「見たくてたまらない」2022年12月13日
忙しいのかもしれない日。
朝からデンシャに揺られてニンゲンが「大学」と呼ぶ場所へ向かう。
私は電車で本を読む方の人間なんだけど、逆に電車の中でばっかり本を読んでいて、家とかではあんまり読んでない。なんか電車で座ってる時の方が読書スイッチ入るのよね。
でも電車に揺られてる時間ってそこまで長くもないから、なかなか読み終わらない。読んでる本の中身がよくわからないというのもある。むつかしい。
でも早く読んで返さなきゃぁ…
そう、この本は図書館で借りたのだけど、もう借りてから1ヶ月も経ってしまってる。
授業は統計。
統計の話を聞いてる時に抱く印象ってだいたい「まぁなんか、言わんとすることはわかるよ」になる。
そこから完全な理解にまで接続されることはないので(別にそこまでを求められる授業でもない)、基本的に全部何となくで統計ソフトを動かしてる。
そう、結局統計もソフトでやるから、統計そのものについての本質的な理解というのは実際そこまで必要がない。
道具としての解像度があれば十分であり、その原理まで理解することはないのだ。
ただそれは置いといて素人の感想なんだけど、統計の計算ってなんかフワフワしてない?さっき私は統計について「言わんとすることはわかる」と言ったけど、実際の統計の計算も根本的な所にはそういう感覚で設計されてるところがあるんじゃねとちょっと思う。
知らんけど。
帰宅。そしてすぐ井上尚弥の試合を見るべくdTVに登録した。
しかし、これが思いのほか難航した。どうやら今回の試合を見るべくdTVに登録しようとする人々が殺到したらしく、dTV側のサービス登録関連のサーバーが渋滞していて、登録に必要なワンタイムパスワードが全然届かなかった。
結局、有効期限が10分間のワンタイムパスワードが私の手元に送られてきたのはパスワード発行から30分以上経ってからだった。明白にダメすぎる。
その上さらに私をムッとさせたのは、あまりにサーバーにアクセスが集中しすぎたdTVが、井上尚弥の試合を誰もが登録不要で視聴できる無料放送に直前で切り替えたこと。おい!私の費やした30分以上の時間!しかもこっちは登録にあたって種々の個人情報をお前に渡したんだぞ!
dTVとしてもかなり多くのアクセスが集中することは事前から明らかだったのだから、なんらかの対策を講じておくべきだったのでは?とちょっと思った。
不満はこれくらいにしてですね…
※以下ボクシング観戦素人が今回の井上尚弥vsバトラーの試合について好き勝手語ってます。
肝心の井上尚弥の試合。なんか、不思議な気持ちになった。井上尚弥があまりに強すぎて。
途中からバトラーの方を応援したくなった。というかしてた。でも結局は全局面においてバトラーは井上尚弥の圧倒的な圧力の前に何も仕掛けることはできなかった。いや何もということはないんだろうけど、素人目にはわずかなチャンスでも狙ってやろうというバトラーの気概がわからなかった。
しかし一方で、バトラーのタフネスはすごかった。バトラーのブロッキングやステップは井上尚弥のパンチを上手く(しばしば辛うじて)対処していたし、井上尚弥もだいぶ攻めあぐねていたのは本当。
その結果にして井上尚弥はノーガードをとったり、両手を後ろに組んだり、「来いよ」というように手招きしたりといった誘いをするわけ。傍目には挑発だとか煽りにも見えるし、実際に井上尚弥もあまりに手を出してこないバトラーに対して「なんのために日本に来ているんだという気持ちもあった」と試合後のインタビューで言っていた。
試合を一緒に見ていた母親には、あんまり今回の試合内容にはいい印象がなさそうだった。母親は別に今回の試合ひいてはボクシングに対して特に興味がない、本当に一般的な感性を持ってる人だから、まぁそう感じるだろうな。というか私だってちょっとはそう思う。
でも11ラウンドも見れたし、面白い試合だった。バトラーはなんか応援したくなるし、井上尚弥は来年から階級をスーパーバンタムに上げてまた統一を目指すだろうし、私ははやくその試合が見たくてたまらない。
ちなみに今回の試合を見た後、私は2019年のさいたまスーパーアリーナで行われたWBSSトーナメント決勝「井上尚弥vsノニト・ドネア」を見直した。
そんでやっぱこの試合、めちゃめちゃ最高…。
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