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パーソナルトレーナー的”クライアントのニーズ理解”

お世話になります、TOYOZANEです。

最近初めて経営学の本を読んで、売れる商品作りにはクライアントのニーズ理解が大切だとより深く感じました。

経営学においてクライアントのニーズを理解することはとても大切だとされていて、企業はクライアントの声を集めてクライアントのニーズを理解し、新商品の開発をすべきか・あるいはプロモーション活動に力を入れるべきかなどを決定します。


このように経営学においてクライアントのニーズを理解することはとても大切なことのように語られます


現場に出ないとわからないことが多いことをパーソナルトレーナーとして働いて感じた”クライアントのニーズ”と”クライアントのニーズを理解する方法”について記事にしていこうと思います。



トレーナー1年目、クライアントのニーズと提供するトレーニングのギャップに気づく

早速ですが皆さん、パーソナルトレーニングを受けにくるクライアントのニーズってなんだと思いますか?

おそらく多くの人が専門的なトレーニングや食事の知識、豊富なマシンなどの設備だと多くの人が思うのではないでしょうか?

実際、僕もパーソナルトレーナーとして働くまではパーソナルトレーニングはゴリゴリの専門家がビシバシ食事指導をして、クライアントをめちゃくちゃいい体にするというイメージを持っていました。


ですので、働き始めて一年目はクライアントの目的・目的を達成したい期間・お仕事や家族の状況・熱意などを全く考えずに、初回からかなり無理をしたトレーニング内容やお食事内容を押し付けていました。

当時はそれが最善だと感じていましたからね💦


それでうまくクライアントと波長があってトレーニングを継続していただくことができる場合もありましたが、何ヶ月かした頃なぜか多くの人がまだ目標を達成していないのにトレーニングをやめてしまうことに気づきました。


そこで、

「あ、自分の提供するトレーニングはクライアントさんの本当に求めているトレーニングとは違うんだな」

と初めて思いました。


こちらはバッチリ追い込むためにトレーニングを受けにきてもらっている思っていたけど、クライアントが求めることはそれだけじゃないんだな、と。


例えば、毎回のトレーニングでしっかりと追い込むためにトレーニングを決めて行っているのに、クライアントさんとの会話がなかなか途切れない場合があるんですね。

もちろんクライアントさんとのコミュニケーションはとても大切だとはわかってはいますが、一年目の僕は「一回あたりのトレーニング時間は決まっているんだから、喋っている時間は勿体無いのでは?」と思っていました。


ただ、それは僕がクライアントの本当のニーズを理解していなかっただけだと、最近になって気づきました。

もちろんトレーニングをしていただくからには理想に近い体になっていただきたいので、しっかりトレーニングをしていただいたいのですが、クライアントはトレーニングするためだけに僕のパーソナルトレーニングを受けにきていただいてるわけではなかったんです。


1年前の未熟だった(もちろん今も未熟ですが)僕は、クライアントにトレーニングで最大の力を出してもらうことばかりが大切だと思っていたのですが、僕と話すことで元気をもらったり、食事や生活の相談をしながら楽しい雰囲気でトレーニングをしたいなど、実は「パーソナルトレーニング」ひとつとってもさまざまな形があったわけです。



クライアントの”ニーズ”を理解する方法とは?

最後に、パーソナルトレーナーとして経験を積んできて、”パーソナルトレーニング”という商品に対するクライアントのニーズは実に様々であることを学んでいく中で、僕が実践しているクライアントのニーズを理解する方法をご紹介しようと思います。


やはり、クライアントに自分のニーズを理解していないと感じられたら、以降のトレーニングに繋がらないことが多いので、ここは結構重要かなと思います。


クライアントのニーズを理解するためには、まず大前提としてクライアントの笑顔を引き出すこと(=楽しい雰囲気作り)が大切です。

真面目に一つ一つのトレーニング目的や効果を説明するのもいいですが、何より楽しくないとトレーニングをしようと思いませんし、クライアントもなかなか自己開示しにくい状況になってしまいます。


一口に楽しい雰囲気と言っても、ただただテンションを上げていけば良いのではなく、クライアントの趣味(音楽・車など)会話も交えていくと良いと思います。

ちなみに最近僕はクライアントがビジュアル系バンドが好きだということで、全然趣味ではなかった音楽に手を出し始めています笑


その前提を踏まえた上で、一番良い方法はクライアントに直接聞いてしまうことです。

その時は、「なんでトレーニングしているんですか?」ではなく「どうなりたいか?」を聞くことです。


体重が5kg落ちたら成功なのか?

あるいは見た目がよくなったら成功なのか?

はたまた楽しい雰囲気でトレーニングしたいのか?


一人一人自分の答えを持っているはずですが、それを言葉にできないだけの場合も多いと思われます。


それをうまく引き出してあげて、その上で今度は目標を体脂肪率なり体重なり体重なりの具体的な数値に落とし込んでしまうことで、目指すべきものを明らかにしてあげることが本当の意味で”ニーズ”を理解するということになるのかなと思います。



まとめ

今回の記事をまとめますと、クライアントは商品(僕の場合はパーソナルトレーニング)を買いに来ているだけではないということです。

トレーニングしに来ていただいている以上、様々な裏のニーズを理解し、その上でそれ以上のものを提供することがトレーニングに継続してきていただくために必要なスキルなのではないかと思います。


ちなみに僕は農家に転職予定ですが、このスキルはどの業種でも応用できることなのではないかなと思います。

あと半年ほどのトレーナー生活ですが、このクライアントの真の目的を理解する目を養って、農業を始めた時にも活かそうと思います!


では、今回の記事は以上です!

拙い文章ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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では、また他の記事でもお会いしましょう。











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