父は転職をする
さて、早速ですがタイミングなので記事を書いてみよう。
小学3年生の君はこれを読んだところで「?」の反応でしかないんでしょうけどね。一応君宛の手紙風に書いておこう。数年後に理解して読めるようになったら読んで何かを感じてくれ。その頃このアカウントがあるかと思うと多分、いや1,000%無くなってるんだろうな。父は飽き性だから。
さて、父の社会人キャリアを簡単に振り返ってみると、もうかれこれ15年もの年月を過ごしてきた。自分の気持ちはまだまだ若手気分なのだが、経験値的には中堅ど真ん中のキャリアだ。小学校の先生で言えばもう十分学年主任とかできる年齢だからなぁ。君の担任の先生よりも歳上かもしれないぞ。(だから敬え?)
父はつい先日「クラウドワークスの成田さんの卒業」ニュースを拝見したんだが、父とは年次も近く、お仕事でもお会いしたことがあったり、同じ時期の卒業という極めて限定的な共通点に勝手ながら親近感を覚えている。とはいえ社会への貢献度という意味では遥かに劣るわけだが。
父は、新卒から10年強は所謂JTCと言われる金融機関に勤務してきた。その後、2年間ほど会社や事業の立ち上げや失敗、売却を経て、再びJTCへ転職をした。君は知らないだろうけど、父はずっと一貫して金融の世界にいる。
直近のキャリアでは少し金融から別の世界に飛び込んだつもりではあるが、金融のスキームを活用したSaaSやプラットフォームのサービス立ち上げを手掛けてきたので、もう金融というバックグラウンドを大きく変えてチャレンジするスペックも体力もないのだ。
スペックも体力も無いながらに、冒頭でも触れた通り、父は君と同じように典型的な飽き性なので、新しい事への知的好奇心は一丁前に強いんだと思う。君がマイクラ→Robloxに戦場を変えたようなもんだな。血は争えんな。
ということで父は1月からまた別の会社にいく。次も金融だが、これまで以上にTechを活用するデジタル領域だ。金融・金融言っているけど、一丁目一番地である銀行業務や証券業務にはこれまで一切携わって来なかったんだけど、来年からはちょっとその辺の分野にも触れていくことになるので、父としてはワクワクしている。
あとね、君はあまり知らないだろうけど、父は転身の都度、東京の多くの場所で働いてきたよ。丸の内・渋谷・新宿・池袋・六本木・赤坂・四ツ谷。あ、確か私の会社が赤坂にあった頃のオフィスには君も遊びにきたことがあったね。
君の周りのお友達のお父さんたちの中でもここまで多くの土地で働いたことがあるお父さんはそんないないんじゃないかな?くだらないマウントの自慢だね。こういう器の小さい人間にはならないように気をつけてね。
さて、来年からの会社はまた始まりの土地に戻るよ。ちょっとネガティブな印象があるけど、勤務地なんかでグダグダいうつもりもないし、君たちにしっかり還元できるように頑張って稼いでくるとしよう。(でも本当は渋谷がよかった・・・)
はい、今日はここまで。おうちでは父の仕事の話なんか一切しないから新鮮だったかな?この手紙はいつ読んでくれることやら。。
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