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東京を愛した彼の詩

東京は優しい
こんな僕を受け入れてくれた
ただ目立たずにひっそりと暮らしたい
大きな家も広い土地も綺麗な空気も
今の僕には荷が重い
よどみきった東京が誰でも受け入れてくれる
派手にコスプレして急に歌い出しても
そこが東京ってだけで許されるような気がした
多分東京は多くの痛みを知ってる
だから夜は明るい
誰もが道を間違わないように


掃き溜めみたいな溜まり場、東京
人だかりの交差点の上で
踏み付けにされて死んだ彼が
愛した街

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