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ラブホ清掃員がシャニマスに学ぶ感謝の大切さ

ごきげんよう。僕はアイドルのプロデューサーとラブホ清掃員のバイトを掛け持ちしている者だ。

今回が2回目の投稿になる。前回の投稿では、ラブホ清掃員である僕がシャニマスから得た人間性、主にプロデューサーとしての責任感と思いやりについて書いた。

前回はラブホテル内のエレベーターで百合カップルと思われる若い女性2人に会ったという話をしたが、あれから数日後、またしても僕はエレベーターで客と遭遇してしまった。

僕がエレベーターを待っていると、女性の笑い声が聞こえてくる。明るくて元気な笑い声だ。きっと、彼氏が笑わせるようなことを言っているのだろう。

心に余裕のある人だったら「微笑ましいカップルだな」と思うかもしれない。心に余裕がない人だったら「騒がしいカップルだな」と思うかもしれない。

僕はそのどちらでもなく「女性が笑っている」という事実として捉えるだけで特に感想などは持たなかった。

バイト中は心を失っているからである。

人間の心を保ったままではバイト中に何度絶望してしまうかわからない。

ラブホテルの回転率は凄まじく、清掃を終えた部屋にはすぐに次の客が入るため、常に空き部屋が存在しない状態になっている。

××××という行為は食事や睡眠と同じように当たり前のように人間の生活の一部に組み込まれているものであり、いとも容易く行われるようなものなのか。

現状そんな行為と縁のない僕は、社会のレールから外れてしまっているのではないか。
バイトを始めたばかりのころはそんなことを考えてしまうこともあった。

だから、何十何百もの事後処理をただひたすらにこなす仕事に耐えるには、心を失くすしかなかった。自分を守るために。

そんな僕に、エレベーターで会ったカップルが話しかけてきた。

「店員さんですか?」

清掃をするだけで店員としての自覚がない僕だか
「ハッハイ...」と答えた。

「カードキーを部屋に置いてきてしまったんですけど、部屋の鍵が閉まってしまったので取りにもいけないんです。部屋を開けてもらうことってできますか?」

僕は一瞬、ぽかーんとなってしまった。

カードキーなんてものがあるのか。

客としてラブホを利用したことがないので、彼の言葉で初めてカードキーの存在を知った。

ていうか、部屋を出ると自動で鍵が閉まるんだな。知らないことばかりだ。

部屋を開ける権限は僕にはないため、フロントに言う必要がある。

「フロントに部屋を開けてもらいますね」

そう言うだけでよかった。

それなのに、僕はなぜか

「僕がカードキーを取りにいってお渡ししますので、精算機の前でお待ちください。」

と言ってしまった。

なにも僕がそこまでしてやる義理はないのに。

どうして。

僕はコミュ障なので、本来ならフロントの人に状況を伝えるのも億劫だったが、気づいたらフロントまで全力でダッシュし、状況を伝えていた。

するとフロントの人は
「鍵を開けたと伝えて」
と言ってきた。

まあ、そうだよな。
本当はそれだけでよかったんだ。

でもコミュ障の僕は「僕が取りに行くと言ってしまった」と説明することすらも億劫だったので、「わかりました」と意味のない返事をし、カップルのいた部屋に向かった。

フロントは2階で、カップルのいた部屋は4階。普段だったらこのくらいでもエレベーターを使いたがる僕だが、そのときは全力で階段を駆け上がっていた。

一体何がここまで僕の身体を突き動かすのか。

部屋に入った瞬間に「しまった」と思った。

カードキーを部屋のどこに忘れたのか聞いていない。やっぱり僕が取りに行くよりも本人たちが取りに行った方がよかっただろう。考えればすぐにわかるようなことを、なぜ僕はわからなかったのか...

なんて考えているのも束の間、僕は神に愛された「勘」ですぐにカードキーを発見し、カップルの元へ届けた。

「お待たせいたしました!」
このときの僕は達成感に満ちた顔をしていたことだろう。

カップルは僕にお礼を言ってくる。とくに彼女は何度も丁寧にお礼を言ってきた。

あのときの笑い声と同じ声で。

ああ、彼氏が笑わせていたときと同じ、明るくて元気な声だ。

きっとこの人は誰にでも明るく振る舞う素敵な人なのだろう。

この人たちがさっきまで××××をしていたという事実すら忘れ、僕はただ、感謝されることを素直に喜んでいた。

(僕はチョロい人間だな…
さっきまで他の男に抱かれていた女の子に感謝されたくらいで喜ぶなんて…)

心を失くしていた僕に確かに心が戻った瞬間だった。

ああ、この気持ちが欲しかったんだ。

人の役に立つという喜び、そして感謝されることの喜びが。

だから僕はあれほどにまで突き動かされたんだ。

僕はいつも、どれだけの事後処理をしても、食べ残しを片付けても、それが仕事なんだから当たり前のことであり、誰からも感謝されることはなかった。

でも内心、無意識のうちに、感謝を欲していたのかもしれない。

感謝されることの嬉しさを知ってしまっているから。

その喜びをおしえてくれたのは「小宮果穂」をはじめとするシャニマスのアイドルたちだ。

さあ、2回目の投稿だが、もはやお馴染み、ラブホでの出来事を話していると思ったら、突然シャニマスの話を始めるコーナーだ。

小宮果穂に限らず、アイドルがプロデューサーやユニットメンバーに感謝をするシーンは数多くあるが、僕が担当している小宮果穂はその中でも多いと感じる。

子どものころは周りの人たちが自分を支えてくれているという実感が湧きづらく、改めて感謝をするということはなかなかないだろう。

それでも小宮果穂は、最年少のアイドルでありながらいつも周りに感謝している。改めて小宮果穂というアイドルがいい子であるということがわかるだろう。

ここから、小宮果穂が感謝をしているシーンをいくつか抜粋して紹介していく。true endのコミュも含まれるため注意してほしい。

wingシーズン2クリア


wingシーズン4クリア


wing優勝

プロデューサー...僕がプロデューサーでも同じことを言うよ...優勝できた1番の要因は果穂が頑張ったからなんだよ...


【第2形態アーマードタイプ】true end

いや本当に、そんなふうに思ってくれていたとわかったらやる気もみなぎってきますわ。プロデューサーに共感。っていうかプロデューサー僕だよね?

【新装備・バブルバスター】true end

このときは嬉しすぎて果穂の前なのに泣きそうになっちゃったっけな〜(僕がプロデューサーだ)

【デコって!ハッピークッキー】true end

あ^〜果穂のプロデューサーやっててよかった〜〜〜〜〜!!!!!

いくつか抜粋しただけでも、こんなに多くの描写がある。これら以外にもまだまだあるのだから、小宮果穂、恐るべし。

次に「G.R.A.D.」で果穂が放クラのメンバーに感謝しているシーンを紹介する。

楽屋挨拶や、楽屋が大部屋だったときの過ごし方、台本読みなど、仕事で必要なことができるようになったのは放クラのみんなのおかげだと言う果穂。

そして、感謝をするだけにはとどまらず、放クラのみんなのために何かできるようになりたいと言っている。

なんていい子なんだ...

現実では果穂のお手本になれないような大人たちばっかりだけど、放クラのみんなは果穂にいい影響をたくさん与えてくれる素晴らしい人たちだよね...本当にありがとう...

そんなこんなで(適当)、シャニマスをやっていると、感謝されることの喜び、そして、人のために働き、役に立つことの喜びを知ることができる。

プロデューサーを見ていると、人の役に立ちたいという気持ちが湧いてくる。

自分もこのプロデューサーのように立派な人間になりたいと思うようになる。

つまり、シャニマスをやっていると、人の役に立つ立つために反射的に身体が動く人間になれるということだ。

長くなってしまったが、まとめると、結局
「全人類シャニマスをやろう」

ということだ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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