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研修日記 6月第4週

季節は夏至を過ぎ、これから夏も本格的になろうとしてくるこの頃もう秋・冬に収穫する野菜の準備が始まります。
今回は以前視察に行ったパセリの播種(種まき)を研修センターの希望者で見学・体験してきました。

パセリといっても2種類あると思います。葉が縮れているパセリと平たいイタリアンパセリ、ここで栽培しているのは縮れている普通のパセリの方です。

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タネは見ての通りこんなに細かいです!嗅いでみるともちろんパセリの香りがします。このタネはパセリ部会の農家さんが自分で栽培したパセリを花を咲かせて、タネにして採る自家採種でまかなわれています。とったその年には使わずに保管しておいて翌年使用しています。
もし何かの原因で発芽しなかった時のために、または播種の時に足りなかった時のため、前5年間分の余ったタネは保存しているそうです。しっかり管理されていてなるほどと感じました。

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これはセルトレイと言ってタネを入れて発芽させて苗に育てるものです。なかには発芽しやすい様に養分を調整をされた培養土が入っています。そして、窪んだところにタネを3〜4粒ずつ入れていきます。

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トレイはこんなにあります。実はまだこの奥にもありました。今パセリ部会には4人の方と今年から新しくお一人加わって計5人で栽培するので、こんなに多くなるそうです。
とはいっても皆さん先の4人の方々はご高齢です。でも、しっかり栽培されてしかも皆さんお元気です。なので、それを見習っていかないといけなし、是非これを継いでいきたいと心から感じました。

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こんな感じで種まきしています。みんなで集まって作業するのもわるくないです!
播いたあとはJAの育苗センターが管理して育てます。

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この様に冷暗所の様なところで芽出しをします。この方が外で太陽に当てるよりも均一に芽出しできる様です。そして、ある程度揃ったら今度は外に出して太陽に当てて育てていく方法みたいです。
定植できるまで大きくなるのが大体8月の上旬から中旬頃らしいので次はその時に研修出来たらという話になりお願いをしました。

こういった実際に作られている方々と同じ作業をすることは、農業において凄く大切だなと感じました。一緒にしながらコミニュケーションをとり、いろいろな事を教わり、そしてまたこれを次に継いでいく、この流れを強く感じまた自分でもやりたい思いました。
なので、これからも興味のあることは深いところまで入って学ぶようにしたいです。

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