手順マエストロに学ぶ
麻雀が強くなりたい!と毎日ひたすら麻雀を打ってみたところで雀力は上がりません。
勝てた~!という日があっても、数日すれば、ボロ負けして「今日は調子悪いなぁ」と思っている。
勘違いです。調子が悪いんじゃなくて、実力です。勝てた時は配牌と運が良かっただけ。
この勘違い人間こそ、私です。運の要素が強いゲームだからこその勘違い。
お恥ずかしい・・・
実際、麻雀を打ちながら「どの牌から捨てたらいいんだろう?」と迷い、
牌を捨てた後に「この牌を捨てた方が良かったな~」と後悔。
とりあえず、字牌、1・9牌から捨てていこう。
次は2・8牌捨てて、
3・7牌はなるべく残そう
このルールだけで打ち続けてきたので、そりゃあ限界があります。
自分の手元しか見てない訳ですから。場の状況も踏まえた上で、更にその後の可能性も考えた上で打たなくては、待ちが悪くアガれなかったり振り込んでしまったり。
前回の記事で
と書いた通り、「順序」よく麻雀の勉強をしていきたいと思っていたところピッタリの書籍に出会いました。
MリーグでKADOKAWAサクラナイツに所属する、内川幸太郎さん著書の「現代麻雀の絶対手順」です。
「手順マエストロ」が内川さんのキャッチフレーズなんですね。
表紙の「麻雀で最も重要なのは手順である」という言葉が、麻雀の勉強で迷える子羊になっていた私のハートを掴みました!
ご本人も著書内「はじめに」で、”初級者がこの本で基本を学び、自分なりの打ち方を見つけていってほしい”ということを書かれているとおり、どちらかと言うと初級者向けの本のようです。
麻雀プロの戦術本を読むのは初めてでしたが、初級者でも分かり易くて一気に読むことができました。
1問ごとに丁寧な解説があり、理解しながら読み進めていけました。
初級者が読むことを考えて書かれているため、前から順番に読んでいけば前後の疑問が解決していく構成になっています。
勉強の仕方も順序立ててが大切。麻雀中も順序立てて考えて切っていくことが大切。その考え方が、順序良く学べて身に付きます!
最後の章「実践から学ぶ手順」は、内川さんご本人の実践譜を使っての手順解説となっています。プロは試合中、こんな風に考えながら打っているんだ~!と、プロの頭の中を覗く感覚でワクワクしながら読みました。
個人的には、「あとがき」前の数行で内川さんの人柄が伝わってきました。
実はMリーグで麻雀を打つ姿を初めて見た時、眉間にシワを寄せて打っていて「怖そうな人だな」と思っていたんです。
それこそ恥ずかしい勘違いでした!!
対戦中の顔芸、点棒受け渡し時の様子、インタビュー時の受け答えの姿・・・
怖いどころか、優しさ・穏やかさ・滲み出る面白さがある方なんですよね。
いつか、この本にサインをしてもらえる日が来るといいなぁ・・・と願いながら手順を大切に麻雀を打っていきます。