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インフレに対抗する術はあるのか?

最近、モノの値段が高いですよね。
中には、「生活するのがやっと」
という人もいるかもしれません。

物価上昇のことを、
インフレーション(inflation)と言います。
文字通り、モノの価格が上がり、
支払うお金が相対的に増えることです。

そもそも、価格とは
どのように決まっているのかというと、
需要と供給のバランスが関係しています。

元来、価格を決める権利は
売り手側が握っています。
価格を高くすればするほど、
売り手は利益を得られますが、
その分だけ買う人が少なくなっていきます。

売り手は、先にコストをかけて
商品を製造しています。
価格を高くし過ぎると、
コストを回収できないリスクが高まり、
それが値下げ圧力となるのです。

一方、買い手側は商品・サービスを
購入するかどうかの決定権を握っています。
仮に「この価格は商品価値と釣り合っていない」
と感じたなら、買い手は「商品を買わない」
という選択をすることで、売り手に対抗できます。

今、ついている価格は、
いわば売り手と買い手の妥協点なのです。

ところで日本が長い間、
デフレ状態にあったことはご存じでしょう。
デフレーション(deflation)とは、
物価が下落すること。
インフレとは反対の状態のことです。

日本人は、他国に比べて
価格が値上がりすることに対する
抵抗感が強いと言われています。
確かに価格が下がれば、
買い手は支払うお金が少なくて済みます。

しかし、安くしないとモノが売れない状態は、
企業にとっては存続が難しい状態です。
モノが売れない以上、
企業はコスト回収のメドが立ちませんから、
極力、投資を避けようとします。

モノが売れなくなると、私たちにとっては
働き口が少なくなったり、
もらえる給料が少なくなったり、
といったデメリットがあります。

これまで、デフレが日本経済を悪くする
一因になっていたのは事実です。
しかし、この状況も変わりつつあります。
コロナやウクライナ危機をきっかけに、
日本でもインフレが
顕著になってきているのです。

今後の日本経済がどうなっていくのかは
依然、不透明ではありますが、
少なくとも、資産形成をしていく上で
インフレ対策を講じる必要があるのは
間違いないでしょう。


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HP:https://www.fangs-g.com

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