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メンバー紹介Vol.1 おむすび大好き侍 大塚正樹さん

こんにちは。ファンベースカンパニーの松田紀子です。

突然ですが、弊社は転職組しかいません。

ということは、みんな何かしら前職があったということ。

「前職の経験をファンベースの仕事でどう活かしていくのか?」

「そもそもなんで転職しようと思ったのか?」

という私個人の疑問を、メンバーにそのまんまぶつけたインタビュー企画第一弾。

初回は、私と同期入社・同級生の大塚正樹さんをご紹介します。

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●大塚正樹(1973年生まれ)
●2019年10月入社
●ニックネーム ハスキー(特徴あるハスキーボイスのため)
●趣味特技 浦和レッズが大好きで、年間応援席を24年間ずっと購入している。おむすびを食べ続け(コンビニ禁止!)、毎日食レポをnote「1000のおむすびを食す男」にて紹介。↓

(松田)私と同級生・同期入社のハスキー。今日はよろしくお願いします。まず前職のことを教えてください。

(ハ)前職は、セールスプロモーション(以下SP)の会社で、ゼネラルマネージャーをやってました。


SPっていうのは、店頭での売り方を考える仕事。POP広告、ディスプレイ、陳列、それを導入するプログラムを考えたりだとかキャンペーンを仕掛けたり。分野を狭めずあらゆることを幅広くやってました。

(松田)ハスキーは印刷物だとかノベルティを見ただけで、これはどこの工場で作ったかとか、原価はどのくらいかとか、だいたいわかるもんね。それすごい特殊技能。

(ハ)どの分野であろうとも、「知識の深さと広さを追及していく」、と思ってやってたの。それが信頼感や安心感になると思って。気が付いたら20年以上やってました。

(松田)一番印象に残っている仕事ってありますか?

(ハ)店頭での売り方って、AIDMA(アイドマ Attention(注意)Interest(関心)Desire(欲求)Memory(記憶)Desire(欲求) 広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを示した略語)の特にAI(注意、関心)を重要視してたんだけど、それではこの業界が成長しないと思ってて。その危機感から、ビッグデータと店頭プロモーションを組み合わせた事業を立ち上げました。今でも大手メーカーでマーケティング戦略や販売戦略の中心にしてもらっています。

(松田)もしかしてハスキー、その業界では伝説な人なんじゃない…?

(ハ)いやいや、全く無名ですw。でもプロモーショナルマーケター資格も取ったし、この20年間で、やれることはすべてやったかな、って。

(松)ハスキーが「ファンベース」って考え方に出会ったのはいつ頃なの?

(ハ)2011年に、宣伝会議主催で「販促会議賞(現販促コンペ)というビジネスコンテスト」があって、『Jリーグに共感してくれるファンを大切にし、そこからファンを広げていこう』っていう企画を出したら金賞をいただいて。ずっと浦和レッズファンだったから、ファンの力は大きいと思っていて、その観点から書いた企画書だったんだけど、それが今思えば、ファンベースの理論そのままだったなあ、と。

(ここにその企画書が埋め込まれています↓)

(松)じゃあ、ハスキー自身の体験から、「ファンベース」はおのずと身についていたんだ。

(ハ)どうだろう。そのときはうまく自覚してなかったけど。2011年の秋にさとなおさん(佐藤尚之)の著書、『明日のコミュニケーション』(アスキー新書)を読んで、「考えてたことと一緒だ!」と感激して。すぐにさとなおさんをフォローするようになって。

(これがハスキーが出会った一冊↓)

その後、「さとなおオープンラボ」というコミュニケーションデザインを学べるゼミを開いてるのを知り、参加させてもらいました(ラボ五期)。


(毎回応募の倍率がすごい超人気ラボ。弊社メンバーにも、このラボ卒業生が多くいます↓)


(松)さすが前進する男。ラボ卒業後は、仕事に「ファンベース」を生かしてた?

(ハ)うん。会社で勉強会したり、クライアントに説明したり、「ファンベースを語り続けるおじさん」という立ち位置で、あちこちに布教してた。その後出版された『ファンベース』(ちくま新書)も何十冊も買って、クライアントに配ったりして。

(これを読めば、だいたい弊社のやっていることがわかる一冊↓)

(松)学んだことを会社で活かせるいい環境にいたんだね。でもどうしてファンベースカンパニーに転職したの?

(ハ)ファンベースカンパニーを設立するって聞いた瞬間、「俺、ここで手をあげなかったら一生後悔する」って思って。

(松)それ、私と一緒w。

(ハ)でしょ? それまでにも、なんとなく「もっと広い視点で仕事したい」ってぼんやり思ってはいたけれど、のちのち「ファンベース」という考え方が世界に広がった姿を想像したときに、そこに自分がいないと超後悔すると思って。転職を決めました。

「常に成長しながら世の中の役に立つ」というのが自分の生きる方向性だと思っていて、そこに一番強いパワーで近づけるのがファンベースカンパニーの仕事かな、って思ってます。 

(松)人生の方向性と仕事がマッチしてるってありがたいことだよね。
ファンベースカンパニーで発揮していきたい「自分の強み」は何だと思う?

(ハ)う~ん、「何かと何かを結びつなげていく力(企業と企業、人と人)」かな? 多分うまくバランスをとりながら進めていけると思う。前職では、クライアント企業のやりたいことと協力企業の得意なところを、それこそ数百社レベルでつなぎ合わせたりしてたから。ファンベースの仕事って、俯瞰で冷静に物事をとらえる視点と、コアな部分で現場にはいり込む熱い視点と、両方必要だと思うんだけど、その訓練はできていると思います。

(松)確かに。熱量がないと、人を巻き込んだ大きな仕事はできないもんね。

(ハ)うまく物事が回っていくときのサイクルってあるじゃない?何かのきっかけで、人やことがかみ合って循環していく感じ。そういうのがすごく楽しい。でも、それは何かにチャレンジするというきっかけがないと、なかなか生まれない。チャレンジし続けることが大事だよね。

(松)ハスキーはいつも何かにチャレンジしてるように思えるけど、自分をどうやって奮い立たせているの?

(ハ)30代前半のとき、「ここがふんばりどき 言い訳しない」って意識する時があって。その時は仕事も家庭もすべてが大変で、動きたくても全くチャレンジする時間がとれなかった。残業帰りの深夜タクシーの中で、眠い目をこすりながら、歯を食いしばって本を読むのが精いっぱい。今はそれに比べると全然動ける。世の中には、動きたくても(チャレンジしたくても)動けない人がたくさんいる。その人たちの分も、今、動ける環境にいる人は動かなくてはいけないんだ。

(松)なんかだんだんハスキーが侍に見えてきたw。最後に、ファンベースカンパニーでやりたいことって何ですか?

(ハ)世の中に、ファンだとか好きだとかをあたりまえのように語れる世界を作ること。
社会人になってからはそういうのってなかなか言えないでしょう? うちの会社はみんな、まっすぐ「好き」を言い合っている。そこが本当に純粋で素晴らしい。それを大切にしたいし、そこを広げていくのがこの会社の役割じゃないか、って。


―取材を終えて、あらためて私は同僚&同期入社のハスキーを誇りに思いました。「言い訳しない」とか「動ける人が動けばいい」とか、「成長しながら人の役に立つ」とか、ホントにかっこいいなあ。しかもそれをちゃんと実践しているのがすごい。清廉潔白な会津藩士のような佇まいです。

ちなみに彼は現在、「おむすびに合うビール」の開発に携わっています。米とビールって合うの??活動内容は彼のnoteに詳しいので、ぜひ読んでみてくださいね!



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