのは、代表取締役社長の米津岳(よねづ・がく)さんです。
「リロカリコクリ」の語源は?
何よりも目立つ、ちょっと舌を噛んでしまいそうでもある、キャッチーな会社名!その理由をお伺いしました。
米津さん:「リロカリコクリ」は Life Re-localization in Regional co-creation(地域共創で地域回帰)から考えた造語で、「田舎で創り田舎で過ごそう」という思いを込めています。これからは何か1本でなんとかやっていく(仕事として)のではなく、いくつかの柱を持ってマルチにやっていく時代だと思います。そして何より、誰かのために、地域の人たちのためになることを模索しながら事業化しています。
創業のきっかけは?
もともと「いつか田舎に移住したい」と奥さんと話をしていて、その移住のタイミングがこちらに来た2018年だった、という感じです。正直職業も職種も決まらずに加美町に来たのですが(笑)、町役場からのご紹介でアウトドア振興を担う地域おこし協力隊になりました。
初めから独立するんだろうな、とは考えていて、本気で準備を始めたのが協力隊の任期が1年半を過ぎたところからでした。点在するまちの魅力や課題に介在しながら、人のため、周りの人たちのため、地域の人たちのためになることがしたいと思って、事業理念や計画を考えていきました。
2021年に「リロカリコクリ株式会社」を創業し、空き家バンクの運用と空き家の管理をはじめました。テレワーク推進事業として加美町と連携協定を結び、「小野田SO(サテライトオフィス)Mow-Mow」という宿泊機能を兼ね備えたテレワーク施設をつくり、同じ敷地に事務所も構えました。農地付きだったこともあり、それと同時に多品種を栽培する農業も始めました。起業と同時期にコロナ禍が来てどうなることかと思いましたが、土をいじることで自分自身と向き合い、思考もクリアになり、何より大地に癒されました。空き家・農業どちらにもやりがいを感じています。
これからの展望についてお聞かせください。
現在は先にお話した空き家バンクの管理・運営、農業、育てたさつまいもやジャガイモを使った焼き芋『加美蜜芋』、チップス『さっチ』や『ぽっチ』の製造・販売、移住者向けの交流会を年に4回実施、加美町近郊でご活躍されているアーティストの作品を集めて展示・販売をしている『コクリ邸』(こちらも空き家をリロカリコクリでリノベーションした、空き家の活用モデル物件)の運営、加美町内でのテレワークを推進するために町内2つの地区(小野田/宮崎)に設けられた施設のうち、小野田地区の『小野田サテライトオフィスMow-Mow』(元々は牛舎だそう!)の管理・運営を行っています。
これからももっともっとまちの中心で活躍していきたいと思っています!空き家を活用した漫画喫茶、子どもたちが集まって遊べる場所、その他「まちのみなさんのため」になることをし続けたいと思っています。
チップス『さっチ』・『ぽっチ』ご購入はこちらから
リロカリコクリ株式会社HP
『コクリ農園』インスタグラム
『コクリ邸』インスタグラム
『小野田サテライトオフィスMow-Mow』インスタグラム
代表米津さんインスタグラム
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