いまホリエモンが一番生き生きしてるよね!キャラ経済と知らないものを嫌うバイアス
こんにちは。片山史哉です。
皆さんはニュースアプリを入れていますか?
または、普段スマホでニュースを見るときは何を見ますか?
yahooニュースを見るという方、けっこう多いのではないでしょうか。
とりあえずインターネットを開くとyahooが開くように設定している、またはyahooのアプリを開く。
すると、ずら~っとニュースが出てきますよね。
信頼できる記事なのか
トップページはカテゴリ別にみることができますが、そこから少し下にいくと、AI技術で分析されたあなたのデータから好みであろうものや広告が表示されます。
これ、ついつい見てしまいますよね。
このついつい見てしまう行為、ぼくの中では重要ではないし緊急性もないことです。
それはさておき、どこの誰が書いたかわからない
だいたひかる 夫が9980円の体温計購入で「バカヤロー!違う熱が上がりそうだよ!」
という記事に踊らされているのがぼくたちなのです。ww
最近のホリエモンの記事
ホリエモン 北海道大樹町民「やめます」と宣言
ホリエモン 手がけるマスク1枚11,000円「た、たけぇ」「原価いくら?」
ホリエモン 野口健氏に「頭悪すぎ」
ホリエモン 「自粛厨の言いなり」スーパー入店規制の小池知事に猛反発
どうでしょう。みなさん気になってクリックしてしまいませんか?
しかも、そのクリックするときの気持ちはこうではありませんか?
「うわ、ホリエモンまた炎上させてるよ。」
さぁ、もうこの時は皆さん内容よりも周りのリアクションが気になっています。
コメントには
「ホリエモンは野党」
「もうコイツ取り上げるな!不愉快!」
「このバカ批判しかできない。アホ」
「アウトローでも気取ってるの?」
ちなみに1記事あたり2000前後のコメントが寄せられています。
このyahooのコメント機能はアカウントが非表示、つまり誰が言っているかわかりません。
Twitterよりも後追いできないのでみんな言いたい放題です。
これはいろいろな視点から考えられると思いますが、ちょっと考えるのもバカらしいので割愛します。
誰が得をしてるのか
このネガティブな反応を多く集めたとき、得をしているのは誰なのか。
①yahoo
②コメント投稿者
③広告主
④ホリエモン
答えは②・・・以外です。
yahoo
多くのアクセスを集め、多くのコメントが寄せられればその分、記事一つへのアクセス数も伸びます。広告ビジネスをしているyahooにとってはアクセスが集まっているというのは大きな実績です。
広告主
さぁ、この記事に集まってくる人が表示する広告をクリックするか、商品、サービスを購入するかはわかりませんが、多くの人が目にすることになります。
また、このようなニュースに対して人はネガティブな気持ちや不安な気持ちを抱きます。また、ホリエモンのニュースの記事を投稿するくらい自分事かのようにイライラしますので、アドレナリンが出ます。すると、冷静な判断がしにくくなります。
ホリエモンのマスクが1枚11,000円という記事を見て、広告に「マスク在庫あり!30枚セット7000円」と書いてあったらどうでしょう。不安な気持ちで冷静さを失っている人はついつい広告をクリックしてしまうかもしれません。
キャラ経済とは
さぁ、ここでホリエモンの得はなに?と考えていく前に、キャラ経済というものをご紹介していきます。
キングコング西野さんが
貨幣経済から評価経済、そして信用経済の時代になった。そしてこれからはキャラ経済がやってくる。というかもう来ている
ということをおっしゃっていました。
キャラ経済とは信用経済で得たキャラクターに一貫性があることを言います。
ぼくの同僚で例えると、ほんわかした雰囲気の超マイペースで抜けてる女の子がいます。この子は、会議報告なので質問されても「あれ?なんでしたっけ?」と答えられずにいます。
この時、誰もこの子に対して「おい、しっかりしろよ」とならないのです。それどころか、毎月ある会議報告の時に、今日はどんなおっちょこちょいなところが見れるんだろうと期待すらしています。
これは普段の業務の時から同じで、何があろうと超マイペース。
もし、この子がすんなりちゃきちゃきと会議報告をして、質問にもすんなり答えるとそれはいいんだけど、がっかりすらしてしまいます。
完全にキャラクターが確立しており、それを周りから愛され、求められています。
これからは、正論はGoogleで検索すれば出てくるし、単純作業は機械がやってくれる時代です。つまり、正しいこと、正確なことに価値がないんです。
そこで選ばれるのはキャラクターだということです。
キャラ経済についてすごく簡単に説明してしまいましたが、ぼくの理解ではあと5000文字くらい付け足したいくらいです。今日はこの辺で。
ホリエモンの得とは
ホリエモンは先ほど説明した貨幣経済、評価経済、信用経済、キャラ経済のすべてをマウントしています。
ライブドアを作った時代には球団やテレビ局を買おうとするくらいの資本力があり、本を出せば毎回何十万部と売れることでフォロワーがつき、これをやる!と決めたらものすごいスピードで行動し有言実行する。そして、自分の気持ちに嘘をつかずに発言するという一貫性を持ち合わせています。
最近のyahooニュースで取り上げられているものが全て何千コメントあり、発言すればyahooは部分的に切り取りコメントを集めるような記事にして投稿します。
ホリエモン本人もわかっていると思います。
発言すれば注目される。
ホリエモンの本を読んだり、オンラインサロンに入ったり、YouTubeを見たりしている人はわかると思いますが、めちゃくちゃフォロワーが多いです。
そのフォロワーの気持ちはどうでしょう。
例えば、あなたが応援しているバンドが発言を切り取られて批難が殺到している。そしたら、あなたはどうですか。応援をやめますが。
きっとその熱はどんどん上がっていくでしょう。また、ファン同士の結束も強くなるでしょう。
これがホリエモンの周りでも起きているのです。
つまり、自分が発言するだけで勝手にyahooが広げてくれて、フォロワーとの絆が強くなっていく。
信用経済が勝っている現在では、信用経済で勝とうとする人であふれています。信用経済はその絆の強さ、深さが大切で外では言いたいことを言わせて内側は見せずにフォロワーの質を上げていく。
さぁ、この流れはどこまで行くのか、またホリエモンがアフター、またはwithで考えているのはどんなことなのか。
ぼくは楽しみで仕方ありません。