#34 散文「かわ」
天井一杯に敷き詰められた雲
滑り流れ着く先には何もないと知りながら
私も心も全てを風にまかして流れるままに
私にふきこまれた風でまだ少しばかり動ける気がした
私を繋ぎ止めるものは見えないもので
見ようとするものでもなくて
どうもそれには逆らえるものでもなくて
所有から抜け出す流れるもの
生きるとは流れること
死も流れること
もっと自然に、もっとも自然に
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天井一杯に敷き詰められた雲
滑り流れ着く先には何もないと知りながら
私も心も全てを風にまかして流れるままに
私にふきこまれた風でまだ少しばかり動ける気がした
私を繋ぎ止めるものは見えないもので
見ようとするものでもなくて
どうもそれには逆らえるものでもなくて
所有から抜け出す流れるもの
生きるとは流れること
死も流れること
もっと自然に、もっとも自然に
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