エビ蔵(笑

俗に「エビデンスを突きつけ相手を論破しようとすること」を「エビデンスで殴る」と言うようです(エビ蔵ともいうらしい(笑)。そのことに関して面白い記事を見つけました(リンク)

詳しくはその記事を読んでもらうとして、ブログ読者の方々はおそらく

「それ(エビ蔵)って、お前のことだろ!」

と思われた方々も多いと思います(笑。

いや、そんなことは・・・・、全くありません(笑。ただ私が常にエビデンスでは・・・とブログでよく書いてきたのは、「オマイラ言っていることとやっていることが本当に正しいのか?」という警告です。もちろん自分に向けてもです。

上の記事で

「エビデンスのないことを推奨しないでください。それは社会に対して害になります」
VS
「私はエビデンスを論じているのではなく、私個人が経験したエピソードについて述べているのです」

というのは正しい議論であり、もし我々徒手療法家が、徒手療法は痛みの治療に対して十分なエビデンスがでていないのに、しかし徒手療法家自身の経験でいいと思っているからそれをすすめる(施術する)というのであれば、以前のブログで私が書いたことをもう一度見返す必要があるのではないでしょうか?引用すると

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(治療家によくある言動パターン)

A先生:数回で来なくなった患者さん達を治ったと勝手に判断するタイプ

B先生:来なくなった患者さん達を「あの人は俺たちのやり方を理解できなかったから治らなかった」と宣うタイプ

C先生:人には(ネットなどでも)「○○痛は☓☓に鍼を刺す(☓☓筋を揉む)と絶対に治る!」と豪語するも、その言っていることはしょっちゅう変わるタイプ

D先生:さんざん「他の治療法では治らない!」と患者さんの前や仲間に言い、「俺のやり方だと数回で絶対に治る!」といいながら実は同じ患者さん達が長年通っている

E先生:少数穴で治る!と本や講習会とかで言っておきながら、実はそれだけでは患者さんの満足度が得られず、実際はもっと鍼を刺しているタイプ

F先生:効かせるには深部までしっかりと刺激を入れる必要があるといい、太くて長い鍼をガンガンぶち込む、あるいは思いっきりマッサージするも、痛みに耐えられずに離れていった患者さん達を馬鹿にするタイプ

G先生:「私は病気や痛みを治しているのではなく、その人を治している」と達観したようなことをいい、患者さんが良くならなくてもそれは私の責任じゃなく、まだそういう時期(体の状態)なんだと責任逃れするタイプ

H先生:自分のメソッドを数回行った後、仮に患者さんが良くなっていなくとも「全て治した!あとは気の問題!」として勝手に終了し、自分が治したと思い込んでいるタイプ

I先生:治療前と治療後の状態をまだ患者さんは痛みを感じているにもかかわらず、関節のROMの改善、体の歪みの改善などを理由に終了。そして治したと悦に浸っているタイプ

J先生:自分の治療(手技)はさておき、やたら患者さんの生活態度が悪いと治療中言い続けて、(まだ痛むのは)俺の言う通りやらないから治らないんだ!と説教するタイプ

K先生:治った(良くなった)患者さんだけを覚えていて、良くならなかった患者さんは記憶から消しているタイプ

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私もクライアントにはすぐに良くなってほしいし、私の施術がクライアントの助けになってはほしいですが、よくよく冷静に過去の経験を考えてみると果たして自分の施術でクライアントが治ったのかどうか、非常に疑わしいです。

誰か、何でも治る!という徒手療法があったら教えて下さい。


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