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14年4月20日 かすみがうらマラソン

 29回目のフルにて自己ベスト(24年8月時点)!2度目のかすみがうら!50歳でのこのタイムを今後は二度と超えられないような気がする・・・・。とはいえ頑張るぞ!SUB4生涯勝敗は11勝18敗となる。

 昨年は冷たい雨に泣かされたかすみがうら。なんでも東京、大阪に次ぐ規模の大会だそうである。
 スタートブロックで落ち着かずに号砲を待っていると、DJとゲストの声がスピーカーを通して聞こえてくる。残念ながらDブロックだと声だけで姿は見えない。土浦市長、アントキノ猪木、アマタツ(気象予報士)、M高史(市民ランナー・川内勇輝のそっくりさん)とかがいるようである。くだらん話ではあるが、それなりに場を盛り上げてくれて、10:00にBANG!ゆっくり走り出した。

 舞台は一転してラスト3km。
 曇天微風の絶好のコンディションに恵まれ疾走中。さらに言えば、自己ベストを確信してご機嫌でラストスパートに挑むところ。背後から「頑張ってください」と他のランナーを励ましながら追いかけてくる人がいる。後続の女性が「あらぁ、ほんとに似てるわね」とか話している。「M高史か?!」と想像がついた。女性との会話に聞き耳を立てれば「ベストは2:40。川内だけではなくもともとモノマネをしていた」とのこと。追いつかれて私も会話に参戦。「似ているから走り出したわけではないんだよね?」「もともと走っていました」「そうだよな、似てるからって走り出して2:40なんて出せるもんじゃないわな」と話すと女性もうなづいていた。追い抜いていくM高史に必死に喰らい付こうとする。ジワリジワリ離されるが頑張って追う!他のランナーをガンガン抜きまくる。40kmまでは@4’52!それでもM高史にはジワジワ離されるが、スパート自体はあきらめない!41kmまでは@5’02!左折コーナーで男子高校生集団とハイタッチ。お互い野太い声で気勢を上げる。私は「どりゃぁぁぁぁ!」。たぶん一番声のでかいランナーだったはず!
 最後、グラウンドに入って渾身のスパート!
 G・O・A・L!派手なガッツポーズでラインをまたぎ、時計を止めた。最後の1.195kmは5’53!Gross3:43’43!よっしゃぁ!!直後にスタートライン通過タイムを確認すると3’42。ってことは・・・・ちっきしょ~、Net3:40’01か・・・・。この2秒が悔しいが、それでも今日は上出来だ!自己ベストを8分以上も更新するタイムにご機嫌になった。

 ゴールエリアをすたすた出る。そんなにバテバテでない自分が不思議。諸々の参加賞&完走賞をいただき、荷物を受け取る。今年は野球場の外野スタンドに陣地を構えている。着替えて、ストレッチをして、水道で水を被り、体を拭い着替え終わった頃、Sが戻ってきた。聞けばG3:56(N3:54)とのこと。
 Sとゆっくり駅まで歩き、15:00土浦発の快速電車で上野まで。反省会はアメ横「大統領」!この銘店に大きな箱の支店ができていたので待たずに入店。生ビールからホッピー、アテは煮込みに、串焼き、ポテサラ、トマト・・・ギアラが旨かったな!一人3,000円で心地良く酔って駅で解散した。

 スタートから振返ろう。しばらくは渋滞で進まない。スタートライン通過は3’42。CブロックのSは1分以上は前に行っているはず。追うことは意識から遠ざける。周りのペースに同化して進む。最初の1kmは渋滞で5’39、ちょっと挽回を図って06、早過ぎて落として20、そこから31、31で5kmを27’07。ま、こんなもんだろう。続いて5’12、15、19、12、15でこの5kmを26’13。呼吸が乱れないように気をつけ、2.5km毎の給水でしっかりコップ1杯を飲み干すことを意識しつつ進む。この辺りで1度、M高史に応援を受けぶち抜かれた。
 10km以降は、距離表示の若干のぶれもあるのだろう5’05~23でクリアする。続く15km以降も09~28。ハーフをG1:55’14で通過。「N1:52か。まずまず」と認識。しかしながら一抹の不安があった。「もうハーフ」と思えなかったこと・・・・・自信は全くなかった。
 ハーフ地点過ぎに、ここまでずーっと前後していた小柄で細身の女性にちょっと離される。普段のフルなら「無理はしない」と自らに言い聞かせるところだが、一種のランナーズハイだったのか「たまには追ってみよう」と思い立ち追ってみる。そこからの下りで逆に離してしまった。結果的にはこれでリズムに乗れた感がある。
 まもなく折返し。対抗者列にSを発見!!「おぅ!」と言葉を交わして交錯。そこから折返しまでの時間を計測すると85秒。「その差170秒か!1kmで15秒詰められたとしても追いつくのは10km以上先か!奴を気にするのは止めよう」と計算した。
 霞ヶ浦のほとりに出る。昨年は雨煙で見えなかった湖面が見える。霞ヶ浦名物・帆引き舟も見える。今年のコンディションの良さにまた感謝。リズムも好転して、ここから抜く一方になる。この辺りは昨年も距離表示がおかしくて混乱したエリア。1km刻みのタイムはあまり気にしないようにして進む。体感では@5’15ってところか?あとから集計すると20~25kmは26’09でクリアしていた。残り17km。どういう訳か「距離の不安」を感じない。呼吸も安定している。ペースダウンの必要はないと判断し強気にそのままガンガン行く。30kmまでの5kmは25’44でクリア。31km過ぎだったか?突然目の前にSがいた。あっという間に追いつく。申し訳ないが全然スピードが違った。ポンと肩を叩き「おう!」の一声に魂を込めて抜き去る。付いてくる気配はない。そのまま進む。抜いた直後の1kmLAPは4’57だった。35kmまでの5kmは25’36でG3:07’03。残り7kmを42分でクリアすれば自己ベスト。突然撃沈するような気配はまだない。ここで自己ベストを確信した。
 まだまだガシガシ進む。35km過ぎからも5’17、10、08、18と刻み、残り3kmで前述のM高史の登場と相成るわけである。

 齢50にして自己ベストを8’29も更新した。この要因として考えられるものを幾つか列記しよう。

①絶好のコンディション
   曇天微風。気温もスタート時は9.7℃、ゴール時12.5℃と安定してい 
  た。コースも標高差25m程度、特に後半の湖畔は真っ平、スピードに
  乗れてキープできた。
②給水・補給
   全ての給水所で水をコップ1杯は飲みほした。
   補給はアミノバリューの顆粒タイプ。23km、33km前後で摂取した。
③周りのサポート
    誰かが助けてくれたわけではない。偶然とも言えるが、スタート直
   後の渋滞でペースを抑え、ハーフ通過後に女性ランナーを追随しペー
   スアップを果たし、ラスト2kmではM高史に牽引してもらいスパート
   が利いた。感謝感謝である。
④力みなし
    4月異動があり練習不足だったこと、昨年の霞ヶ浦は冷雨で良い思
   い出がないこと、2月の青梅が雪で中止になったこと等から、まった 
   くテンションが上がっていなかった。それ故入れ込むこともなく淡々
   と当日を迎えられた。
⑤減量
    意識したものではないが胃腸炎により2kg体重が落ちていた。これ
   をキープできるかだな!

 あとから整理した5kmLAP。
 5km27’07、10km26’13、15km26’10、20km26’22、25km26’09、
30km25’44、35km25’36、40km25’45、last2.195km10’55

 ベストLAPは30~35kmの25’36。後半明らかにペースアップしているのは嬉しい。
 Last2.195kmをこのタイム(av@4’59)で駆け抜けたものフルでは初めて!
 前半ハーフはN1:51’32、後半が1:48’29。ネガティブスピリット・後半の方が良いのは2度目だろう。さらにPB更新なのだから、満足感は非常に高い。本当に今日だけは我が身にGoodJobの言葉を掛けても良いだろう!
                               以上

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