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ソウルで電車が通らない鉄道を歩く。 桜咲く。

2024年3月31日に弘大と新村の間のカフェでMeetingの待ち合わせ。
せっかくだから緑道公園のようなお気に入りの場所を通って歩いてみる。

すっかり桜が7分咲きでマイナス10度の寒かった頃とは道行く人々の賑わいが違う。


上の陸橋から見下ろす

京義線森の道公園


京義線は1900年代初頭、当時龍山と新義州を結ぶ鉄道だった。
2000年代に入って龍山-加佐を連結する龍山線区間が地下化され、残った地上鉄道は都市再生事業の一環として市民のための避難所に変貌した。

そうして2016年誕生した京義線森道の総長は約6.3km。
孝昌公園前駅から加佐駅まで都心の間に森の道が伸びている。

二重公徳洞から延南洞までの区間が麻浦区に属する。公徳駅付近から始まり、閑静な住宅街の間に出た塩里洞・大興洞区間(920m)を過ぎると「京義線の本通り」を含む区間(370m)、続いて「セントラルパーク」と呼ばれる延南洞区間(1.3km)に到達する。

ここまでまっすぐ1時間余り歩いたら時計の存在を忘れてもいい。森の道の横に枝のように伸びた延南洞路地には感覚的なカフェと異色工房が並ぶ。


線路で遊ぶこどもたち
陸橋の下にはアート

文化の発祥地『テンテン通り』


京義線森の道を横切る臥牛山路32道は『テンテン通り』と呼ばれる。
カンカンという踏切の音をもじった名称

音楽と美術に代表される弘大文化の発祥地として知られるこの街に
この『テンテン通り』には国内のインディーズ初代層が練習していた粗末な倉庫と空腹の芸術家たちの作業室が多く残っている
今も『テンテン通り』周辺には貧しい芸術家たちと学生たちが青春を悩みながら酒を呑んでいた古びた飲食店が残って昔の姿を思い起こさせる。
※画像文より



テンテン通り説明


日帝時代を彷彿させるオブジェ

物語のある道 ソウルで最も長い公園

都市再生プロジェクト。2009年から公園造成を開始し、
京義線森の道に存在する鉄道はその歴史が110年に達する。大韓帝国期(1897-1910)高宗皇帝が意欲的に推進した都市近代化事業の一環として、

1906年4月3日から龍山と新義州の間に建設された後、日帝時代(併合統治)に資源運搬としても使われた。解放後、ソウル西部地域の乗客と貨物を運び産業化に貢献。今はレールだけの姿を残す。

京義線森の道はこのような長い鉄道を取り除くのではなく、その跡をそのまま生かし、周辺を人工池や草などで飾って公園に再生させる作業を通じて誕生したもの。

2016年5月21日に全区間が完工。
今や、ソウルのセントラルパークとして機能しているようだ。

通りにはカフェやワインを愉しめる店舗が連なり
その緑道や鉄道風景を楽しみながら語らいができる場所が多くある


こんなに素敵な場所は一人で来て
お散歩しながら一息ついてカフェでくつろいだり
夕焼けのなかでワインやビール、マッコリでほろ酔いになったら気分がすごくいい

さて、陸橋から上がってすぐのカフェで
待ち合わせしたMeetingに行こう
のんびりし過ぎた散歩はおわり😊

さいごに
この素敵な場所を桜が咲いている間にLiveしたいと思いつつ
1年たとうとしている



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