痛みについて勉強しなおす(17)---小ネタ集(4)---
今回の小ネタ集ではシンスプリントと膝蓋大腿関節痛(patellofemoral pain、要は膝痛)についてのE-bookからの私が興味深いと思った事柄の紹介です。
私は数年前まではシンスプリントの治療は前脛骨筋、もしくは後脛骨筋への鍼やマッサージで「簡単に」治ると信じていたし、仮にコンパートメント症候群と医師の診断があった人でも下腿の筋肉に鍼をさせば簡単に治ると信じていました。(マジモンのコンパートメント症候群ならまともな知識なく下手に治療に携わるのは超危険です!ほとんどの徒手療法家はその危険性をわかっていると信じたいです。)
また膝痛に関しても大腿四頭筋、内転筋群のトリガーポイントの治療、中殿筋や小殿筋からの関連痛を考慮してそこへのアプローチでいとも簡単に治ると思っていたし、そう患者さんの前で偉そうに言いふらしていました。(ちなみに世界の理学療法界では膝痛は治りにくくて悪名高いと言われています。そして今回のブログではそれがなぜなのかを詳細に記してあります)
しかし今回詳しい病態、有効な治療法を勉強した結果、私はいかに無知で馬鹿だったかに気づき大いに反省しました。(多分日本のほとんどの徒手療法家はそうではないと思いたいです。)
もう日本語の治療関連の本やブログなどは一切フォローしていないので日本の治療界隈の情報は全くわからないのですが、さすがにシンスプリントや膝痛を(骨折や悪性腫瘍などのレッドフラグ以外は)トリガーポイントの治療、もしくは膝関節、足関節の「矯正」で治ると宣伝している「naive(←ぜひ辞書で単語の意味を調べてみてください。日本人の思っているナイーブとは意味が違います)」な方々はいないでしょう(ってそう思いたいです)。
なので、シンスプリントや膝痛をトリガーの治療、関節の矯正だけで治るわけないやろ!って思っている方々は今回のブログから得るものはないと思うので、スルーしてください。有料ブログ読者には有益な情報を提供できず申し訳ない限りです。
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徒手療法家のためのファシア考察
ファシアについて徒手療法家が知っておくべき情報を随時更新していきます。またファシアに限らず徒手療法に関する事柄も随時追加していきます。
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