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「ボタンボウフウ」ってなに?まちの特産品にすべく取り組む地域おこし協力隊の活躍 ー 大分県豊後高田市のまち自慢

大分県の北部に位置する豊後高田市。豊後高田市では地域活性化の取り組みとして地域おこし協力隊を受け入れています。
その中でお会いしたのがボタンボウフウ研究会に所属している、地域おこし協力隊の土谷さん。あまり聞くことのない「ボタンボウフウ」とはどのようなものなのか、どんな活動をしているのかをインタビューしてきました。




ボタンボウフウとは?

長命草として知られている紫ボタンボウフウは栄養価の高いセリ科の植物です。昔から「一株食べると一日長生きする」という言い伝えがあるほど元気食材として親しまれています。豊後高田市の香々地地区で自生しているボタンボウフウ。海岸部で海水や潮風に晒される過酷な環境でも、ボタンボウフウは育つというほどたくましい植物です。
ボタンボウフウは、普段の生活で不足しがちな食物繊維、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEや鉄分をバランスよく含んでいるため美容と健康にもってこい!!栄養価が高くて有名なケールと比較しても鉄は2.9倍、ビタミンAは2.6倍とその凄さがわかります。

ボウフウ


ボタンボウフウ研究会の取り組み

豊後高田市がボタンボウフウに注力し始めたのはおよそ10年前。豊後高田の特産品にしようと、土谷さんをはじめ、ボタンボウフウ研究会がボタンボウフウの生産・加工に力を入れています。一押しのボタンボウフウ茶やボタンボウフウ青汁のほか、ボタンボウフウ饅頭やボタンボウフウどら焼き、ボタンボウフウ草餅など、甘いものを掛け合わせた商品も続々と販売しています。なんとバラエティ豊富なこと!!

筆者のおすすめはボタンボウフウ草餅!つきたては最高

特にボタンボウフウ茶は草にある青臭さを感じず、ハーブティーのような味わいで、違和感なく摂取するための、開発の努力が感じられます。

今年度はふりかけにも挑戦


土谷さんの地域おこし協力隊としての活動

前職ではゴミの専門家だったという土谷さん。心機一転新しいことをするため、さらに趣味の釣りを楽しむべく豊後高田市に1年前に移住してきました。
ボタンボウフウは春から夏が収穫の季節です。それにも関わらず、土谷さんは年中朝から草刈り。というのも、化学肥料や農薬を使っていないため、手入れをしないとあっという間に草がボウボウになってしまうそう。それでも手間を惜しまず、愛情を込めて育てているのが感じられます。
豊後高田に移住してみた感想を聞いてみると、趣味である魚釣りを楽しんでいられるそうです。また、お住まいの家は土地が広いためちょっとした家庭菜園もしているとのこと。まさに、自然がそばにある田舎ならではの楽しみですね。

趣味の釣りで土谷さんが釣り上げた魚

今回はイベントにてユーモア溢れる土谷さんとご一緒させていただきました。これからのボタンボウフウの可能性に期待が止まりません!!

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