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コミュニティの進化と人間のニーズの階層
コミュニティの進化と人間のニーズの階層のイメージを図示してみました。
人間社会が単なる生存のための集まりから、価値観を共有する集団を経て、最終的には個人の成長と全体の調和が両立する理想的なコミュニティへと進化していく過程を描いています。
それぞれの段階で、人間のより高次のニーズが満たされていくというイメージです。
1. 原始的なコミュニティ(これまでのコミュニティ):
最初のコミュニティは「地縁」に基づいていました。
これは単純に場所によって結びついた集団で、生存と安全というマズローの階層の最下位のニーズに対応しています。
2. 発展するコミュニティ(これからのコミュニティ):
次に、人々は「志縁」によってつながり始めます。
これは共通の興味や価値観に基づくコミュニティです。
ここでは、所属感や自尊心といった、より高次のニーズが満たされます。
3. 理想的なコミュニティ(最終的なコミュニティ):
最終的に、最も進化したコミュニティの形として「自然」があります。
これは、個人の自己実現と他者への貢献が調和する状態を表しています。ここでは、マズロー理論の最上位にある自己実現や超越のニーズが満たされます。
これからのコミュニティは、本格的には、まだはじまったばかりだと言えそうです。
人々がいわゆる土着ではなくなったという意味においては、鉄道が整備され始めた頃からこれまでのコミュニティはその輪郭がぼやけはじめていました。
しかしながら、インターネットの普及によって同じ考え方、価値観の人たちが時空を越えて繋がれるようになって以降、コミュニティの意味が変わってきています。
そして、これからのコミュニティでは、これまでの地縁を「前提」とした仕組みはうまく機能しなくなる可能性があります。それは社会を構成する「前提」が変わるからです。
(少し大袈裟にいえば、これまでの国際法上の国や、国内法における自治体もそうかもしれません。これらの概念は「土地」がベースになった仕組みです。)
今、多くの人は思想や価値観で繋がろうとしています。
「文明の時代」から「文化の時代」へ…。
「所有の時代」から「シェアの時代」へ…。
という流れも、この「前提」の変化によるものかもしれません。
これらのことについては、機会をあらためて考えてみます。
※ 自然(じねん)とは
perplexityの回答:https://www.perplexity.ai/search/cJrCtjMZS2.3PruTtury6w
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