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新規就農に農業大学校という選択

始めまして、私は新規就農を目指している24歳会社員です。

会社員とは言っても椅子に座って一日中パソコンを触っているデキるサラリーマンなどではなく、パーソナルトレーニングジムでトレーニングを教えています。

現在、会社員として働く傍、かつて目指した農家になる道を探っています。


今回、新規就農者が農家になるための選択肢の一つ、”農業大学校”なるもののオープンキャンパスに行ってみて感じたことについて書いていこうと思います。



農業大学校とは?

そもそも農業大学校とは何か?というところからかいつまんで説明します。


農業大学校とは、各都道府県に設置されている農業を学ぶための専門学校(短大みたいなもの)で、2年間で農業に関する専門知識を学ぶ学校です。

卒業すれば”専門士”の称号が与えられ、普通の短大を卒業したのと同じ学位を与えられます。


特徴は全寮制で、学費がとても安いということがあります。

例えば私がオープンキャンパスに行った兵庫県立農業大学校の授業料は一年で118,800円です。

これだけでも他の大学に通うよりも圧倒的に安いことがわかると思います。


授業に関していうと、約半分が農場での実習で農業の基本から学ぶことができるということなので、農家として即戦力で働けるような人材を育成することに重きを置いているというような学校だと感じました。


新規就農を目指している私のような社会人の選択肢として、どこかの農家で研修を学ぶ以外にも、この「農業大学校」で体系的に作物栽培技術を学びつつ実践を積んでいくことは、農家になるための良い選択肢の一つだと感じました。



オープンキャンパスに言って実際に感じたこと

僕がオープンキャンパスに行って感じたことはこれにつきます。

【農業を志している高校生は絶対に行くべき】

はい。理由は3つあります。


<1:施設の充実>

これはめちゃ感じましたね。

僕がオープンキャンパスに伺った兵庫の農業大学校は、専攻が作物専攻・野菜専攻・花卉専攻・畜産専攻があるのですが、作物専攻にはトラクター・大型の播種機・コンバインがあり、水田も4つくらいありました。

野菜・花卉専攻は、学科ごとに4つか5つくらい?のハウスがあり、圃場も4つくらいあります。

酪農専攻は牛の成長段階に合わせた牛舎が3つありました。


それぞれの学生が実習のためのハウスあるいは圃場を持っていて、さらに余っている圃場で自分の育てたい野菜も育てることができるという、まさに最高の環境が整っています。


これは農家を志す人にとってはまさに最高の環境と言えるのではないでしょうか?



<2:生徒間・先生と生徒の距離の近さ>

生徒たち同士、あるいは先生と生徒の距離の近さも感じました。

ぼくは元々普通の大学に一旦進学していて、その頃は仲の良い2~3人で学食に行ったり講義を受けたりしていただけだったのですが、農業大学校では寮で共同生活をしていることもあってか、和気藹々と生活しているように見えました。

こういう大学に進学したかった…泣


ただ、兵庫県立農業大学校には近くの農業高校からの進学が多いらしく、オープンキャンパスへ行った時も高校生と農業大学校の先輩が親しげに話しているのが気になりました。

もしかしたら僕のような普通科の生徒はなんとなくのアウェー感は感じるかもしれません。

まあこれは入学したらなんとかなる…はず。



<3:寮の部屋も住みやすそう>

寮の部屋も綺麗です。

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https://winddorf.net さんより引用

まさにこんな感じの広さ・綺麗さでした。(金網的なやつはないですが)

部屋は男子学生は一年生と二年生の相部屋で、女子学生は一人部屋だそうです。


先輩との人間関係さえうまくやれば、そこそこの生活を送ることができそうな感じです🙆‍♂️




まとめ

オープンキャンパスに行った感想としては、農業大学校はやはり農業を学ぶ大学ということもあり、農業を学びたい学生はぜひ入学してみると良いと思います。


正直学生が今になって無茶苦茶羨ましく感じました…😭

どうして大学生になってまで体育会系の部活になんか入ってしまったんだ…


ただ、もし社会人が入学を考えているのだとすれば、高校卒業後すぐに入学した18,9の学生たちと馴染めるかは正直不安といったところ。


ちなみにテストに関しては、兵庫県立農業大学校は数学Ⅰ・Aと国語・面接で、面接以外は社会人からでも頑張ればなんとかなりそう

過去問はHPからでも検索できるのかな?


面接については謎に包まれているので、どうにか頑張るしかないというのが正直なところ。

たまたまオープンキャンパスでよく話した普通科から農業大学校に入学した先輩に面接についてのお話を聞くと、「農業をやりたいという気持ちを出していけばいける」ということでしたので、まあこれもなんとかなるのかな…?


僕の性格上、何かを始める時に「いきなり始めてしまう」ということは不安で仕方なくなってしまうタイプなので、「農業大学校」はかなり魅力的な選択肢と感じています。

物事を始めるには「まず学校で学ぶ」ことが最初にきてしまうタイプの人は是非入学を検討すると良いと思います。



更なる収穫

もう一つ収穫がありまして、それは収納のスペシャリストとも言える(であろう)農業大学校の教師陣ともお話しできたことです。

実は兵庫県の農業大学校には社会人向けの1年間の就農研修(なんと無料!)があり、実は私はそれも検討していたので、そのことについても聞いたわけです。


そこでお聞きしたことによれば、社会人からの就農にはその研修制度を大いに利用してもらったら良いが、研修制度は「最後の仕上げ」的なもので、全くの初心者向けではないということです。


就農(独立就農が望ましいそう)が決まり、土地も獲得して、育てる野菜も決めた上での「場所貸し」と「販売練習」をする場所なので、まず一年はどこかで野菜の栽培技術をつけて、その上で一人でやっていく練習だと思えば良いとのことでした。


危なかった…💦

正直その研修を受けたら農地のサポート的なことも受けられると思っていたら大間違いでした。甘かった…😂


その上で、まずは兵庫県の就農支援センターへ相談することをお勧めされました。

さらにこんな冊子をくれました

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さらに、もし学校に行かずに就農を考えている場合でも「兵庫県立楽農支援センター」というところで研修を一年ほど受けてからの就農が良いルートだと教わりました。


いやー、農業を仕事とするにはなかなか道は遠いですね…

知らないことも多くて、なかなかにハードな道のりになりそうです。


とりあえず、今回はここまでにして、また農家になるまでの活動記録をこのnoteに記していきますので、よろしくお願いします🙏

参考になったと思ったらまた読んでみてくださいね👍

新規で就農したい方、同じような境遇の方、一緒に農家目指してがんばりましょう‼️

#農業  ####



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