見出し画像

香川県さぬき市でのサツマイモづくり

栽培する品種

【あまはづき】(2023年11月10日、越冬ツル苗1回目)

しっとり系。早掘りしてすぐ食べられる品種。貯蔵性は悪いのでつる苗を越冬させる。

つるを越冬させる

【鳴門金特】(2024年に苗づるを購入)

ほくほく系。

2024年5月3日:西條種苗で20本購入

【すいおう】(2023年11月10日、自家採種いも2回目)

葉やつるを食べる品種。いもはまずい。

2024年5月13日

2023年12月13日

栽培のポイント

・ヒルガオ科サツマイモ属
・元気な苗をつくることが成功のコツ。
・もともとやせた土地でも育つ作物なので、肥料が多いとイモが育たず、つるばかり育つ「つるぼけ」になるので注意。

肥料について

肥料について無肥料でも育つが、有機栽培では腐葉土や米ぬか、ワラなどを元肥として入れることが多い。

越冬させたつる苗を温室に出す(3月上旬)

2024年3月4日
昨年から室内で越冬させた【あまはづき】のつる苗を温室に出しました。

なんとか持ちこたえた

4月14日

屋外に出すのは4月に入ってからの方がよい。
今年は早く出しすぎたみたい。
枯れているのか、まだ生きているのか、分からない状態。

種イモの伏せ込み(3月上旬~5月上旬頃)

種イモを植えて苗をつくる

種イモを用意。前年に収穫し保存したものか、食用のイモでもOK。植え穴を掘り、40cm間隔でイモを横にして置く。イモが隠れる程度に覆土する。前年の温床をふるって粗い部分をかける。家庭菜園では腐葉土を利用するとよい。たっぷり水やりして、ビニールをベタがけし、さらに穴あきビニールをトンネルがけする。家庭菜園では不織布をトンネルがけしてもよい。

ポイント

地温を上げて生育を促す。

家庭菜園では?

家庭菜園では苗を少量だけつくりたいときは、プランターに植えてもOK。不織布やビニールをかけて暖かく管理する。

2024年3月9日①:ニワトリ小屋用の発酵床をツル出しで使う
②:発酵床をプランターに入れ、種イモを並べる
③:籾殻くん炭で覆う
④:培養土で隙間を埋める
⑤:水やりをして不織布で覆い、温室内に置く

4月14日

種いものツル出しは難しい。
3月から温室に出してもあまり効果がないように感じる。
4月に入ってからでよいかもしれない。

2024年5月1日

葉やツルを食べるとおいしい【すいおう】は、種いも6個伏せ込んでいた。
そのうち1個からたくさんツルが出てきた。
よかった。
そのうち、外の畝に植えて苗ヅルをとろう。

【あまはづき】は、枯れかかっていたけどなんとか持ち直したみたい。
新しく伸びたツルを摘心して、脇ヅルをどんどん出そう。

植えつけは十分に地温が上がってから。関東以南では5月下旬から6月末までならいつでもよい。早植えは植え痛みも多くマイナスが大きい。

苗とり(5月下旬~7月上旬頃)

自家苗は5節以上育ったら、わき芽を根元から1~3節ほど残して切り取る。その後わき芽から新たな苗が伸びてくるので、順次切り取って植えればよい。
つるから切った苗は、水やりせずそのまま新聞紙に包み、段ボール箱などに入れて一晩置く。
翌日、少ししなびたものを植えつける。こうすると切りたての苗よりもよく発根し、活着がよい。

2024年

2024年5月13日:【すいおう】苗とり1回目

購入苗の場合

2022/05/03購入した苗が届く

購入苗は切り口を水に浸けながら数cm切り戻し、1~2cmの水に一晩浸けて吸水させる。
苗が早すぎる時期に手に入った場合や、すぐに植えられず根が出てしまったときは、プランターなどに仮植えし、暖かい場所に置いてつるを育てて、再生した新芽を切って使う。
植えるのが1か月遅れますが、伸びたつるを必要なときに切れば、1本の苗から複数の苗がとれお得。

2024年5月3日

苗の植えつけ(5月下旬~7月上旬頃)

根を傷つけないようにやさしく植える。

植え穴を掘る。植えつけは風のない日を選ぶ。船底植えにする。生長点を埋めないように注意。覆土して植えつけ完了。株間は40cmが目安。

サツマイモの苗の植え方

・水平植え
茎が水平になるように植える方法。各節から発根し、均等な大きさのイモがたくさんできるとされる。

・船底植え
水平植えより、茎の中央部分をやや深めに植える方法。乾燥につよく、水平植えより確実に収穫できるとされる。

・斜め植え
茎を斜めにさして植える方法。苗が短いときや、マルチをしているときに適して、植えやすい方法。水平植えや船底植えよりイモの大きさに大小ができたり、収量が少ない傾向があるとされる。

2024年

2024年5月4日:【鳴門金時】18本を斜め植えする
2024年5月14日:【すいおう】果樹エリアに10本を斜め植えする
2024年5月18日:右が【あまはづき】越冬ツル苗13本、左は【すいおう】5本
2024年5月19日①:晩生タマネギを収穫中なので、別の空いている畝に植え付ける
②:あと数本植え付けられそうなので、【すいおう】のツル苗がとれたら植え付ける
2024年5月22日:【すいおう】ツル苗を5~6本とる

2023年

2023年5月23日:水平植えしてみる

管理

2024年5月16日:【鳴門金時】草刈り、草マルチ

支柱を立てて垂直に誘引する

2023年6月20日

のんびりガーデンでは、90cmくらいの竹を支柱にして立て、つるを垂直に誘引して育てる。誘引に手間がかかるが、つるを気にせず草マルチを重ねられることや、つる返しの必要がないところがメリット。支柱の上まで到達したつるは、そのまま放置しておくか、適宜切って料理に使用したり、ヤギのごはんにする。

収穫(9月下旬頃~10月上旬頃)

2023年9月18日

試し掘りをしてイモが大きくなっていたら収穫。晴天が3日続いた日の午前中に掘り、畑で半日、日に当ててから運ぶ。掘ってすぐカゴに入れると傷がつき、痛みやすくなる。

つるをカマなどで切り、葉とつるをよける。収穫はイモを傷つかないように手掘りで。保存性を高めるにはイモをバラさないのもコツ。

品種【あまはづき】の場合

のんびりガーデンで育てる【あまはづき】は苗植えつけ後90日程度で収穫できるとされる。植えつけの日づけを記録しておき、その90日後に試し掘りをして確認して収穫する。

2023年9月30日

イモ掘りイベント

2023年

種イモの貯蔵は?

農家ではハウスの中など雨がかからない場所に穴を掘り、イモを入れたコンテナを埋め、板などでフタをしてブルーシートで覆い、土をかけて保存する。保存適温は13~16℃前後。家庭ではイモをつるからはずさずに新聞紙で包み、ダンボールや空気穴をあけた発砲スチロール箱などに入れ、暖房をしない室内などで保存。

イモづるを越冬させる

2023年9月27日

翌春、種イモからつるをとるのは結構時間がかかるので、収穫してつるを片付ける前につるを取っておく。

7節以上残してつるを切り、つるの下の方の3~4節の葉をとり、水につけて根出しする。

根が出たら鉢に植えつける。気温が高い時期は屋内に置いておき、下がってきたら室内で管理する。

2023年9月30日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?