見出し画像

トリップ旅行


 紫の月光の元
 銀の鱗粉を舌先に乗せて目を綴じれば

 いつだって跳べるだろう
 どこまでも飛べるだろう
 
 苦楽に苛まされ
 苦境を打開できるなんて、できっこないさ。
 だから
 さぁぶっ飛ぼう
 理性の向こうまで
 理屈の果てまで
 緑色の波が見えるかい
 さぁ、ぶっ翔ぼうぜ。

 世界の果て
 銀河の終わりまで
 七色の一輪車に乗って
 さぁ、旅立とうぜ。

 終わりは視えてるだろう?
 淀んだ空気と、粘りつく浮世のしがらみを棄てた俺等なら
 キットもっと高く飛べるはずだよな。

 さぁ翔ぼうぜ。夢の果てまで。


 
 
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?