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今の学校に求めること・やってほしいこと

はじめに



この話を書こうと思ったのには、訳があります。

1つ目が私がお世話になっている、NPO法人ポポロ(岐阜市)の毎週金曜日の午後のオンライン居場所会で、(そこのNPOがやっていることでもあるのですが)ひきこもり・不登校・障害を持っていて生きづらさを抱えた人との出会いがありました。

その中で、現在、就労移行支援事業所という障害のある人の就職予備校みたいな感じの事業所をやっている社長さんとの出会いがありました。

もともとポポロの利用者だった人なのですが、実は元不登校の人のようでした。

社長さんのことやポポロのオンラインの家族会を通して、今の世の中、不登校や不登校でなくても学校になじめなくて困っている人が増えてきているのに、今の学校のやり方ではいけないんじゃないかと思ったこと。

2つ目は、同じくオンラインでNPO法人ポポロの不登校の親の会の時に、(岐阜県恵那市の会)母親らしき人が、「教育はその人の今後の人生を変えるものだ」と言っていた一言がとても印象的だったこと。

3つ目は、生き地獄のような学生時代を過ごしてきたからでした。

※高校時代は楽しかったものの、小・中学校は生き地獄でした。

難しく固めの話の話題にはなりますが、今回は学校の中でも”高校"にしぼって話をすすめたいと思います。 


1.学校で教えてほしかったこと 将来働くにあたって


1.ホワイト企業とブラック企業の違い

例えば… 

・繁忙期でもないのに、求人にかかれている残業時間より多い

・30・40代の人が職場に少ない

※一概にブラック企業とは言えませんが、ブラック企業が多いのは事実です。

・離職者が多い

・変な会社のルールがある など

というもの、私が最初に就職したところがブラック企業でした。なんであんなところに就職したのだろうと、今でも悔やまれてなりません。


2.ブラックな業界は何が多いか

例えば…介護業界は重労働で年末年始やゴールデンウィークお盆休みがないし、定時帰宅とはなかなかならず(仕事などで)残ってくださいと言われ、残業が多い。など…

3.働く上での制度


・有給休暇とは何か

※半年以上働いた時に、年間に最低でも何日休まないといけないか

・傷病手当とは何か

・残業手当とは何か など

4.業務適性を知ったうえでの進路選択


学校側でできることに限りがあるかもしれませんが、高校または大学を卒業すると、いずれ誰もが働いていくことになる。

職業選択をする上で、好きなことや関心のあることが必ずしも向いているとは限らない。

または、学校を卒業し、発達障害の当事者会でよく聞く話が”就職してから自分には向いていない仕事だと途中で気づき、仕事が続かない”

”転職ばかりを繰り返している”という人が数多くいる。

なので、学生時代の生活のかからないうちから、1日だけの職業体験や業界の話の講話だけでなく、高校生のうちから夏休みや冬休みなどの長期休暇を活かし、企業などに直接1週間ほど実習をはさんだり、学校で模擬体験などをしてみて、自分の業務適性(向いていることはもちろん、向いていないことを知ることがもっと大事かな?)を知っておくべきだと私は思う。

企業の採用する側としても、採用しても業務適性がなくて早期退職したら、大きなショックを与えるだろうし・・・。

そして、業務適性を知って、本人のできることや得意なことを知り、なおかつ本人が興味関心のあることを知った上で、学校側がしっかりと進路選択(進学や就職など)の相談をしてくれたらなと思う。

5.もし仕事をなくしたら、どういうことをしないといけないか?手続きなど


例えば…

・仕事の引き継ぎ方

・会社へ返却しないといけないもの

・ハローワークへの失業保険の手続き

※勤続1年以上なおかつ、退職後も失業の場合のみ失業保険をもらえる。

・その他必要な手続き など…

2.学校で教えてほしかったこと お金の勉強


アメリカの学校はお金の勉強をするのに、日本の学校はなんでやらないのかな?と思うが…

1.支払わないといけない税金


・健康保険料

・厚生年金

・所得税

・車税(車を持っている人のみ) など…がかかる。

※私の母は結婚するまで、生きていくのに所得税や独身時代は車を持っていなかったため車税がかかることを知らなくて、初めて気づいた時にはびっくりしたようだ。

2.家計簿のつけ方や人生に必要な費用の名目

これはカードゲームみたいにしてやると、頭にも残りやすいし、いいかも。

例えば…食費・水道費・光熱費・社交費など…

3.変えていってほしい!学校自体の方針

困った風潮1.


今の学校を見ていて思うことが、”いろんなことをまんべんなく平均的に、みんなと同じ事をしましょう!”みたいな感じが個人的にあるんじゃないか。

またそんな風潮があるせいで、苦しんでいる子どもが非常に多い気がする。

だからそんなやり方をやめて、もっと自分の長所やできることを伸ばし、派生して専門的なことをギュッと絞って学び、将来の職業や進路選択にしていったらいいのでは!?と思います。

困った風潮2 


今の学校は、決められたことだけをやりなさい。言われたことだけをやる。という気がしてならない。

社会に出たら、何でもいい自分で決めて行動しないといけない。

社会に出たら、おまかせがきかない。自分のことや自分の人生は自分で決めていかなくてはならない。

だからもっと、自分で時間割とか勉強できる場所とかを自由に選べたらいいのに。

大人は、もし上手くいかなかったら居場所を選べる。

でも子供は、学校がすべてだから。

それに、学校はいじめとかで自殺をする人が多いけれど、学校は自分の命を落としに来る場所じゃない!!

学校でうまくいかなかったとしても、フリースクールやNPO法人などたくさんの逃げ場が近年は増えてきているし、何年かして学び直すことだってできる。

絶対に死ぬことだけはしてはいけない!!

4.変えてほしい学校の仕組み


1.学年を年齢で仕切らないで!!


はじめに…で書いたことと繋がってくるのですが、生き地獄のような学生時代を過ごしてきた理由の大きい一つの原因に、自分自身が同い年の人との相性がとても悪いことでした。

しかも、そのことに気づいたのは18歳のときでした。

どういうタイミングで気づいたかは忘れてしまいましたが、周囲の人と合わずに原因がわからないまま苦しんだ過去がありました。

だから学年で年齢を区切らずに、年齢ごちゃ混ぜでいいんじゃないか?

そのほうが、いじめも少ないんじゃないか?と思います。

タイムマシーンがあるなら、過去に戻って自分に言ってやりたい。

今はなんか、合わない人が多くて大変だろう。

でもそれは、自分が同い年の人と合いにくいからだよ。
 
まだあなたは気づいていないけれど、あなたは周りから自分が思っている以上に賢く優秀に見られるぶん、同い年の人から妬まれたり、反感を買ったりして、時にはひどい目にあったりしやすい。

その自分の特性や、運命を変えることができない。

でもそのかわり、自分より年上の人や年下の人から、好かれたり気に入られたりする。

だから、その自分の長所だけを見つめていてほしい。 

2.日本の学校は受け身ばかりなのでは!?


タイトルの通り、日本の学校は受け身ばかりなのでは!?と思う。

具体的に、先生から教えられたことだけを単に覚えて…みたいな感じで自分の意見を言う機会が少ないが、海外の学校などでは、グループなどになって意見を求められたり、クラスメイトの互いの意見を交換したり、クラスで発表したり…いわゆる、グループディスカッションを求められることが多い。

だからか、社会人などになって日本人は特に、自分の意見や考えを言えず、困っている人が多い気がする。

国語の授業などで、漢字や文法など形だけでやっていても、言う練習をしないと意味がないのでは!?と私の個人的な思いがある。

正直なところ、漢字なんか書けなくてたってスマホなどで調べたらいいし、文法なんかできなくったって生きていける。

でも、これからの時代は、自分の意見をもって言葉で伝えたり、自分のことを自分で伝えていく力がないと生きていけない気がする。

たとえ言うのが苦手ならば、言うだけが方法じゃない。

私みたいに文章で伝えたり、イラストで伝えたり、YouTubeなどの動画であげるのでもよい。

形はなんでもよいから、伝えていこうとする姿勢が大事だと思う。

最後に


職場の人が言っていた言葉なのですが…

学校は社会で生きていけるようにするための学びの場なのに、学校の勉強だけでは生きていくことができない。

学校以外の居場所ももっと増やしていかないといけない。

その言葉が印象に残っています。

学校という場がもっと、誰にとってもより良い場所であってほしい。

学校という場以外の場がもっと、社会に増えてほしい。

そんな願いを込めて、書きました。





















 




















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