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3社でのエンジニア経験を経て、AIスタートアップのSREを選んだ理由と入社後の印象。【入社エントリ】

はじめまして、Development Dept. SRE Unit の田中です。

2023年5月に入社し、約3ヶ月経過しました。入社1週間後の日報で「1週間しか経っていないけど、それ以上に経っている気持ち」と書いたことを思い出しましたが、FastLabelでは物事の進むスピードが速く、濃密な3ヶ月間を過ごしています。

入社1週間後の日報

このエントリーでは、自己紹介代わりに私のこれまでの経歴やFastLabelに転職した理由などを書かせていただきます。


これまでの経歴

キャリアの始まりはSES会社であり、約3年半在籍しました。ほとんどの期間、大手電機メーカーグループのシステムインテグレーターに客先常駐していました。

2社目はECサイト向けのSaaSを開発している会社で、これまでで最長となる約8年半在籍しました。この会社のおかげで、エンジニアとして大きく成長できたと感じています。最初はバックエンドエンジニアだったのですが、任せられたプロダクトをAWSで動かすことなり、インフラ周りの設計から構築までを担当するようになり、最終的にはフルスタックエンジニアのようになっていました。

前職となる3社目はリーガルテックのベンチャーで、約2年在籍しました。バックエンドとSREの兼任で入社したのですが、兼任は辛いと感じたため、SRE に専任することに。SREとして、システムの基盤を改善したり、新機能で必要となるAWSサービスの選定・構築などを担当していました。


転職活動のきっかけと重視したポイント

前職で携わっていた大きめのプロジェクトが落ち着いたタイミングで、転職することを決意しました。特に不満はなく、環境を変えたかったのが今回の転職理由でした。今回の転職活動で重視したポイントは下記です。

  • SREとして働けること

  • 従業員数が50人以下であること
    →前職の従業員数は約400人であり、お互いのことを認識できる環境で働きたかったため

趣味で行った日帰り旅行の一コマ


FastLabelを選んだ理由

FastLabelを知ったのは、約1年半前に届いたWantedlyのスカウトメールでした。その時は、転職することを考えていなかったためスルーしたのですが、「機械学習のアノテーションツールにはニーズがあるのか?」「ちゃんと考えてインフラが構成されているなー」などと思っていました。

その後、転職活動を始めた際にFastLabelのことを思い出し、スカウトメールに返信するか迷っていたタイミングでFindyにていいねをもらい、「これは運命だ!」と思ってカジュアル面談を受けることに。

カジュアル面談で印象に残っていることは以下です。

  • パーパスである「AIインフラを創造し、日本を再び『世界レベル』へ」の強烈な印象

  • チームを改善するための仕組みがあること

  • SREがいない状態であり、SREを非常に求めていること

SREが一人もいない状態で自分の力を発揮することができるかという不安がありましたが、今回の転職活動で重視したポイントをクリアしていることに加えて、これまでのスキルで貢献できることが多そうだと考え、選考を受けることにしました。


FastLabelに入社してみて

入社前後で大きなギャップを感じることはなく、日々やりがいを感じています。会社全体に顧客のために良いプロダクトを提供するという意気込みが行き渡っており、顧客からの声が日々Slackで共有されるという空気感が素晴らしいと感じています。また、チームメンバーとも日々のディリーMTGでタスクの進捗報告をするのですが、相手の意見を尊重しながらも自分の意見もちゃんと伝える感じです。

ディリーの様子

約3ヶ月が経過して、私が考えるFastLabelのアピールポイント(?)は下記です。

  • 兎に角スピードが速い!

  • SREとしてやることがまだまだある


兎に角スピードが速い!

入社初日に感じたことは「兎に角スピードが速い!」ということです。入ってすぐに顧客との打ち合わせに参加したことは非常に驚きました。

また、このプロジェクトに関連して、AWS CodeBuildに付与するロールやAmazon ECSのタスクロールなどに付与する権限を見直すことになったのですが、これも入社初日から既存のAWS CDKで書かれたソースや、アプリでAWS SDKを使っている箇所のソースを確認して、ロールに付与する権限を修正していくという作業をひたすらやりました。

動作検証ではほぼ全ての機能を確認することになったので、機能を速く理解する良い機会に。修正から動作検証までを入社1週間でやった記憶があります。


SREとしてやることがまだまだある

これまでは専任のSREがおらず、各メンバーが機能開発しながら片手間でSREとしての業務を行っている状況でした。そのため、着手したくてもできていなかった課題が蓄積している状況で、日々の業務はこれらの課題で優先度の高いものから消化しています。また、私のこれまでの経験やスキルをもとに改善も実施できているので日々やりがいを感じています。

FastLabelのプロダクトは必要最低限のことが出来ていますが、より良くするためにまだまだやれることがある印象です。

高レベルの課題もあり、例えばデータベースの構成をどうするかです。FastLabelはマルチテナントSaaSであり、データベース分割モデルはプールモデルを採用しています。このモデルは単純で運用コストが低いというメリットがあるのですが、テーブルのレコード数が膨大になり、レイテンシーが低下するというデモリットも。現状はクエリやインデックスの改善で凌いでいるのですが、いずれ限界がくると考えています。

限界が来る前に解決したく、ブリッジモデル(これまでの会社でもこれを採用していた)への移行も考えられるのですが、マイグレーションに時間がかかるというデメリットもあり、頭を悩ませている状況です。この課題を一緒に解決してくれる方を募集中です!!

興味を持っていただいた方はぜひ、こちらの資料に記載されている開発環境やアーキテクチャをご覧ください。

今後の展望

FastLabelはまだまだ成長中のフェーズであり、プラットフォームも改善の余地がたくさんあります。SREとしてこれらの課題を解決し、プロダクトの安定稼働やエンジニアの開発体験の向上に貢献できたらと考えています。

そんな私と一緒に働く仲間を募集中です!お気軽にカジュアル面談も受け付けています。


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