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【フミダス!メンバーの軌跡】松尾統伍

いつも場を明るく照らしてくれる松尾統伍くん。おじいちゃんの愛称でスタッフからもフミダス!メンバーからも親しまれていた彼は、このフミダス!から何を得たのでしょうか。

▶︎舞い込んできたタイムリーなイベント

Q:おじいちゃん改めてフミダス!に参加してくれてありがとう!そもそも何でフミダス!に参加しようと思ったの?

もう端的に言うと、自分を変えたいと思ったからですね!フミダス!のメンバーには、「めっちゃ明るい人」って印象を持たれていると思うんですが、実は高校に入学してすぐの時は、学校で全然喋らない感じだったんですよ。自分の地元ではない隣の市の高校に通っているので、最初は知り合いが誰もいなかったからすごく周囲に気を遣っていました。
でもだんだん高校生活にも慣れてきて、周囲の友達もいい人が多いことに気付いたので、もっとオープンになろうと考えていました。そんな時に誘われのが、このフミダス!でした。
ほかの自治体の高校生に会えることって自分の人生の中であまりないので、とても貴重な機会だなと思ってすぐ参加を決めました。


Q:タイミングがよかったのは間違いないかもしれないけど、それっておじいちゃんがそこにアンテナをはっていたから得られたチャンスだよね。実際に他の自治体の中高生に会ってみてどうだった?

一番感じたことは、場所とか住んでる環境は違うけど、悩んでることって一緒なんだなと思いました。今回僕たちは「進路・将来」ってところを1つのテーマにしてイベントを制作しました。自分自身将来に対する不安とかあったんですが、それって自分だけじゃなくて日本中の中高生が思っていることなんだなって気付きました。


Q:特に印象に残っている生徒はいる?

吉備中央町の中学2年生のしゅうすけくんですね。いつもすごいパワフルで(笑)すごいなあって思いました。自分が中学生の時はもっと大人ぶっていました。しゅうすけくんは、誰といても堂々としている様子が印象的で、「自分の理想的な姿」だなって感じていました。


▶︎自分を1人の人間として見てくれることへの喜び

Q:おじいちゃんがこのフミダス!の中での1番の思い出って何だろう?

それは間違いなく、プレゼン発表ですね。僕は今回のイベントを開催するにあたって、メンバーと大人の方々の前で「イベントで使う資金を集めるためのプレゼン発表」をしました。ここから学んだことは本当にいろいろありました。
結局2回大人の方々にチャンスをいただいてプレゼンさせてもらったんですけど、1回目の時は本当に自分舐めてたなって振り返ってみて思います。「なんやかんやお金くれるだろうな」って正直心のどこかで思っていました。でも、自分の発表を聞いた大人の方々が「それじゃお金あげたいと思えない」ってストレートに伝えてくれて。すごくすごく悔しかったし、結構泣きそうにもなったけど、「自分を1人の人間としてまじでみてくれているんだな」ってことに何よりも感動をおぼえました。そこが本当に嬉しかったです。


Q:1回目の挑戦が終わったあとのおじいちゃんの表情と言葉はすごく印象に残ってるな。そして何と言ってもそこからの挽回劇が本当にすごかった。どんなことを考えて、何であんなに頑張れたんだろう?

頑張れた理由は1つで、1回目のプレゼンが終わったあとにチームのメンバーが僕よりも悔しそうな表情をしていたり、悲しそうな表情をしているのをみて、これはまじで頑張らないといけないなって思いました。
1回目のプレゼンが終わってからは、大人の方に連絡をとって、フィードバックをいただいたり、プレゼンの練習に付き合ってもらったりしました。どの方も快く時間を割いてくれて、こんなにもありがたいことないよなって心底感じました。僕が内容に詰まってしまっているときも、ずっと待ってくれていて、人に恵まれているなって実感しました。


Q:おじいちゃんのプレゼンを通してチームがぐっと1つにまとまったなって感じているよ。この時思っていたチームへのイメージだったり、イベントへの意気込みはどうだった?

僕がこの時チームに対して感じていたのは、最初はただの「集まる」ってことを目的とした仲間だったんですよね。でもプレゼン発表だったり、イベント練習だったりという機会を通して、「高め合う」ための仲間になっていったなって思っています。僕たちと同じ、もしくはそれよりも高い熱量で大人たちがイベントを作りにいっている姿をずっとみていたので、これは本当に成功させないとって気持ちが高まっていきました。

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▶︎相手に自分を伝えていくこと

Q:フミダス!を通しておじいちゃんが変われたなって思う部分だったり、学んだ部分って何だろう?

これは周りの人に言われたんですけど、言葉が喋れるようになりました(笑)今までは、なにか意見を求められても、「いいと思います」しか言ってなかったんですよね。でも、フミダス!を通して、自分の意見を相手に伝えることの価値に気付けた気がします。ここはこれからも継続していきたい部分です!


▶︎最後に

Q:おじいちゃんの挑戦はまだまだこれからだね!次に掲げている目標があったら教えてほしいな!

フミダス!が終わってから勉強に注力するようになりました。今は毎日のように先生のところに通って、授業中にわからなかった部分を質問しています。フミダス!が本当に充実していて、楽しかったので、その分、苦手なことにもちゃんと向き合おうと思いました。特に英語ですね。
自分がいま経験していること、学んでいることがどこでいついきるのかわからないので、食わず嫌いで物事を避けてしまうのは勿体無いなって思っています。

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