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私のたまたま出会った男友達


突拍子もない出会い


私には少しレアだけどそこそこ仲良くしているTさんという男友達がいる。

Tさんと知り合ったのは、少し一風変わった出会いだった。

2020年の秋、私がはたちの時。

(大阪の)長居公園という場所に公園内の植物園のコスモスを見るために、別の男友達といた時のこと。(以下、Iさんとする)

もうその人はわけがあって縁を切らしてもらったのだが、もともとIさんとは、私が高校時代の学校の活動の一環でお世話になっていた先輩(男性)の友達がIさんにあたり、先輩の紹介でIさんと知り合った。

私から見て、Iさんの同級生(Iさんから見て、友達にあたる人)が、長居公園にいることがわかり、僕の友達に会ってみないかと言われた。

なんか面白いことになりそうと思いその人と会うことにして、Tさんと合流した。

(以下、Tさんとする&Tさんは男性です)

Tさんの他に2人の男性がいた。どうやらバスケットボールを持っていたので、バスケの仲間らしかった。

Tさんと合流して会って、少しだけバスケをした。

その後、私とIさんは長居公園まで電車で来ていたのだが、その日は、ヨドコウ桜スタジアムでサッカーの試合があって、試合を見終えたお客さんが駅のほうにたくさんの人が流れていっていた。

話がわかりやすいように公園内のガイドのURLを貼り付けておこう!↓

車できていたTさんはそれを見かねて、車で送っていこうかと声をかけてきた。

お言葉に甘えて私とIさんは一緒に車に乗り込んだ。

ほかの男性2人も一緒に車に乗り込んだ。

Tさんがいなかったら満員電車すぎて帰れないところだった。

Tさんが車の運転手となり、TさんとIさん以外のバスケの仲間らしい2人は家が近所なのか、車を走らせて5分か10分ぐらいで途中で車を降りていった。

TさんとIさんと私が車の中に残った。

3人は長居公園から車や電車で行っても、片道一時間はかかる。

私はTさんの助手席に座っていたのだが、なんだか話をしていて気が合いそうだと私が勝手に思った。

そして、Tさんと私は、私の自宅付近のコンビニに来たときにライン交換をした。

それが、Tさんとの出会いだった。

ライン交換したはいいもの


Tさんとは5つ年上のようだった。

ライン交換したはいいものの、出会って少し後に言われたのだが、Tさんにとって私の第一印象はめっちゃ最悪だった!と電話越しに言われた。

それを聞いて少しびっくりしたのだが、無理もなかった。

というのもTさんは、筋金入りの女嫌いだったのだ!!!

共通点がない


もともとTさんと私は、障がいをもっていることはお互いに知っていた。

でも最初は、それしか共通点がなかった。

最初は、同じ障がいをもっている人だと私が勘違いしていたのだが、私は発達障がいの自閉症スペクトラム(ASD)をもっていて、Tさんは、知的障がいをもっていた。

出会った場所と関係してくるのだが、長居公園という場所が、日本で最初に障がい者スポーツセンターができた聖地であり、Tさんはその知的障がいのバスケのチームのキャプテンで、Tさんはチームメイトとバスケの練習にきていたのだ!

※Tさんのチームは知的障がいのバスケチームとして、大阪代表で全国大会に出場したりしている。

でも、私はバスケットボールの関係者でもなく、彼と同じ学校というわけでもないのだ。

でも、関わりの中で…


でもTさんと関わっていくなかで、共通点を見いだしていく。

・お互いに夏に生まれて、誕生日が近いこと

・自然が好きで、人混みが苦手(彼は嫌い)なこと

・和歌山の町を気に入っていること

同世代が合わないこと

これが1番大きいかもしれない。

少し前まで、いろんな発達障害の当事者会をねり歩いてきた私だが、同世代が合わないことが障害の特性でか、だいたいの人が口をそろえて言う人が多かった。

私は特に、同い年の人と一生関わりたくないと思うほど、めっちゃ相性が悪い。Tさんも同世代が合わないようなことを言っていた。

きっと、Tさんは精神年齢が高く、貫録をもてあましすぎていてるのもあるだろう。

Tさんはメガネをしているが、もうきん類のタカのように人を観察する力が半端ない。人を見る目がするどすぎる。

なので、本当は目がいいのに、メガネという名の見せかけの道具でごまかそうとしているんじゃないかとたまに思う。

また、Tさんが少し若かった頃に思っていたり経験したことが、もしかしたら私と重なって見える瞬間がTさんにはあるのかもしれない。

これからも...


Tさんは本当に厳しい人で、私に対して苦情の嵐になることも多々ある。

きついことを言われてただでさえハンカチをかみたいほど腹が立っているのに、言われていることがド正論すぎて、余計に腹が立つこともある。

でも、困っている時は助けてくれる。

実際に、あまり人に相談できないようなことを、私が泣きながら何回かラインで電話をしたこともある。

私がもしかしたらもうじき実家を離れて暮らすことになり、もしかしたらTさんと少し離れた場所に暮らさないといけないかもしれない。

Iさんの提案があったからTさんと出会えたのだし、先輩との出会いもないがしろにできない。

出会ってなんやかんやで、3年目の秋がくる。

あの日の偶然の出会いに感謝している。


















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