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永遠にずっと変わらないなんて 燃えないゴミと一緒じゃないか

比喩ジャックマンvol.19  
不死身の花/THE HIGH-LOWS

ずっと人気のラーメン屋の極意は、時代の変化に合わせ少しずつ味を変えることらしい。「毎日アップデート、毎日がスペシャル」です。

ヒロト&マーシー

『不死身の花』は2000年発売のハイロウズ中期のアルバム『Relaxin' WITH THE HIGH-LOWS』の一曲で、『青春』と同時期の曲。

甲本ヒロトと真島昌利は、最強のロックンローラーかつ最強の比喩ジャックマン。燃えないゴミは、時間が経過しても姿形は変わらないけれどゴミはゴミ。ヒロト&マーシーの”変化”や”時間の経過”に対する考え方がステキすぎるので時系列で並べてみます。

ブルーハーツの『情熱の薔薇』(1991年)で、

いつまで経っても変わらない そんなものあるだろうか

と疑問を呈し、ハイロウズの『チェンジングマン』(1999年)では

変わるぜ いつだって 変わるぜ 今だって

と変化を肯定しています。カッコイイ。『不死身の花』はこの後の曲(2000年)で、

永遠にずっと変わらないなんて 燃えないゴミと一緒じゃないか

と、比喩を使うことでさらに一段強いメッセージとなっています。さらにクロマニヨンズになって、『タリホー』(2006年)では、

形は変わる 自分のままで

『スピードとナイフ』(2008年)では、

変わらないものなんか何ひとつないけど 変わるスピードが違ったんだなぁ

とうたいます。

変化することに対しては一貫してポジティブでありながら、捉え方自体は少しずつ変化しています。2人のロックンロールが変わらずずっとカッコイイのも、きっと少しずつ変わり続けているから。負けじとコチラも変化にポジティブに生きたいなと思った35才の誕生日でした。

to be continued...


#比喩 #比喩ジャックマン #コラム #ブルーハーツ #ハイロウズ #クロマニヨンズ #甲本ヒロト #真島昌利


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