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IE職がThe Goalを読んでみた#1

どうもふぁんたまんです。

最近他部署との課長ともタメ張って仕事できるようになってきた気がします。

今回はThe Goalを読んだ感想を書いていきます。あなたには本当のGoalが見えていますか??

・The Goalという本の紹介

企業の究極の目的とは何か??そそられるタイトルです。

翻訳が禁じられていたいわくつきの一冊... 中2病の心を揺さぶるワードセンス

主人公である工場長のジョンが自分の工場が閉鎖になりそうになった時にどのように現状を把握し、改善を進めていくのかを物語として綴った本になります。

とにかくこの1冊はIE職の自分にとってはバイブルと言っても過言ではないでしょう。IEに関しては前回の記事をご覧ください!!

https://note.com/fantaman/n/nf04414d34826

・自分の会社の目的ってなんだ?

皆さんが務める会社にはそれぞれの目標があると思います。企業理念だったりビジョンといった考えが存在すると思います。ただ、それらを完璧に理解して働けって言われても... じゃ実際に自分の仕事に当てはめた時は?

って自分は思います。

この本では

企業の目的はお金を稼ぐこと

といたってシンプルに定義しています。

ちょっとそれはシンプル過ぎない?もっと色んな考えがあって...就活の時には必死に面接のために企業理念やビジョンを覚えたしそこも大事なんじゃ?と思いますよね。

確かにその通りなんですが、結局企業は利益を出さない限りは存続できないわけで、存続できなければそもそもそんなことを考えることもできないわけですね。(ビジネスを始める際に理念を考えるのは必須だと思います)

ってな感じで結局は利益を上げるためには?に繋がるわけです。

ただ利益って色々な捉え方があるのでそこは各業務形態によって自分で考えてみてください。

・では製造にとっての利益とは?

とりあえずまず考えるのはより効率よく製品を生産し生産量を増やすこと(作業、レイアウト、道のり改善、稼働率向上、良品率向上、人員の適正化etc...)、つまり生産性を上げることだと考えるのが必然です。

ただその答えは必ずともYesではありません。

この本の主人公も生産性主義で自分の工場の生産性を上げる事が自分の役目であると思い込んでおり、自分の工場は生産性が高いと自負していました。そして事実その工場の生産性はかなり高いとデータで出ていました。

しかし、突きつけられた事実は「今の状況を打破しない限りこの工場は閉鎖だ」という残酷な運命です。

いったい何が問題だったんでしょうか?

・現状把握と目標の定義こそ最強の武器

現状と目標の間にあるギャップこそが問題

これは自分の恩師であり、大学時代に所属していた研究室の教授に口酸っぱく言われていた言葉です。

この言葉から今回の問題を考えてみます。

工場の生産性を上げる事を目標とした場合、もちろん現状でも生産性が高い訳ですから問題はないように思えます。

しかし、利益を上げる事を目標とした場合はどうでしょう?生産性が高いことは確かですが、よく考えてみるとその工場では出荷遅れが多く、製品の在庫もたくさんあることが判明しました。

つまり、利益を上げる事を目標とした場合、そこにはお客様からの需要が存在するわけで、いくら生産性が高いからと言って需要に対する製品とは違う製品を優先的に生産したり、需要以上の製品を造りすぎて在庫を増やしても利益には繋がらないわけです。(逆に言えば製品価値分の損失を抱えていると思ってください)

私の勤める工場でも在庫は悪だと叩き込まれています。

この様に目標がすり替わると現状とのギャップ(問題)は見えてこないわけです。

・終わりに

長くなるので、今回はここまで実際にどんな分析をすればいいの?などは今後纏めていきたいと思います。

この本を読むと「改善しなきゃ、改善しなきゃ」という考えから視点を変えて、これをすることで会社としてどのような利益が出るんだ?と考えられるようになりました。

合コンで本当に「工場のお医者さん」と言っていいようになるのも遠くないですね。

ただ1つ忠告しておきますが、背伸びをしないのが1番ですよ。

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