チンチリレンといえば、長唄「京鹿子娘道成寺」や「吉原雀」で使われる、支度のためのツナギの合方です。
合方というのは、歌がない、伴奏だけの部分、現代曲でいうところの、「間奏」にあたります。
そのチンチリレンの合方には、唄があるというのを昔聞いたことがありましたので,改めて調べてみました。
すると、チンチリレンの替え歌は、東明流の創始者・平岡吟舟が座興で作ったそうで、これを杵屋栄蔵が手元に保管していたことがわかりました。
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ここでは、その歌詞を紹介いたします。
さいごの「くたびれた」に、「トチチン トン シャン」と,ルビが打たれてありました。
考えるに,2杯(同じ旋律を2回繰り返す)するのではないかと思いますが,実際、メロディに歌詞をあてはめていくと、ハマりがわからない部分もあり、判然としません。
歌詞のハマりはのちの課題としまして、今回は、珍しい、チンチリレンの替え歌の全貌をお送りしました。