痛みについて勉強しなおす (7)---炎症について知っておくべきこと
痛みを考える上で重要なことは、我々の体の中では常に組織の「wear and tear(擦り切れ、消耗、損傷)」が起こっていて、それに応じて体の中の修復システムが働いているということ。それをより理解することで、組織の修復には何が必要なのか(例えば休養、動くこと、栄養、薬、手術など)がわかる。またこの「wear and tear(損傷)→修復」は筋、腱、靭帯などの軟部組織だけでなく、内臓(腎臓、肝臓など)の組織でも同様に起こっている。大雑把に修復システムを書くと、組織の損傷→炎症