見出し画像

オーマイコート?〜わたしが裁判員になっても〜 ②再び届く謎の封筒

1.再び届く謎の封筒

あれからちょうど1年後の2021年11月下旬、実家でのんべんだらりと寛いでいるタイミングでまたもやある封筒が届いた。

「〇〇!また裁判所から封筒が届いてるぞ!」

確かに「2021年の1年間は裁判員候補者名簿にあなたが掲載されます」的な通知が届いたことははっきりと覚えていて(そのときの詳細は前回の記事 https://note.com/fatboy_slimanai/n/nd0cd31323979
をご覧ください)、おそらくそれに関係しているということは何となく察することができた。

しかし今は2021年の11月下旬。年の瀬という概念に含まれてもおかしくはない時期である。よく考えてみると残り1ヶ月で裁判員になることなんてありえない。たぶん「1年間名簿に掲載させていただいてありがとう」的な手紙なんだろうなと思いながら新潟地方裁判所から届いた封筒を開けた



2.サプライズ


その封筒に入っていたのがこれ。

まごうことなき「裁判員等専任手続期日のお知らせ」

確かに2021年の裁判員候補者名簿に名前が掲載されるとは聞いていた。しかし裁判自体が翌年に行われるヤツにも招集される可能性があったとは思ってもいなかった。
まあ冷静に考えると裁判員裁判は年の瀬でも開廷されていても別におかしくはないのでそのパターンも有りうると納得できるのだが、自分がそうなるとは一切予見できていなかった。そりゃそうだよな。

封筒の中には介護や妊娠などの理由で選任手続の辞退を申し出るために提出する「質問状」や裁判所への旅費(交通費)や日当を貰うために必要な「旅費等の振込先の届出」やそれらを事前に裁判所に返送するための封筒や、その他諸々な書類やパンフレットの類が同封されていた。


同封されていたパンフレット
今後の大まかな流れが掲載されている


勤務先に裁判員制度への理解を求める文書と子供や介護が必要な家族がいる方々に対しての案内
介護の場合は一部自己負担も子供がいる方は裁判期間中に近隣の保育園で一時預かりをしてくれるとのことで少しでも参加辞退を減らしたいという意図が見える


裁判員制度のポジティブさを押し売るかのような文書

僕は昔から社会科が得意科目でむしろそれだけが取り柄の人なのでそもそも裁判員制度にめちゃくちゃ興味を持っていたし、そういう稀有なイベントが大好きなタイプのため辞退なんかするはずもなく翌年1月18日に新潟地方裁判所に足を運ぶことを決めた (上司も社長も「珍しいじゃん!行って来い行って来い!」ぐらいのノリであっさりOKを出してくれてラッキーだったし感謝でした)んですけどやっぱり参加までの心理的・社会的なハードルというものは低くはないのかなというのが正直な感想でもあります。

そんなこんなで年が明けた2022年1月18日、僕は新潟地方裁判所の入り口の前に立っていた。

次回へ続く(次はもっと短いスパンで更新します)


参考文献
裁判員裁判 ( https://www.saibanin.courts.go.jp/index.html )

何か間違えた表現であった場合のご指摘やご意見・ご感想があればご気軽にお寄せください。
TwitterもやっているのでリプなりDMなりフォローなりご気軽にお寄せください。
@go_orangista_go

#裁判員裁判
#裁判員
#裁判員制度
#裁判
#新潟


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?