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ICLを検討してやめた話①

レーシックに続く視力矯正手術として昨今人気のICL。
友人から紹介を受け、無料カウンセリングに行ったものの、手術をやめることにした顛末を記そうと思います。

ICL、レーシックを受けようか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。


私の眼事情

現在32歳の主婦です。
10歳頃からメガネをかけ始め、中学入学と同時にコンタクトをつけ始めたので、かれこれ20年近くは視力矯正生活を送っています。

使用コンタクト(乱視用)の度数は
右:PWR(度数) -3.50 CYL(乱視度数) -0.75
左:PWR(度数) -4.00 CYL(乱視度数) -1.25

メガネはあまり好きではないので起きた直後から寝る直前までコンタクトをつけています。
それ以外に特に目のトラブルはありません。

ICLを受けようと思った理由

1番の理由は、ずばり楽したいからです。
コンタクトをつけたり外したり消毒したり、レンズや保存液が無くなる前に買い足したり…
もう慣れたこととはいえめんどくさいです。やらなくていいならやりたくないです。旅行のときも荷物が減りますしね。

あとは万が一災害が起きた場合、もしコンタクトもメガネも手元に無かったら。裸眼で見えないというのは不便であり命にさえ関わってくることだと思ったのも理由の一つです。

レーシックが流行っていた時は角膜を削るのってなんか怖いし、失敗した例もよく聞く気がしてあんまり興味がなかったのですが、ICLはレンズを入れるだけなので可逆性もあり、芸能人などでも実際に手術を受けている人も増えてきていることから、検討してみようと思いました。

ですが、この「手術を受けたい理由」はかなり重要です。そこに関しては追々書かせていただきます。

病院選び

私の場合、某大手クリニックでICLを受けた友人がいたので、その病院を紹介してもらうことにしました。
一応自分でもネットで他の病院も調べてみて、ICLのエキスパートの院長がいる個人病院も検討したのですが、大手より手術代が高いし、ICLはちょっと切ってレンズを入れるだけなのでそこまで高い技術を求めなくて良いのでは?大手の方が件数は多くやっているだろうし。と思い、友人も手術に満足しているようなので、その某大手クリニックで無料カウンセリングを申し込みました。

カウンセリングまで

無料カウンセリングの予約はネット上でして、そのあと病院から電話がかかってきて注意事項の説明や日時の決定がされました。
カウンセリングといっても、内容は手術に適応があるかの検査がメインになるので、正しく検査をするためカウンセリング前の1週間はコンタクト使用禁止と言われました。
これが地味に辛かったです。
乱視がなく近視だけの人は2、3日くらいの禁止期間で済むみたいです。

カウンセリング(適応検査)

カウンセリング当日は気球を見たり風で眼圧測ったりといったおなじみの機械の他にも、ワープホールみたいな光の輪を覗いたり、目の写真を撮ったり、色々な種類の検査がありました。
中でも視力検査はかなり細かく丁寧にやってくれた印象で、そこでスタッフの方から「もしかしたらICLに向いてないかも」(意訳)的なことを言われます。

 ICLよりレーシックが向いてる?

視力検査の結果、私の眼は近視の度合いの割に乱視が強いとのことでした。
普段使用しているコンタクトの乱視度数は軽〜中程度乱視の範疇でしたが、実は強度乱視の範囲だったようです。

実際に視力検査用のメガネ(レンズいっぱい入れるやつ)で近視のみの矯正、乱視も足した矯正を比べたところ、前者ではメガネをかけていない状態に近しいくらい視界がぼやけていました。

また、乱視矯正のレンズを少し回転させただけでも、車の運転はできないくらいのぼやけが生じました。

ICLはレンズを虹彩の中に入れ込み固定する手術ですが、稀にレンズが回転することがあるそうです。
近視のみのレンズであれば回転しても見え方にあまり影響は無いようですが、乱視用レンズは厚みが均一ではないので、乱視度数が強いほど少し回転しただけでも見えにくさが生じてしまうとのことでした。

回転してしまった場合位置調整の手術が可能とのことでしたが、位置を直しても何度も回転してしまう人もいるので、もしかしたらレーシックで視力矯正をする方がいいかもと言われました。

もう絶対ICLを受けるつもりで、前金の準備もしてきているのに、まさかのレーシック…?ということで、ちょっとがっかりしました。
ですがこの時点では「まぁレーシックで矯正できるならそれでもいいかも。ICLよりは安いし、昔より技術も進歩してるでしょ。」くらいに思っていたので、視力矯正手術自体は諦めてはいませんでした。


長くなるので次回に続きます。





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