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職場で不満をためている人

組織で仕事をしていると、自分の思い通りにならないことが出てくる。いや、自分の思い通りになることの方が少ないかも知れない。
それでも、何とか仕事はこなさないといけない。何故なら、仕事は組織が行きたい方向に向かうためにするものであり、組織の一員であれば、組織が命ずることに対応しないといけないからである。

だが、組織の向かいたい方向と、自分が行きたい方向は、いつも一致するわけではない。

それにはいくつか理由があるのだろう。

まず、組織が目指す成果と、自分なりに考えた組織が目指すべき方向の違い。
これは、戦略に関する考え方の違いということかも知れない。例えば、ある商品を汎用的に販売するために、薄利多売するか、付加価値を付けた上で限定的にやや高価で販売するか、というような戦略の違いである。

次に、組織が目指す方向について異論はないが、その方向の中で決定される自分のタスクが、自分自身がでやりたいと思う仕事と一致しない場合。
例えば、剥離多売、という戦略には同意するが、自分は販売の担当者にはなりたくない、というような場合である。

いずれにしても、これらが完全に一致することは難しい。

このようなギャップを放置すると、いずれ両者の間で不満となって顕在化する。

ギャップの解消ができるかどうかは別として、コミュニケーションの頻度と質を高め、まずはギャップがあることを明確にすると、少なくとも、相手側に対する暗黙の期待というのは少なくなる筈だ。不満というのは、相手に対する期待が実現しない時に高まると思われるからだ。

こんなことを考えたのは、最近、言いたいことをを我慢したために自分の中で不満が高まる、ということを経験したからだ。

いつまで経っても、未熟だなぁ、と自分のことを思いながら、つらつらと考えてみた訳だ。

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