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メンバー紹介VOL.20 -自分の道を歩み続けるエンジニア- 石田武士さん

こんにちは!ファンベースカンパニーの宮下菜穂子(キャン)です。
ファンベースカンパニーの「中の人」を紹介していく連載、第20弾はシステムアーキテクトの「ぶっしー」こと石田武士(いしだたけし)さんです!

ぶっしーさんはフリーランスのシステムアーキテクトとして、2020年の頭からファンベースカンパニーにジョインされ、ファンベース実践ウェブサービス『Fan道(ファンドウ)』や『ファンベース診断』などのシステム開発を担当中。
私はまだぶっしーさんと案件などでご一緒したことはないのですが、ときどき雑談タイムなどにお話するといろんな知識が次々と…!ちょっとミステリアスなぶっしーさんに今日はいろいろお話を聞いていきます~!

コーポレートサイトのメンバー紹介ページでは、猫ポーズいただきました!笑

石田 武士さん
●1979年生まれ
●前職:フリーランス(システムエンジニア)→アライドアーキテクツ→起業→現在
●ニックネーム:ぶっしー
●趣味:ボードゲーム、文房具集め、読書

キャン)今日はよろしくお願いしますー!
ぶっしーさんと言えば「猫」のイメージが一番に浮かびます。(上の写真のポーズも猫ポーズ♪)はじめにぶっしーさんが愛する猫さんとのお話を聞かせてください~。

ぶっしー)僕の育った環境は気付くと猫がいたので、猫がいないことが不自然なんですよ。子どもの頃、実家に一番多い時で20匹くらい猫がいて庭の栗林を走り回ったりしてました。だから一人暮らしをした時に猫の気配がないのが恐ろしい感じがして。結婚を機に妻が猫を連れてきたので猫のいる暮らしに戻った感じです。猫がいないことが不自然、考えられないという感じですね、笑。

キャン)おぉ、20匹!!すごいですね!
また猫さんと暮らせるようになって良かったですね~!!

ぶっしー)先代の猫は妻が連れてきて、今飼っている猫は保護猫カフェがコロナのタイミングに大変だった時に引き取った猫です。

ぶっしーさんの愛猫 かんなちゃん(かわいい♡)

キャン)ぶっしーさんは学生時代どんな学生だったんですか?

ぶっしー)高校時代は、考古学部という部活に所属してましたね。史跡を見に行くために山に登ったりしていたので体力が必要な部活で、僕は自主練でザックに砂を詰めて非常階段をのぼったり、下りたりしてましたね。

キャン)え!?登山部の練習ですか?笑

ぶっしー)僕は東京 多摩地域の山育ちなので、土日とかに一人で単独散歩をしたりするのも好きでした。僕が子どもの頃過ごした地域は、夕やけ小やけの里って呼ばれていて童謡「夕焼小焼」の景色がある場所だったんです。その地域で子ども時代を過ごして、どこにいっても山でした。

キャン)夕やけ小やけの景色を見て育ち、高校時代は考古学部に所属していたぶっしーさんが今のシステムアーキテクトのキャリアを歩まれるきっかけは何がきっかけだったんですか?

ぶっしー)一番初めは小学生の頃、家にパソコン(PC-9801RX←インターネットが一般に普及したWindows95より前のパソコン!)があって、『マイコンBASICマガジン』っていう当時のパソコン雑誌にソースコードがひたすら載っていて、それを打ち込むとゲームが遊べるみたいなプログラムをひたすら打ったりしてたからプログラミングというものに抵抗感がなかったんですよね。
大学では文学部日本文学科で民俗学を専攻して、伝承文学を学んでましたが、僕はあんまりいい学生じゃなかったんでバイトとかに明け暮れていて就職できないなって思って。じゃあ何がいいかと考えたときに、ああパソコン使えるなって。当時ホームページを作ったり、掲示板を作ったりして遊んでいたからプログラミングならできるかなと「あ」から順にIT関係の企業を探しました。
最初に見つかったのが会社の体をなしたフリーランスの集まりだったんです。それがキャリアのスタートです。

キャン)まずフリーランスのシステムエンジニアとしてスタートされたんですね!アライドアーキテクツにはいつ頃入られたんですか?
(※ファンベースカンパニーは野村ホールディングス、アライドアーキテクツ、佐藤尚之3者の合弁会社なのです。)

ぶっしー)30歳前まで約7年くらいフリーランスとしてやっていて、そのあとアライドアーキテクツに入社しました。
フリーランスから会社員になろうと思ったのは、自分ひとりのできることでは事業がスケールしないな、であればビジネスモデルをもってやっている会社に早めに入って事業をスケールさせていくのがきっと正しいだろうと思ったからです。「あ」から順に求人を見ていってウェブサービスをやっているところを探しました。

キャン)この時も「あ」から探していったんですね、笑。いいですね~!
そしてアライドアーキテクツへ!当時は創業から間もない頃でしたか?

ぶっしー)入社した当時アライドアーキテクツが創業して3年目でしたね。
楽しかったですね。だんだんと会社が大きくなるにつれて、いろいろな変化があるみたいな。会社が大きくなるってそういうことなのねと思ったりしていました。

キャン)創業間もない頃から会社の規模がどんどん大きくなって東証に上場したりと成長していくってなかなかできない経験ですよね。
アライドアーキテクツには何年くらいいらしたんですか?

ぶっしー)ちょうど10年ですね。入社したときに当時のアライドのCTO(最高技術責任者)から「ベンチャーっていうのは10年も20年もいるようなもんじゃなくて今、目いっぱいやるもんだと思うんだ」って言われていたんで。「じゃあうまくいこうがいくまいが10年にしよう」って思って、10年で辞めるっていうことは最初から決めていました

キャン)ぶっしーさんにとって「10年」はひとつの区切りだったんですね!
だんだん現在に近づいてきましたが、ぶっしーさんは『ファンベース』といつ出会ったんですか?

ぶっしー)アライドを辞めてから起業をして、その後いろいろあって数年後にフリーランスのシステムアーキテクトを再開したんです。
2019年の秋にアライドアーキテクツの中村さん(アライドアーキテクツ社長&ファンベースカンパニー副会長)から声がかかって「『ファンベース』って言葉知ってる?」っていうところからですね。
アライドアーキテクツ時代にウェブサービスのコンセプトを考える時、企業と人がメッセージングできるようにするだけだとユーザーからクレームばかりが届くようになってしまっても違うし、キャンペーンを打ってユーザーの数を増やすだけで本当にいいのか?どういう風にあるべきなのかね?という話をよくしていたんです。
僕が当時『グランズウェル』という本の信者だったゆえにそういう風な発言につながっていたと思うんですけど、僕自身が『ファン』という存在を信じているタイプの人であったから声がかかったのかなと。

キャン)『グランズウェル』はさとなおラボでも課題図書でした!

ぶっしー)ソーシャルマーケティングで「SNSで拡散する」って語られやすいと思うんですが、以前100人集まったら共同購入できるみたいなECが流行っていた頃、それに近しいものを作っていたことがあったんです。
その時Twitterなどで拡散されてもサイトが見られるだけで商品は全然買われなかったんですよね。一方で当時存在していた目的特化型のSNSなどには少数だけど非常に濃いつながりがあって、そういうところではコンバージョンレートが高いっていう実感があったんです。だから「ソーシャル」っていうけど「人と人とのつながり」なんだから、その「つながりの質」っていうのが非常に重要なんじゃないの?ってことを当時から中村さんとよく話をしていたんですよね。
中村さんから「前に言っていたようなことがここに理屈としてまとまっているぞ」と紹介されたのが『ファンベース』という本だった。それで中村さんに「この本は大変共感できる」っていうような話をしてファンベースカンパニーでのシステム開発にご一緒させていただくことになったんです。

↓ 会長のさとなおが2018年に出した『ファンベース』。ファンベースカンパニーに集うメンバーの人生を変えた1冊でもあります。

キャン)最後にぶっしーさんが今後「ファンベース」でこんなことやりたいと考えていることがあったらぜひ教えてください~!

ぶっしー)まずひとつは「ワイナリー」ですかね。(ぶっしーさんはワインもお好きで、以前日本のワインに関わるお仕事をされていたことも!)
日本のワイナリーさんってファンによって支えられている存在なんですよ。ファンから日本のワインがもっと広がっていって好循環が生まれると、もっと日本のワイナリーを取り巻く環境がよくなるんじゃないかと思ったりします。なので日本のワインのファンベースは今後やっていきたい部分ではあります。
あとは妻の実家の周辺が最近寂しくなっているんですけど、僕も将来そこに住む予定で地域を活性化させたいなという想いもあって。地域の活性化にはもちろんファンベースだけでなくたくさんの要素が必要だと思うんですが、それに向けて頑張っていきたいなと思います。

ワインを楽しむぶっしーさん(※コロナ以前に撮った写真をいただきました)

――
ぶっしーさんが自分の軸を持って歩み続けてこられたお話を伺いながら、あらためてファンベースカンパニーには『ファンベース』という共通言語のもと、いろんな経験をしてきた多彩なメンバーが集まっていることを感じました。
ファンも企業も社会もより楽しく、よりよくなっていくようにファンベースを公私にわたり活かしていきたいというぶっしーさん。これからもよろしくお願いします~!!

◆ファンベースカンパニーの「中の人」たちは、こちらのマガジンで読めます!


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